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夏の休暇が来る度に、幼い頃から高祖父の代から所有する別荘に行く。昔は両親も一緒に行っていたが、仕事が忙しく避暑等と言ってられない彼らに代わり、私一人があの大きな別荘を使っている。今年の夏もあの別荘に行くことにしていた私は今年こそゾルディック家の門をこの目で見ようれた心に決めていた。幼い頃は悪いことをすると「ゾルディック家の者がやってきて目を取られるぞ」と祖父や父に脅かされ、泣かされたものだ。今だに少しトラウマになっているが、今年こそはこの目で門を見て、そして一つ大人になってくる!それだけだったのに。



「君のことが好きだ!俺の妻になってくれ!」



突然私の手を掴み、求婚してきた男性こそゼノ=ゾルディックだった。