『これで5ゲーム目ですよー光くーん』
「話しかけんといてください」
テレビ画面を睨み付けながらこちらをちらりとも見ない光に苦笑い。
今まで4ゲームやってうちの全勝。
もはやここまでくると1勝くらいさせてやるか、という親のような気持ちになってくる。
『(次決めればいいもんな…うりゃ)あっやっべ!!!』
わざと消せるぷよを違う色に変えて置き、ギリギリまで積み上げていた私はあっという間に画面がぷよで埋まりばたんきゅー…ゲームオーバーだ。
『ま、まぁどんな達人でもミスはあるよな…じゃ気ぃ取り直して第6ゲーム「誰が“5ゲーム先に勝った方が勝ち”って言いました?」
『はっ…?』
「“第5ゲーム目勝った方が勝ち”っすわ」
『はぁあああっ!?い、いやだって光さっきっ…』
「俺は“5ゲーム”としか言うとりませんよ?」
『うっ…だ、だってそんなん普通に考えておかしいじゃんかっ!』
「ちゃんとルールの詳細決めへん蓮さんが悪いっすわ」
ニヤリ、とドSチックに笑うこいつはやはり間違えなく天才だ。卑怯だが。
「さぁて、何してもらいましょうか」
『…金はないぞ何回でも言うが』
「金はえぇですって…せや、コンビニで善哉買うて来てください。金出しますんで」
『…え』
「…何すかその顔は」
『い、いや何でも…じゃ行ってきまーす』
光から金を受け取り、コンビニへ走る。
『(ドSにしては割りと緩い命令だったな…結構覚悟してたんに)』
いやパシリも冷静に考えたら酷いけども。
けど、光の可愛い一面見れたんだからこのくらい安いモンか。
『(いつかまた勝負しよーっと)』
ちゃんと公平なルールを詳細まで決めて。
(…部長、遠くから蓮さん越しに睨むん止めてください)
(あ、バレとった?)
(バレバレっすわ…(部長おらへんかったらもっとすごいこと命令したんに))
晄さんへの相互記念にリクいただいたほのぼの短編ですが…
これ、ほのぼのでしょうかww
?マークしか浮かばないww
財前可愛いなオイで終わりな気がwwこんなgdgdのですみませんorz
改めて相互ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
*competitive=負けん気強い
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