「ホンマすごいて蓮っ…そんな特技あったんやなっ!」
『…フッまだまだ序ノ口やで』
パッと足をカゴからサドル部に伸びている棒?の辺りに引っかけ、そのまま立ち上がり、右足を上げバランスをとったまま走る。
『どやぁああああっ!!!!』
「おおおおおおおおっっ!!!!!」
伊達にこの十数年間チャリを愛用してないからね。
いつのまにかこんなよくわかんないすご技を身につけた。
その後もひたすらけにゃのキラキラ視線に負け、サーカス芸並みのチャリ技を披露し続けた。
「…何でそんなTSUTAYA行っただけで汗だくなんすか」
普段運動しない万年文化部が調子に乗りました。額から汗ダラダラで帰宅しました。
『ちょ、ちょいハッスルしすぎた…足つりかけたぞ』
「?何すかそれ…」
「いやっ光は甘いで!!!」
「はい?」
「今日の蓮めっちゃカッコよかったんやでっ!!!俺もあんなんできるようなりたいわーっ!」
相変わらずキラキラした目でこちらを見てくるけにゃ。
「落ち着いたら一緒にガキ使見よ、蓮!」
『っ…!』
何 だ こ の 天 使 は
結果勉強しろと言うことも忘れ、光を混ぜた3人でガキ使見て爆笑した。
今日の日記:私はけにゃに甘い
例のチャリ上Y字バランスもどき、私できるんです←
何やかんやで蓮さんはけにゃのピュアさに甘い。
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