戦いは終わった。
和解という形を取るにはあまりにも大きな犠牲を取ったが、それでも自分たちは助かったのだ。あいつの残そうとしたものをおれたちは守ることが出来たのだ。キャゼルヌはそれだけで充分だと思う。
きっと、大変なのはこれからだ。
ほら、鳴り響く電話に、続く足音が聞こえる。
今更、
終わってしまった
モノの大きさを
知る
ヤンよ、大変なことに巻き込んでくれたらしいな、おまけに先に行きよって。
キャゼルヌは空を見上げて、苦笑した。
* お題・よもやま話さま
SSにもなりきっていませんが、お許し下さい。キャゼルヌ先輩が苦笑しているのがすごく好きです。
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