阿部君の場合


あ、阿部くん、だ…阿部くん怖いから苦手なんだよね…。
 
「なんだよ。オレとじゃ、嫌だってことかよ。」
 
「い、いえ、滅相もございません。光栄に思っておりますです、はい。」
 
 
ひいい。阿部くん凄い怖いよ、怒ってるよ!!
 
「……。」
 
「……。」
 
 
ほら、阿部くんなんでか分かんないけど睨んでるし。 
 
あれ、もしかしなくてもオレ嫌われてるのか?
 
いや、でもオレはアイツに何もしてないし…それにしても涙目で上目使いって…反則だろ
 
 
阿部くんはこれでも純情?さんらしいです。
 
 
 
「じゃ、じゃあ、さっさと終わらすぞ」
 
「う、うん」
 
 
モグモグ…
 
 
お、以外とおいしー… 
 
「ギブッ!!ちょ、く、苦しい!」
 
「おわっ、わ、わりぃ…桜井」
 
 
 
(ディッ、ディープキス!?)
(もしかして初めてだったりしてな)
(そ、そうですけど?なにか?)
(べ、別に!?)

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -