ツンデレな彼

「いずみんってさぁー」
 
「んー?」
 
「ツンデレだよねー」
 
「はぁ!?」
 
「ちょっと。何でイスから盛大に倒れるのよ?」
 
「あまねが変なこと言うからだろ!」
 
「えー、何で?これじゃあ、あたしが悪いみたいじゃん」
 
「あまねが悪いんだろ?」
 
「すみませんねえ…ちっ、オレ様何様泉様め」
 
「何か言ったか?」
 
「イエ、ナニモイッテマセンヨ?」
 
「何でカタコトなんだよ、しかも疑問系だし…じゃなくてツンデレってなんだよ?」
 
「えーとね、いつもはツンツンしてて、ある一定の条件でデレーってしちゃうことなのだよ」
 
「ほう…それがオレの何処にあてはまるって?ん?」 
顔は笑ってるけど目が怒ってるよ。
 
「、!(怒られるっ)」

ちゅう。
 
「いずみん、あの、これは?」
 
「いずみんゆーな。」
 
「孝介?今さっきのは?」 
「、っなんでもねーよ、馬鹿」
 
ツンデレな彼。
 
(ほーら、いずみんっこれがツンデレだよっ)
(んなっ!?…そういう割にはあまねの顔、真っ赤だぜ?)
(あ、あたしは別にいいんだもーん)

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