「遥……凄いな。後ろも濡らしてる」 「っ!」 遥のかわいい遥の、もっと奥まった場所。そこを指でつつくと、くちゅんと水音がした。ひくりと震えたそこに蜜を馴染ませて、中指をゆっくりと沈み込ませる。遥がシーツを掴み、びくんと仰け反った。 「やっ、そ……んな、うごかさ……ぁあ!」 「ローション要らないっぽいな。ここ、溢れてくる」 にゅくにゅくと中の指を抜き差ししながら、かわいい遥の先端を円く撫でる。依然、とろりと透明な蜜が遥をつたってこぼれてきた。弱いところを同時に責められて、遥は陸に上がった魚よろしくはくはくと口を開けている。一度イかせてあげたほうがいいのかな。そう思って、指でぐちゅぐちゅと内部をかき回してみた。 「ひあぁっ……あ、あっ、も、やぁ……でる…っ、あぁあっ!」 ぎゅっと目をつむり、口を半開きにして絶頂に喘ぐ姿は、ごくりと生唾を飲みこむくらい色気があった。これがちょっと前まで、ぴしりとスーツを着込んで大学の教壇にいた姿なんだと思うと興奮する。 「イったからかな。中、柔らかくなったな」 「んぁ!」 達したせいで余分な力が抜けたのか、そこは増やした指を押し込んでもすんなり受け止める。それでも、きゅうっと締めつけて指を欲しがってくるのだからたまらない。つくづく淫乱に育ったなと妙な充実感を覚えた。 「ここ……熱くて溶かされそう。入れたら凄く気持ちいいだろうな」 って言ったら、想像したのかな。遥は真っ赤な顔を俯かせて、ぎゅっと俺の指を奥に引き込んでくる。 「もう、ほしい? ほら…答えて」 「んな……だれが、いうか…っ」 予想通りの反応に苦笑して、こっちに訊いてるんだよ、と指を出し入れする。奥のほうがきゅうう、と健気に収縮した。 「ぅあっ」 「遥はこっちのお口のほうが素直だからな。そろそろ俺も入りたいし」 指を抜いて、ひくひくと小刻みに震えるそこに俺の俺をあてがう。触れた途端に、ひくつくそこがぴたりと密着してきた。 「ゆっくりするからね」 「あ…っ、ぁあ……!」 ぬぷん、と先端をぬかるみに沈ませると、遥がシーツをきつく握って刺激に耐えようとする。俺の形に広がるそこを満足げに見つめて、残りを埋めるべく腰を進めていく。イったばかりのかわいい遥は、もう軽く芯を持っていた。 「はぁ、凄い……きついけど、とろとろで気持ちい…」 熱に浮かされたような声で囁けば、遥が大げさなくらいびくびくと腰を跳ねさせる。その腰をしっかり固定して、うねる遥の中にぐいっと根元まで押し込んだ。 「んあぁ!」 もしかすると、その刺激で遥は軽くイったのかもしれない。かわいい遥がぴゅくりと白濁をこぼしていた。 「や……あっ、うごく、な…っ」 気持ちがいいのかよすぎるのか、とろけた表情で懇願してくる遥は最高にエロくてかわいい。何そのもう許してな顔。まだ何もしてないのに。むくむくと、いじめたい気持ちが湧き上がってくる。 「遥の中、きゅんきゅん締めつけてきて気持ちいいよ」 「あ、や、うごかすな、って……あぁっ」 ずん、と奥まで突き上げてやれば、既に許容量限界のかわいい遥がびくびくと揺れる。またイっちゃいそうだけど、我慢させるのは酷だから放っておいてあげよう。 「遥も、何だかんだで溜まってたんだろ…? 試験中に、ほんとは…えっちなこと考えたり、してたんじゃないのか?」 太腿を押さえて腰を打ち込みながら、わざと淫靡な台詞で遥を煽る。遥はしっかり言葉にも感じているみたいで、首を振ったけど下の口は俺に絡みつくばかりだ。 「しっ…してない、おれ、は……あぁあっ」 「なに? ちゃんと言ってくれないとわかんないよ」 弱い場所を先端で突いて、意地悪な言葉を投げかける。喘ぐのに精一杯で、まともに喋れないってわかってるけど。 「ぁんっ……おれ…は、やぁ…っ、しごと、だけ…して…ひぅっ」 「そっか、えらかったね。じゃあたっぷりご褒美あげなきゃ」 ぶるりと跳ねた腰を掴んで、ぐちゃぐちゃに打ちつけていく。絶頂が近いみたいで、何度も遥がシーツの上で身悶える。俺が覆い被さるようにすると、浮いた腰がぴったりと密着して余計に感じるらしい。 「んあぁ! やっ、そこ、やめ……っ、へんに、なる…!」 「ん…っ、変になることしてるんだから、当たり前だろ。俺の熱いの、ほしくてたまらないくせに…」 絡みつく粘膜を擦り上げて、疼いているそこをかき回す。半開きの唇に唇を押しつけ、ひたすらに舌を貪った。 「ん、ふぅ…やぁ……っ、も……だめっ、だめ……!」 「何がだめなの? はぁ……中に出すから、ちゃんと受け止めてね」 やがて遥が四肢をがくがくと震わせてイくと、俺も強い締めつけに合わせて欲を吐き出す。奥へと注がれる感覚に、遥が甘い吐息を漏らした。 「千五百円」 「へ……?」 翌日。 手のひらを突き出して言い放った遥に、俺は首を傾げた。 「なんのこと?」 そう言った途端に、遥の眉間のしわが深くなる。これは相当機嫌が悪いらしい。 「ふざけるな。クリーニング代だ」 「ああ、なるほど」 結局あの後は繰り返しちゅっちゅしまくったから、先に脱いだジャケットはともかく、シャツとスラックスはかなり凄い状態になっていた。で、俺にクリーニング代を請求してきたと。 「でもさ、もうちょっとで昨日の給料入るんだろ? だからそれで……あ、いや…すみません…」 胸ぐらを掴まれて、鬼のような表情で脅されては仕方ない。まぁもともと俺が悪いんだしな。俺は素直にポケットから財布を出して遥に渡した。 「その代わり…また着てな。スーツ」 千五百円を抜き取っている背中に声をかける。残念ながら返事はなく、汚いものを見るような目で睨まれた。 いいんだ、そんなところも好きだから。 ↑main ×
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