:: お月見/湊遥+凌かり
2013.09.19 (Thu) 23:03

・湊遥


湊「遥ー、団子食べる?」

遥「ん」

湊「何個?」

遥「…1個でいい;」

湊「じゃああと14個は俺のか」

遥「(14……;)」

湊「なんてな。さすがに多いから明日ルシにでもあげるかな」

遥「(もぐもぐ)」

湊「ね、おいしい? ちゃんと作ったんだけど」

遥「作った……!?(゜д゜)」

湊「うん、今朝からこつこつと。生地もあんこも」

遥「………;」

湊「守山に作り方教えてもらったんだ。あいつはかりんくんと作ったんだろうなー」

遥「ん」

湊「せっかくだから窓際で食べよー」

ベランダへ

湊「満月だな」

遥「ああ」

湊「あっ、お供え物のリンゴ剥くから待ってて。ぶどうも食べていいから。よいしょ……はい、あーん」

遥「するな( ̄_ ̄#)」

湊「ええー。いいじゃん、あーんっ」

遥「……///」

湊「かわいー(抱)」

遥「やめろっ」

湊「……あのさ、遥」

遥「?」

湊「月、綺麗だな」

遥「まぁ……」

湊「んー、やっぱりな(笑)」

遥「は?」

湊「通じないなーと思って」

遥「何がだ」

湊「なんでもなーい^^」



・凌かり

か「わぁ、お月様のおかげで十分明るいですね^^」

凌「そうだな。部屋の明かりがなくてもいいくらいだ」

か「はい、今日はこの明かりだけで眠ってみたいですね」

凌「ああ。そろそろ食べるか?」

か「そうですね、お団子お団子……お皿持ってきます」

凌「すまないな」

か「いいえ。お団子、ほとんど先輩が作ってくれましたし」

凌「お前も手伝っただろう。包むのは俺よりずっと巧かったぞ」

か「えへへ、ありがとうございます。梨剥きますね」

凌「そういえば……昔、月にうさぎがいる話をしたが覚えているか?」

か「覚えてますよ。僕、うさぎさんにお手紙書きましたから」

凌「ススキや萩と一緒に手紙を飾ったな。懐かしい」

か「はい。大切な思い出です」

凌「その時の写真もまだ残っているからな」

か「なんだか恥ずかしいです(笑)」

凌「そうか?」

か「ええ(´`*)」

凌「月見か……こんな月なら酒がうまいのかもしれないが、あいにく縁がないな」

か「夏風さんはワインとか飲んでるかもしれませんね(笑)」

凌「あれは…酒より酒を飲んでいる自分が好きなだけだ(´`)」

か「あはは(笑)」

凌「お前はいいのか。飲めるなら飲んでも構わないぞ」

か「いいんです。僕は先輩と、烏龍茶で乾杯したいので」

凌「……そうか。俺は幸せ者だな」

か「僕も幸せですよ?^^」

***
お月見お月見。佳奈子が受っこ二人にバニー(うさぎ)強制させそうだ。

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