:: なつ+はる 初対面U
2013.09.18 (Wed) 00:15

遥「はぁ……(まさか四コマまでこいつと一緒なんて…)」

翼「うん、今日もたくさん学んだな。あっ、君は帰るのかい?」

遥「ああ」

翼「も、もう少し一緒にいてくれないか。それにさっきの返事も……(*´Д`)」

遥「無理だ」

翼「どっちの!?(OoO;)」

遥「どっちも無理だ」

翼「Σ(゜д゜ll)ガーン」

ブーブー(携帯)

遥「! おい、さっきメールって…」

湊『ごめんごめん、やっぱり声が聞きたくなっちゃってさ、てへ(/ω`*)』

遥「ばっ…馬鹿だろ……///」

湊『だって寂しいんだもん』

遥「………馬鹿///」

湊『はいはい^^ それはそうと、待ち合わせどこにしよっか。食堂の前とかでいい?』

遥「ん」

湊『わかったー。じゃあな』

プチッ

翼「あっ、どこに行くんだ!(泣)」

遥「帰る」

翼「待ってくれ! もうちょっとだけぇっ(´;ω;`)」

遥「うるさい。ついて来るな」

てくてく

湊「あ、遥ー! ……ん?」

翼「Σ君は! 小宮湊じゃないか」

湊「えーと…誰?;」

翼「私は薬学部一年の夏風翼だ(`・ω・´)キリッ」

湊「は!? え、夏風ってあの……」

遥「知り合いか」

湊「いやいやいや! 夏風って言ったら財閥だろ!? おぼっちゃんじゃん」

遥「はぁ!?」

翼「ふふん、そうとも。夏風家長男の私が跡継ぎになるのだ」

湊「へー。夏風家って揃いも揃ってこんな馬鹿みたいな奴じゃないよな?」

翼「誰が馬鹿だ!(`д´)」

湊「名前も馬鹿で頭も馬鹿だろ」

翼「馬鹿を連呼するな!」

湊「んで? なんでおぼっちゃんと遥が一緒にいるわけ?」

遥「知るか」

翼「知るかじゃないいい! 君に交際を申し込んだからだろう!」

湊「え?」

遥「Σはっ」

湊「交際? は? どういうこと?」

翼「私は君を見た瞬間に運命を感じたんだ。美しく可憐な君を我が恋人にし……Σぐはぉあっ!」

湊「おい成金。ふざけたこと抜かすとてめーの前髪引っこ抜いてキーホルダーにすんぞ」

翼「嫌だあっ、やめろ無礼者! うわあぁんっ(泣)」

遥「………;」

湊「誰がてめーなんかに遥を譲らなきゃならねーんだよさっさと消えろナルシ野郎」

翼「私だって貴様に屈するものか! 彼女は私のものだああっ」

湊「……ん?」

遥「……ん?」

翼「な、なんだい;」

湊「……今なんて言った? 彼女?」

翼「彼女は彼女だろう! こんな可憐な女性が…」

遥「俺は男だ(怒)」

翼「………………………………………………なんだって?(汗)」

湊「いや、そりゃ確かにパーカーとジーンズじゃわかりにくいだろうけどさ、普通に言葉遣いだって男だろ」

翼「ちょっと乱暴なだけかと思ったんだ! 髪だって肌だって美しいし、顔立ちも女性らしかったし!(泣)」

遥「……( ̄_ ̄)」

湊「まぁまぁ、怒るなよ遥」←さっきまで暴言吐きまくってた人

翼「ぐすっ……女神に出会えたと思ったのに……っ(´;ω;`)」

湊「いろいろ言って悪かったな(´∀`)」

翼「やめろぉ! そんな哀れみを含んだ目で見るなぁ!(/Д\)」

湊「計り知れないショックだろうなと思って(笑)」

翼「傷口に塩を塗るような真似して君っ、まだ恨んでるのか!?」

遥「はぁ」

湊「あはは、遥も災難だったな。でもよかったじゃん、誤解で」

遥「……まぁ」

翼「うっうっ……桜井ぃ(泣)」

遥「(ずざざっ)」←後ずさり

翼「待ってくれ! ちゃ、ちゃんと謝るからっ……ぐすっ、せめて友達になってくれないかっ」

遥「友達……」

翼「君の気分を著しく害したことは謝る。だからっ……ふえぇ、友達になってくれぇ…(´;ω;`)」

湊「どうするんだ?」

遥「……別に構わない」

翼「ほ、本当かい! うわああぁんっ(泣)」

湊「よく泣く奴だな」

翼「友達だぁ! 榊(執事)も褒めてくれるぞぉっ」

湊「あーはいはい。よかったな」

遥「嫌そうだな」

湊「だってこいつめんどくさそうだし」

翼「なんで君はそうやって私をいじめるんだぁ! 全然性格良くないじゃないかぁっ」

湊「うっさいナルシ」

翼「ふえぇえん桜井ぃ!」

湊「遥に近寄んな触んな叩き潰すぞ」

遥「おい」

湊「え、なになに? 今日の夕飯は唐揚げがいいのかなっ、てへ!(/ω`*)」

遥「…………;」


***
湊の腹黒さまで知ってしまった遥でした〜

prev|↑Log|next

↑main
×
- ナノ -