:: バランスボール
2013.10.07 (Mon) 02:08

佳「あっ、これバランスボールじゃん!」

湊「ああ、なんだっけそれ。くじ引きかなんかで当てたんだったかな」

遥「ん」

湊「でも俺も遥も使わないから、しばらく物置に置きっぱなしだったんだな」

佳「えー、もったいない。あたしもらっちゃおうかなぁ」

湊「いいけど、置くスペースあるのか?」

佳「片づければあるわよっ、たぶん」

翼「おお、これがバランスボールかい。ちょっと乗ってみたいな」

佳「ほら、座りなさいって。で、手足を浮かす! 腰を支点にする!」

ドテッ

翼「Σぎゃっ!」

湊「後ろにひっくり返る馬鹿いるかよ(笑)」

佳「せめて前に転びなさいよ、一階の人に迷惑でしょ(´ε`)」

翼「早く言いたまえよ!(/Д\)」

佳「じゃあ次あたし乗ろ〜」

ストン

佳「何よ、簡単じゃない」

翼「な、何故だ! 手はともかく、足を浮かせると転ぶぞ!」

湊「支点が広いからだろ」

遥「?」

湊「だから、男より女のほうが腰が…Σぐふっ!」

佳「何が言いたいのよ? ぁあ?(^ω^#)」

湊「別にルシの腰がどうってわけじゃないだろ! 一般的な話をしたまででっ(泣)」

佳「うっさいわぁぁ!」

翼「まぁまぁ。なら小宮がやってみればいいだろう」

佳「こいつができないわけないでしょーが。あーつまんない( ´_ゝ`)」

湊「俺、あの上で正座もできるよ」

翼「なんだと!?」

佳「遥ちゃんは? ね、乗ってみせてよ〜(^ω^)」

遥「い、いや……;」

湊「遥はバランス感覚がかわいいからな〜」

ドスッ

遥「うるさい!」

佳「あら、意外だわ」

湊「片足上げて立ってるとすぐふらふらするしな」

遥「う……」

湊「ほらほら、俺の手掴んでいいから」

遥「いらないっ」

よろっ

湊「ちょ、危なっ」

がしっ

佳「あ、いいこと思いついた」

湊「ん?」

佳「あんたがバランスボールに座って、その上に遥ちゃんが座れば?」

翼「無理だろう!;」

湊「その発想はなかった」

佳「どこのタグよ」

湊「遥、いったん下りて」

遥「誰がやるかっ///」

湊「なに照れてんの? かわいいな。お姫様抱っこにする?」

遥「しない!///」

翼「というか…もし倒れた時のことを考えるとそれは危険だろう」

佳「小宮なら自分が下敷きになっても遥ちゃん守るわよ( ´_ゝ`)」

湊「ほら、おいでー。ん? バランス的に後ろから抱っこするより向かい合わせで座ったほうがいいか?」

遥「(/Д\//)!」

湊「あれぇ? なに考えてんの?( ´艸`)」

佳「あー、なんか体位っぽいもんね」

翼「おいやめろ!(/Д\)」

湊「じゃあやっぱ姫抱きにしとこう。よいしょ」

遥「おい!///」

湊「で、このまま座る、と。どーだ、足離せるぞ」

翼「なんというバランスだ…」

佳「うんまぁ、それもギリ接触してるからそういうふうに見えるけどね」

遥「下ろせ!///」



か「先輩! 小宮さんのバランスボールが楽しいそうです。成島さんがメールを……あれ? 画像添付…」

凌「開いてみろ」

か「ほにゃ……………えっ?」

凌「………」

か「あの、バランスボールってこういう遊び方じゃな」

凌「いや、これで合っている」

か「えっ、そうなんですかっ? お姫様抱っこなんですかっ?」

凌「ああ。今度小宮と桜井の家に行ったら乗るとしよう」

か「ほぇ、知らなかったです。でもなんだかこの桜井さん、ちょっと幸せそうですね(´ω`)」

凌「俺には今にも憤死しそうに見えるんだが…」


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