:: 優太が来ましたU
2013.09.06 (Fri) 23:55

・佳奈子たちと別れて湊遥のアパートへ


優「わぁ、ここが兄ちゃんとはるちゃんち?」

湊「あれ? お前、来たことなかったか?」

優「ううん? お引っ越しの時はおばあちゃんちに遊びに行ってたよ」

湊「そっか、初めてか」

優「うん。わーい、広いねっ^^」

湊「そうだな、二人で住んでるから割と広いか。普通、学生だったらワンルームが妥当だもんな」

優「はるちゃんたち、ここでご飯食べるの?」

遥「ああ」

優「じゃあ、ここで寝るの? ほら、お布団そこにあるよ」

湊「遥の部屋は夏だと暑いから、最近はリビングに布団敷いて寝るんだ」

優「兄ちゃんもここで寝てる?」

湊「んー、バイトで夜勤とかなければな。俺の部屋はそんなに暑くないけど」

優「そーなの? じゃ、兄ちゃんはそっちで寝てね。俺とはるちゃんはここで一緒に寝るから」

湊「おい待て^^#」

遥「なんだ」

湊「そしたら俺だって遥と寝たい!」

遥「狭いだろ」

湊「俺も布団持ってくるもん」

優「俺真ん中がいーなー」

湊「却下。遥が真ん中じゃないと不公平だ」

優「子供は真ん中だもん(´ε`)」

湊「そんな法律はない」

遥「子供相手に……大人げないぞ」

湊「大人げなくたっていい。そこは譲らない」

遥「はぁ;」

湊「よし。とりあえずご飯にするかな」

優「俺、兄ちゃんのポテトサラダ食べたい」

湊「んー、じゃがいもあったかな……確か、ルシにもらったやつが残ってたような」

優「だぁれ?」

湊「ん、ああ、かなちゃんだかなちゃん。うぁあルシをちゃん付けとか鳥肌が((;゜д゜)」

優「かなちゃんおいもくれたの?」

湊「実家がよく送ってくるんだと」

優「いいなぁ、おいも。あっ、はるちゃん算数教えてー」

遥「ん」

湊「遊びに来るのに、よく宿題なんか持ってくる気になるよな」

優「だってはるちゃん教え方上手だもん」

湊「…………そうか(汗)」

遥「言いたいことがあるならさっさと言え」

湊「いや……中学時代は散々遥にお世話になったけど、なんか凄まじいスパルタだったような;」

遥「覚えが悪いからだ」

湊「えっひどい(泣)」

優「そんなことないよ、はるちゃん優しいもん」

湊「嘘だ……シャーペン投げつけてきたんだぞ。しかも芯出てたやつ´`;」

遥「邪魔するな。飯作ってろ」

湊「(´・ω・`)ショボンヌ」

優「あのね、ここがわかんないの。なんでこうなるのかな」

遥「これはこうして……こっちの4が…」

湊「ポテトサラダか……。あとは何にするかな、オムライスか? 優太好きだしな」

湊「しかし優太……遥相手だからかちゃんとやってるな」

湊「いや…俺と違って、夏休みの最終日に徹夜覚悟で宿題に臨まないだけか;」

優「んと……できた! ねぇ、合ってる?」

遥「ああ」

優「えへへ、よかったー。はるちゃんの教え方がうまいんだよ」

遥「……そうか」

湊「(Σ遥笑ってる! 普通の人が見たら全然わかんないけどちょっとにこっとしてる! くそう優太め…)」

優「俺、高校の受験とかが来たら絶対はるちゃんに家庭教師してほしいもん」

湊「だめに決まってんだろ(`д´)」

優「なんでー?」

湊「中三なんて思春期真っ盛りの時期に、かわいい遥をお前と二人きりにさせるか」

優「? だからなんで?」

遥「子供に余計なことを教えるな(怒)」

湊「すみません……(泣)」


***
きっといいことあるよ湊。
優太は今……小四ですかね。成長したものです。

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