:: 悪魔×シスター つづき R18
2021.08.18 (Wed) 23:12

・後日談。湊が人間になってから少し経った辺り


チュンチュン
トントン

湊「朝だぞー、今日ははるかの好きなジャガイモ入りのオムレツです!」

遥「んん……」

湊「もー、今日は街に下りるから早起きして支度するって言ってたのに。ほらほら、起きろー」

遥「(もぞもぞ)」

湊「日が高いうちに宿見つけないと野宿になるんだから、ほら」

遥「めんどくさいからお前ひとりで行」

湊「やだ。いくらなんでもこんな山奥に引きこもりすぎだろ、たまには外出ないと」

遥「(ここから山を下りるのに1時間…汽車でさらに1時間か。帰りは荷物もあるから余計に面倒だな)」

遥「(それでも月に一度は買い出しに行かないと物資が足りなくなる。ここで育てられない薬や小麦は必須…消耗品も多い)」

遥「めんどくさい(T_T)」

湊「神に仕える人がそんなこと言わないの。はい、ご飯食べて」

遥「卵…豪華だ(パクパク」

湊「俺は鶏に好かれてるから。はるかと違って追いかけられないしー(^^)」

遥「ふん」

遥「(こいつが来てから初めて、二人で出かける…)」

遥「(泊まりで……///)」

ーーー

湊「へー、私服初めて見た。ダサいけどかわいいじゃん」

遥「(怒)」

湊「うそうそ。せっかく街に行くなら買おうよ」

遥「余計なものは買わない」

湊「余計じゃないですー。帰りは荷物が多くて大変だからって、馬車頼んでくれたみたいだぞ。たくさん買えるじゃん」

遥「(T_T)」

湊「じゃ、行ってきまーす」

子供「みなとにーちゃんいってらー」

子供「しすたーもきをつけてー」

てくてく

湊「疲れたら言ってな、のんびり行くから」

遥「早く行かないと宿が取れないんだろ」

湊「それは誰かさんがお寝坊してるから…いててっ。大丈夫だって、いざとなったらおぶっていくし」

てくてく
てくてく

遥「はぁ…(やっと駅までついた…)」

湊「お、ちょうど汽車も来たな。乗ろっか」

遥「ん……」

湊「ほい」

遥「? これは…水筒……?」

湊「そう。うちに通いで来る人が動物の皮で作ってくれたんだ」

遥「(ごくごく)」

湊「俺がさっき飲んだから間接ちゅーでーす(^q^)」

遥「Σ! けほっ;」

湊「あっ; 悪い、大丈夫か(とんとん)」

ーーー

湊「うわー、久しぶり。人めっちゃいる! さすが都会は違うなぁ」

遥「久しぶり…?」

湊「悪魔だった時はよく来たよ。昼間に来たのは初めてだけどな。宿は…あっちか。予約してくるから、先に店行ってて」

たったっ

遥「(同じ部屋、だろうな。金もそんなに持ってない)」

遥「(でも……)」

遥「はっ。か、買い物…」

遥「(食料は明日にして、今日は薬と布と糸を…)」

湊「あ、いたいた! ちゃんと取れたぞ。意外と空いてたから2部屋にしといた!(^q^)」

遥「えっ」

湊「えっ」

遥「! あ、当たり前だ…。お前は隣の店で、このメモのものを買ってこい」

湊「はーい。えーと、手芸の店はこっち…」

遥「(びっくりした…)」

ーーー

湊「よーし、食料以外は買い込んだな。夕飯も食べたし、あとは明日にしよ。歩き疲れただろ? ゆっくり休めよ」

遥「! ま、待て」

ぐいっ

湊「?」

遥「あ…そ、その……」

湊「えーと…廊下で立ち話もなんだし、俺の部屋来る?」

ガチャ

湊「どうかした?」

遥「お前……な、なんで」

湊「なんで?」

遥「なんでその…な、何も、してこない…のかって///」

湊「!」

遥「悪魔の時は、あんな無理やりしたくせに。人間になってから、興味なくなったんだろ。部屋だって、わざとらしく分けて…」

湊「そんなわけあるか! すぐ興味なくなるような人間のために、わざわざ追放なんてされてたまるかよ」

遥「だったらなんで…」

湊「あーもう! こっちが散々我慢してんのに、なんでも何もないだろ!」

ぎゅっ

遥「!///」

湊「さわりたいよ! いくらだってこうしていたいよ、俺だって! でもダメなんだよ!」

遥「なんで…」

湊「…この体になってから、人間がどれだけ脆くできてるかわかった。飛べないし、すぐ疲れるし、食べたり寝たりしないと死ぬし、傷の治りも遅すぎる。なのに俺は、そんなことも知らないで無理やり…」

遥「そ、れは…」

湊「自分が抑えられなくてまたはるかを傷つけるくらいなら、あんなこと…無理にしなくてもいいやって」

遥「(それでわざわざ、部屋を別に…)」

遥「…すれば、いいだろ。もう人間のくせに、悪魔の頃の話なんかするな」

湊「でも…」

遥「……もういい(ぷいっ)」

湊「! 待って!」

ぎゅっ

湊「優しくする! めちゃくちゃ優しくするから、もう一回、ちゃんとさせて」

遥「…ふん……///」

湊「……あの、10分だけ待ってもらっていい?」

遥「は?(怒)」

湊「いや、ほら! ここ普通の宿だから何もないし、優しくするためには道具とかいるじゃん! ささっと買ってくるから、ね!;」

ーーー

ちゅっ

遥「ん………っ///」

湊「もしかして期待、しててくれたの…?」

遥「してない///」

湊「そ? でも俺、あんなことしたのに…怖くない?」

遥「さっきの情けない顔で、全部…どうでもよくなった」

遥「(こいつが根っからの悪魔じゃないことは、もうわかってる)」

湊「ひどい(笑) じゃ、かっこいいとこ見せられるように頑張らないとな」

するする

湊「はるか、体きれい(^q^)」

遥「貧相なだけだろ…」

湊「たんぱく質もっと取ればぷるつやになるって。今でもほら、すべすべで滑らかで、触り心地いいし」

遥「んっ……///」

なでなで

湊「好きだよ。俺は人間になれてほんとによかったと思ってる。…こっちも、触るからな」

遥「ぁ、ばか……っ///」

するん

湊「Σぶっ! ちょっとぉ! またこんなえっちなぱんつはいて! 俺のこと誘惑する気満々じゃん!///」

遥「ち、ちがっ…! それ以外、持ってない……っ///」

湊「はぁ!? もー……。わかった、明日買ってあげる。俺に見せる用の、もっと際どいやつ(^q^)」

遥「い、らな……っ、んっ……///」

湊「濡れてきてる。下着選んでもらうの、そんなに嬉しい?(笑)」

遥「そ、なわけ、ない……あ…っ///」

ぬるっ

湊「これ塗れば、擦れても痛くないから。下着ずらして…」

遥「ぁ、あ……っ///」

湊「かわいい。はぁ、俺ももうこんなだけど…はるかが痛かったのに比べたら、我慢なんて大したことないもんな。指、増やすよ」

遥「ん、ぅ……っ///」

湊「大丈夫そう? ゆっくりほぐすから」

遥「別に、そこまでし、なくてい……///」

湊「ダメ。もう絶対傷つけたくない」

遥「(腹の奥が、変になる…///)」

湊「たっぷり塗って、ちゃんと拡げて…はるかも気持ちよくなれるように」

遥「(ぎゅっ)」

湊「痛い?」

遥「ち、がう……」

遥「(こうでもしないと、体が溶けそう、なんて…///)」

湊「うん、大丈夫……かな。俺のにも塗っ…とこうと思ったけど必要なかったわ、はずい///」

ぐぷっ

遥「んあ…っ///」

湊「きつい、けど…前よりは慣れてるか。力抜いてて」

遥「(入って、くる……けど、そんなに苦しくない…)」

湊「痛いだろうし、奥までは入れないでおくから。このまま、馴染むまで少し待って…」

遥「も、いい……っ、さっさと…///」

湊「だーーーっもう、煽るなよ! 必死でこらえてんのがバカみたいじゃんっ」

ずぷっ

遥「ぁっ、あ………っ///」

湊「う、わ……、抜く時きつきつになるのやばい…」

さわさわ

遥「! ば、かっ、さわる、な…っ///」

湊「いい? まだ後ろじゃ気持ちよくないだろうから、ここも触りながら…動くね」

遥「や、ぁ……っ、ん、んんっ」

湊「は……、なんで声、我慢してんの」

遥「き、こえる…っ…」

湊「ここならバレても困らないだろ。繁華街なんだし、みんな気にも留めないって」

ずんっ

遥「ぁ、あぁっ!///」

湊「ん、きもちい。やば、はるかかわいいからあんまりもたないかも」

ちゅっ

遥「んぅっ……///」

湊「好きだよ。一緒に、気持ちよくなろ?」

ーーー

遥「ただいま戻りました…(ガクガク)」

子供「しすたーおかえりー!」

子供「どうしたの? ふらふらしてるー」

湊「運動不足だから、久々に歩いたら筋肉痛になっちゃってな。休ませてあげないと」

子供「そっかー、おだいじにー」

遥「(T_T)」

湊「すねないの。ごまかすしかないじゃん」

遥「お前のせいだ…」

湊「はいはい、罰として荷物の運搬は全部やりますー。それと、はいこれ。プレゼント」

遥「(紙袋…?)ガサガサ」

遥「Σ! こ、こんなの履けるわけない…っ(`´)」

湊「リボン付きでヒラヒラしててかわいーだろ? 脱がさなくてもできるし。ね、今度はそれ着けて、俺の部屋に忍んで来てね(はあと)」

遥「誰が行くか(怒)」



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