:: カラダリセット
2020.08.10 (Mon) 02:02

・世間の事情は反映してません。自粛などない


湊「|ω・`)コソッ」

遥「?」

湊「|ω・`)どうしよ」

遥「なんだ」

湊「|ω・`)太った」

遥「?……別に太ってないだろ」

湊「|ω・`)そんなことない確実に太った」

遥「太ってないって言ってる(怒)」

湊「|ω・`)太ったってか、なんていうの、筋肉が落ちてるってのもある」

遥「嫌味か(`´)」

湊「違うってえ; 夏休みで外出なかったり運動しなかったりで力が落ちてるんだよ。落ちるだけならまだいいけど脂肪に変わるのかと思うと…(( ;゚Д゚))」

遥「ふん」

湊「ってわけで!ちょっと付き合ってよ」

遥「は?どこに」

湊「とりまプール!」

ーーー

遥「なんで俺まで…」

ざぶっ

湊「あ"ああああ、やっぱプールはいいなあ!広いし体力使うし涼しくて最高!」

遥「(プールに行くって言うから市民プールかと思ったら、ジムの方か)」

遥「(そのうち一般料金やめて月額で入会するな…あいつ(T_T))」

湊「ふふー!もっかい50m泳いでくる!(^q^)」

遥「(……まぁいいか)」

遥「(泳ぐ用のコースはこっち…歩く用はあっちか)」

遥「(ただ見てるのも金の無駄か。少しくらい歩いてもいい)」

てくてく
じゃぶっ

遥「(女ばっかり…若いやつはいないからいいか)」

ざぶざぶ

遥「(涼しい(*´-`))」

ざぶざぶ

遥「(体が軽い。運動は嫌いでもこういうのならまだいいな)」

ざぶざぶ

おばちゃん「!?あんらぁあんた水着は!?」

遥「えっ…いや、着てます…けど;」

おばちゃん「どっかに落としてきt…ん?あらやだ男の子じゃないのぉアッハッハごめんねえ」

ざぶっ

遥「(下しか履いてないとよく誤解される…(T_T))」

ざぶざぶ

遥「(泳ぐコースは泳ぎのうまいやつじゃないとだめか。下手でもいいコースはないのか)」←バタ足しかできない人

遥「(真ん中のコースなら…端っこのほうで泳げるか?)」

てくてく
ざばざば

遥「(泳ぐのは高校以来かもしれない…(-_-;))」

ざばっ

遥「Σぶっふ……っ、げほっげほっ」

遥「(潜ったら鼻に水が……(/□\))」

遥「(ゆっくりゆっくり…)」

ぶくぶく

遥「(やっと潜れた;)」

ざばっ

遥「壁を蹴って泳いでみるか」

トンッ
ばしゃばしゃ

遥「(全然進まない…そもそも脚が動かない;)」

遥「Σ!ぐっうう…」

遥「(脚がつった……!)」

遥「(そこのロープに掴まって…っ)」

がしっ

湊「大丈夫っ? 溺れかけてるじゃん遥(゜ロ゜)」

遥「か、かけてない」

湊「え、じゃマジで溺れてたの?」

遥「(怒)」

湊「ほら、こっちこっち。あの監視員の人も心配そうに見てるよ」

遥「(情けない……;)」

湊「そんなに泳げなかったっけ?」

遥「脚がつっただけだ」

湊「あー、そういう。準備運動しっかりしないとダメだぞ。普段動かないんだから体びっくりするよ」

遥「う…」

湊「いきなり泳ぐのはきついから、ここ掴んでバタ足してみよ」

遥「……(ジャブジャブ」

湊「膝曲げないの。飛沫上げないで、水面下でパタパタしないと」

遥「(なんで今更泳ぎを教わってるんだ…;)」

湊「ビート板もあるよ(笑)」

遥「いるか(`´)」

バタバタ

湊「そうそう上手。じゃ、あの線までゆっくり泳いでみて」

遥「(T_T)……」

ざぶっ…ざぶっ…

湊「お、できたできた。じゃあ五メートル延ばしてあっちまで」

ぶくぶく
ざぶっ

湊「よし、いいこ。息継ぎうまくできれば二十五メートルも夢じゃないぞ」

遥「嫌だ(T_T)」

湊「はいはい。強制して運動キライになっちゃったら寂しいからな、楽しい範囲にしとこ。もう少し泳いだらざっとシャワー浴びて、隣の温泉いこっか」

遥「温泉…(*´`)」

湊「ふっふっふ」

ーーー

遥「うぐ………」

湊「もう限界? 遥の体こんなに火照ってる…」

遥「る、さい……」

湊「普段あんまり汗かかないから、なんかえっちに見えちゃうな」

遥「! ふ、ざけるな…///」

ふらっ

湊「っとと、危ない。俺はまだ居たいけどいったん出るか」

ガチャ

遥「しぬ……(うずくまる)」

湊「そんなにきつかった? サウナ」

遥「ぜえぜえ…(-_-;)」

湊「ここですぐ水風呂入ると彼岸見れるよ(^^)」

遥「やめろ……しぬ…;」

湊「はい、こっちで冷たい水飲んで」

遥「(ごくごく)」

湊「露天風呂で涼んできたら? 今日そこまで外暑くないし、内風呂の方が湯気で暑いだろ」

遥「お前は…」

湊「もっかいサウナ行ってくる(^^)」

遥「(こいつ正気か…;)」

ガチャ

遥「(風が涼しい……(*´`))」

ちゃぷっ

遥「ぬるめだ…」

ざぶっ

遥「(水泳でぐったり疲れた割には、悪くない気分だ)」

遥「(腹へった…夏バテ気味だったのが少し解消されたか)」

遥「(*´`)〜」←ご機嫌

遥「休憩所に食堂あったな…」

遥「(天ざるが食べたい…おろしそばでもいい)」

遥「いや、天ざるがいいか…夏に天ぷらが食える方が貴重だ…」

遥「(本格的に腹がへってきた…上がるか)」

ガチャッ

湊「お待たせ〜! わっほーい二人っきりじゃんいえーい!!(^q^)」

遥「タオルで隠せ(怒)」

ーーー

ずるずる

遥「(うまい…(*´`))」

湊「めずらしー、夏は揚げ物イヤイヤっていうのに。暑いとマジで素麺と冷やし中華しか食べないじゃん」

遥「食べられるならそれ以外だって食べる」

湊「ふーん? 親子丼ひと口いる? あーん(^q^)」

遥「( `д´)」

湊「うそうそ。ほらレンゲ」

遥「(もぐもぐ)」

湊「体がなまってる感じでずっとむずむずしてたけど、はー、泳ぎ回ったら結構すっきりした。さっき体重計乗ったらいい感じだったし。また来よっかな、ね?」

遥「……気が向いたらだ」

湊「サウナは慣れだよ(^^)」

遥「あんなもの慣れたくない(T_T)」



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