:: 遊びに来た優太2
2019.06.23 (Sun) 22:34

・つづき


・焼肉にはごはん

優「えっと、こんにちは!じゃなくてこんばんは!お久しぶりです、優太です」

佳「久しぶりー!優くんおっきくなったねー(^^)」

優「へへ。ありがとかなちゃん」

か「ほんとですね。育ち盛り、ちょっと羨ましいです」

優「りんちゃんもこれからおっきくなるよ!」

凌「なるのか…(困惑)」

湊「おいショタコン」

凌「まぁ…かりんはともかく優太は伸びそうだな、小宮を越えるかもしれん」

優「うん、兄ちゃんは越えたい(`'ω')」

湊「俺まだ伸びてるもーん」

遥「さっさと止まれ…(小声)」

湊「ん、遥なんか言った?(くすぐり)」

遥「や、めろ…っ」

翼「見た目はやはり小宮に似ているが、言動はまるで澄みきっているな」

湊「俺が汚れきってるみたいに言うなよ」

佳「一理あるわー。ほらほら、何食べたい?大丈夫よ、優くんが『食べたいの…』っておねだりすればこのお兄さんが何でも頼んでくれるからね」

凌「ああ、何でも頼んでいいぞ(´ω`)」

湊「すごい純粋なショタコンの目すんのやめろ…;」

優「大丈夫だよ凌ちゃん、俺ちゃんとお小遣い貯めて持ってきたから。兄ちゃんのお財布にもまあまあ入ってたし」

湊「まあまあってなんだ、まあまあって; バイト代下ろしてきたんだぞ」

佳「食べたかったら遥ちゃんに言うといいわ。そうすると遥ちゃんが小宮に注文させるから」

翼「人の好意を逆手にとりまくるシステムじゃないかそれ;」

佳「あとほら、金しか取り柄のない奴もいるし」

翼「私か!なんだその紹介の仕方は!?(´;ω;`)」

優「うん、つばくろうはお金持ちじゃなくても友達だよ(^^)」

翼「ううっ、ありがとう…」

佳「あれ、あんたなっちゃんじゃなかったっけ」

翼「なっちゃんもいいが、なんかつばくろう気に入ってしまったんだ、私あだ名つけられたの初めてでな(´ω`*)」

湊「すみませーん。上カルビと上ロース、あとハラミとタン塩とりあえず三人前ずつで。飲み物は…」

佳「あたしサイダーね」

か「えっと、オレンジジュースで」

優「俺カルピスー」

翼「ジンジャーエールだな」

凌「烏龍茶」

遥「(こくり)」

湊「遥も烏龍茶な。じゃ、俺もジンジャーエールで。あと野菜海鮮セットと、ごはん中盛り下さい」

凌「…飲まなくていいのか」

佳「ビール?んーまぁね、酔っ払うとこ見せたくないじゃん?せっかく来てくれたんだし」

凌「それもそうだな」

か「優太くんはなんの科目が好きなの?え、算数?すごいね(^^)」

優「うんと、得意だったら社会かなぁ。あっそうだ、この前ね、社会科の見学でかまぼこ工場行ったの。できたてのかまぼこ、ぷるぷるであったかくておいしかったー(^^)」

凌「かまぼこか。きちんとしたものは値は張るが、その分うまいからな」

湊「懐かしー。俺も昔行ったな、かまぼこ工場と納豆工場」

か「地元の名産なんですか?」

湊「そうそう。小学生の頃はいろいろ見学したなぁ、果物の選果場も行ったし」

佳「果物はないけど、畑と牛舎でよかったらうちに来てもいいわよー(^^)」

翼「試される大地か;」

佳「まぁ人は選ぶよね、まんま力仕事だし」

湊「お、きたきた。まんべんなく焼いてっちゃうけど、こだわりある人いる?」
凌「いや、大丈夫だ。おそらく皆お前に任せるのがいいと思っているぞ」

佳「うんうん、肉の管理は任せたわ」

優「兄ちゃんそれ俺のにして、ここで焼いてよここで」

湊「うちじゃないんだから、キープしなくてもみんなお前に譲ってくれるって」

翼「小宮家の食卓事情は戦争なのだろうな;」

湊「うんまぁ、否定はしない;」

佳「とりあえず乾杯しない?」

か「あ、そうですね。はい先輩」

凌「ああ、すまん」

佳「ごほん、優くん今日は電車お疲れ様。今日はお兄さんお姉さんに甘えていっぱい食べてってね!かんぱーい!」

優「かんぱーい( ´∀`)」

翼「お姉さん?どこにそんなものが…いだだだだ!!!」

佳「小宮、こいつにネギ塩タン、タン抜きで(`´)」

翼「ただのネギじゃないか!」

湊「ほら優太、ごはん」

優「ごはん!へへ、やっぱりお肉にはごはんだよね(^^)」

佳「わかるー。あたしもぶっちゃけ焼肉には米ないと嫌なんだわ、小宮頼んどいて」

か「僕もお願いします!(`・ω・)」

湊「はいはい。ほら、肉焼けたぞ」

優「ぱくっ。んーーー(*´ω`*)」

凌「(カシャッ)」


・肉欲?

佳「カルビおかわり!」

か「あの、ハラミももう一回いいですか…?」

優「カルビ!」

湊「なんかまだまだいけそうだな」

翼「そ、そうか?私は冷麺的なものが食べたいんだが;」

遥「冷麺…」

湊「遥もうそんなに食べれないだろ?ひとつ頼んで半分ずつにすれば?」

翼「そうだな、私もそこそこ満腹だしシェアにしよう」

湊「守山は…」

凌「(カシャッ)」

湊「お前な…(´Д`)」

凌「俺のことは気にするな。割と食べている」

湊「そうじゃねーよ;」

凌「大丈夫だ、お前の弟を勝手にSNSに上げるような真似はしないし今は主にかりんを撮っている」

か「あーん、もぐ。んむ、先輩撮らないでくらしゃい、むぐ、はずかしい」

佳「うーん、なんか卑猥に聞こえるのはあたしの心が汚れてるのかな」

湊「腐敗しまくってるだろ;」

佳「でも今の、遥ちゃんが言ってたら興奮しない?」

『むぐ…やめろ…、こんなの撮るな、恥ずかしい…』

湊「めっちゃくちゃ興奮するしめっちゃくちゃにしてやりたいわ」

遥「おい(怒)」

湊「あ、いた。ね、うち帰ったらいっぱい…(*´ω`*)」

優「はるちゃん見てー。おなか、こんなに膨らんだー(^^)」

ぽんぽん

遥「ずいぶん食べたな」

優「へへ、みんな優しいしお肉もおいしい」

湊「そうだこいついたんだった…(泣)」

佳「実の弟くん忘れてんじゃないわよ。ほら優くん、まだあるけど食べる?」

優「いいの?食べるー(^^)」

翼「うむ、さっぱりしててうまいな冷麺。今年は岩手にでも遠征してみるか( ´∀`)」

湊「うぐぅ、食べれないとわかると途端に食べたくなるやつ…(´;ω;`)」

優「?食べられないって何が?」

湊「だからはる…」

バキィィッ

遥「いい、聞くな。こっちにまだ肉あるぞ」

優「あ!いただきまーす」

湊「ぐふう…( ノД`)…」


・帰宅のち風呂

遥「いっぱいになったか」

優「うん!お店で焼肉食べたのすごい久しぶりだった!でも、かなちゃんも凌ちゃんもみんな俺に焼いてくれて、俺ばっかり食べてた気がする(・ω・`)」

遥「そうでもないぞ」

優「そう?」

遥「だいたい…大人に気なんか遣わなくていい」

優「うん…」

湊「ルシと守山は弟妹いるし、子供がいるとあれこれやってあげたくなるんだろ、きっと」

遥「お前もだろ」

湊「そうかも(笑) ほら優太、先に風呂入ってこい」

優「じゃあはるちゃんと入」

湊「それは断じて許さん(^^)」

優「兄ちゃんのけち。はるちゃんは?ねえ、はるちゃんは嫌?」

遥「別に構わない」

湊「ええ!ひどい、浮気だ浮気(´;ω;`)」

遥「子供の前でそれ以上言うな(`´)」

優「じゃあ兄ちゃんも一緒に入る?」

湊「いやいや狭いだろさすがに。ていうか俺がいようといまいとダメなんだよ、お前と遥を一緒にしちゃ」

遥「いちいちうるさい」

湊「だって嫌なもんは嫌なんだよ、遥だって俺と晶さんが風呂入ったら嫌だろ?」

遥「性別がそもそも違うだろ(怒)」

湊「なんかこう、とにかく嫌なんだよ。んじゃほら、優太一緒に入るぞ。この前祭のくじ引きで当てたジェット水鉄砲あるから」

優「えーやりたい!入る!」

ドタドタ

遥「(男兄弟か…)」

遥「…………」

遥「(確かにあいつ(晶)が男でも、嫌かもしれない…)」


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