:: 遊びに来た優太
2019.06.23 (Sun) 22:08

・優太が遊びに来た話


・おひる

優太「あ!兄ちゃん!はるちゃーん!(^^)」

たったっ(走)

湊「おー、来たか。正月ぶり」

優「うん!はるちゃんも久しぶり!」

遥「元気そうだな」

優「えへへ」

湊「腹減っただろ?とりあえず昼にするか」

優「減ったー!パンは買ってたから電車で食べてきたけどぺこぺこだよ」

遥「何か食べたいものあるか」

優「んーと…お寿司!」

湊「回ってるやつだよな?(^^)」

優「回ってないのがいーなー?(^^)」

湊「ばーか、学生にたかるんじゃないっての。お前びっくらぽんやりたいだけだろ」

優「違うもーん。あっ、あのとんかつおいしそう…あっちのラーメンも…( 'ω')」

湊「目移り早いな。…俺たちの最寄駅だとちっちゃいし、この駅ならそこそこ飲食店あるから食べたいやつは食べておけよ」

優「きーめた!定食屋さんにする!」

湊「はいはい。遥もそれでいいか?」

遥「ん」

湊「じゃ、混まないうちに入るか」

ーーー

優「んふー、おいしー」

遥「それにしても…ひとりで電車に乗ってここまで来たのはえらいな」

優「へへ、そう?(^^)」

湊「遥なら上りと下り間違えるもんな(笑)」

遥「そんなわけない(怒)」

優「ねっ、夜は焼肉行くんだよね?お肉お肉ー!(^^)」

湊「ルシたちと約束してるからな。焼肉なんてめったに食べないんだし、後悔しないようにしとけよ」

優「うん!……ん?はるちゃん、その唐揚げ…食べないの?」

遥「もういい…(T_T)」

優「………( 'ω')」

遥「…余り物でいいなら食べていいぞ」

優「ほんと?やったー(^^)」

遥「よく食べるな」

湊「パン入れてきてるからまだいいほうだよ。俺が帰省した時なんかあれ食べたいこれ作れってうるさいんだから」

優「うるさくないしー( ̄^ ̄)」

湊「まぁ、優太だけじゃなくて母さんたちのリクエストもすごいけど;」

遥「(こいつの家はみんなやたらと食べるからな)」


・湊遥部屋へ

優「おっじゃまっしまーす!はるちゃんと兄ちゃんち到着ー。あっ」

くるっ

遥「?」

優「えっと、これからお世話になります(ぺこっ)」

遥「そんなに、かしこまらなくてもいいぞ」

優「お母さんがちゃんとしなくちゃだめって言うから。兄ちゃんだけのおうちじゃないし、はるちゃんのお部屋は入らないほうがいい?」

遥「見られて困るようなものも楽しいものもない…から、別にいい」

優「そうなの?へへ、じゃあ後で見せてー(^^)」

遥「(ずっと子供だと思ってきたから…急に大人になると驚くな)」

優「ひろーい!へへー!」

湊「下の階は空室だからいいけど、あんまり騒がないようにな」

優「むー、兄ちゃんすぐそうやって子供扱いするー(・ε・` )」

湊「いやいや子供だろ(^^;)」

優「あ、そーだ!待ってね!」

がさごそ

優「はい!凪ちゃんからお手紙預かってきたの!これが兄ちゃんで、これがはるちゃん宛」

遥「うっ…;」

湊「さすが凪。どーれ、せっかくだし読むか」

遥「(どうせろくなこと書いてないだろ…)」

ぺりっ
かさかさ

『ハルカへ
元気?僕はまぁまぁ元気だけど。
湊に甘えすぎないようにね。じゃ。』

遥「…………(`´)」

湊「えっと…?そんなに、嫌なこと書いてあったのか…?」

遥「ふん」

ばさっ

湊「お、おお……臆しないというか、凪らしいな。ん?まだ下に続きがある。ほら」

遥「?」

『P.S.
最近塾に通い始めたんだけど、算数でわからないところがあったら電話するから。番号は湊に聞いておいてよ。』

湊「ん!凪にしてみたら結構友好的じゃん、よかったな(^^)」

遥「(よかったのか…?;)」

湊「ちなみに俺宛はこれ」

『湊へ
近況。学校の授業が暇だから、塾に行くことにしたよ。勉強は嫌いじゃないし、高学年の問題もあるから楽しいし。学校のクラブ活動は優太と一緒に屋外スポーツに入った。今は陸上競技とかソフトボールをやってて、夏になったらプールもできるみたい。(中略)
いつ行けるかわからないけど、僕もそっちに遊びに行ってみたいな。そのうち連絡する。スマホ買ってもらったから、アドレス帳とLINE登録してね。
TEL 0×0-××××-××××
ID ××××××××』

湊「マジか、スマホ!すごいな…;」
優「塾のお迎えとかあるから、携帯あったほうがいいって持たせてくれたみたい。この前俺にもゲームやらせてくれたんだ(^^)」

湊「まぁ…凪はしっかりしてるし、ゲームやりすぎて夜更かしとか課金しまくったりとか、そんなことにはならなそうだよな。とりあえず登録しとこ」

遥「(確かに…依存するような使い方はしないだろうな)」

優「いーなー、俺もほしいー」

湊「だーめ。この前switch買ってもらっただろ」

優「あれはゲームだもん」

湊「電話ほしいならスマホじゃないやつにしろよ」

優「スマホがいいのにー(・ε・` )」

湊「俺や遥の頃は高校入学でやっと買ってもらえたんだぞ。…って、これ言うと親世代は子供が優太くらいの年になってから…ってタイミングになるけど(^^;)」

遥「(そういえば姉貴は高校の頃にぴっち…?持ってたな)」

優「荷物ここでいーい?」

遥「ん」

優「前にも遊びに来たことあるけど、今日はお泊まりだから楽しみだなー(^^)」

湊「布団これでいいよな。俺の部屋に置いとくぞ」

優「えー、はるちゃんのお部屋がいい( ´∀`)」

湊「別にいいけど遥本体は俺の部屋に持ってくからな?(^^)」

遥「物扱いするな(怒)」

優「せっかくお泊まりならみんなで寝たいもん」

湊「みんなでって…リビングにベッドの布団持ってくれば敷けないことはないけど」

遥「それでいいだろ」

湊「Σえっ、雑魚寝とか遥めっちゃ嫌がりそうだと思ったのに。なんか優太には優しくない?ねえ(・ε・` )」

優「いーの?やったー(^^)」

湊「順番は遥俺お前な」

優「違うよ、はるちゃん俺兄ちゃん」

湊「ふざけんな戦争だ(`´)」

遥「子供相手に大人げない…」

湊「もうそういう問題じゃない。こいつだって10歳なんだから思春期の入口だよ? 俺が10歳の頃はドブ周辺の草むらによく捨てられてた古いエロ本を必死で探してたよ?」

遥「気持ち悪い。それ以上寄るな」

湊「なんで引いてんの!?(泣)」

優「え?なに?」

遥「聞かなくていい。あっちにおやつがある」

優「おやつ!(ガラッ)あっ、牧場しぼりだ!食べていい?」

湊「それ俺の!コンビニ限定のやつ!!」

遥「いい。俺が許す」

優「わーいありがと(^^)」

湊「あああぁぁ!!(´;ω;`)」


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