:: 凌かり+佳奈子 2018.12.11 (Tue) 22:35 ・とある休日の朝の凌かりと佳奈子 か「せんぱーい」 ゆさゆさ 凌「………zzz」 か「朝でーす」 凌「……zzz」 か「もー。遅くまでパソコンに向かってるからですよー」 凌「……zzz」 か「時間を忘れてのめり込んじゃうのは仕方ないですけど、朝起きないと夜眠れなくなりますよー」 凌「……zzz」 か「(あ、これは起きないかも…;)」 か「うーん…」 ドンッドンッ か「ほぇ」 ドンッ… か「ちょっと出てきますね」 てくてく か「今出ますよー」 ガチャ 佳「ぁ……かりんちゃん…うぐ…」 か「あ、やはり。おはようございます、大丈夫ですか?顔色よくないですよ」 佳「うん……さっき入稿したばっかで…徹夜に次ぐ徹夜で…うう……なんとかシャワーは浴びたんだけど…うう…腹が……からっぽ……」 か「あの、ちょうど朝ごはん用意してたのでご一緒にどうですか?」 佳「!ぅっ…言われてみれば、味噌汁のいい匂いが……!」 か「どうぞ。先輩はまだ起きられませんけど、支度は済んでますからすぐ食べられますよ」 佳「ありがとおおおかりんちゃん…ううっ…まともなご飯…(´;д;`)」 か「(成島さんと先輩って全然似てないけど、好きなことに夢中になりすぎるのはちょっと似てるかも…)」 佳「お邪魔しまあす!」 たったっ 佳「…!焼き鮭!だし巻き!味海苔!納豆!うわあああおいしそうううう!!」 か「はい。ご飯とお味噌汁どうぞ。お茶淹れますね」 佳「頂きまああす!むしゃっもぐっむしゃっ」 か「あ、だ、大丈夫ですか?いきなり食べると胃が…」 佳「う"っ…いたたたた」 か「ぬるめのお茶です。ゆっくり飲んで、ゆっくり噛んでください、はい」 佳「ごくっ……はあぁぁ…(*´∀`)」 か「あれ、成島さん、髪がまだちょっと濡れてますし、食べにくそうですね。よいしょ。すみません、後ろで結んでおきますね」 佳「あ、ありがとー。適当に乾かしたまま来たから邪魔よね。んんんん、味噌汁うまい!」 か「あはは、ありがとうございます。梅干しあったはずなので取ってきますね」 佳「うん!」 凌「……う…」 もぞっ 佳「もーりーやーまっ!いつまで寝てんのあんた!あたしが全部食い尽くしてもいいのね!」 凌「なんだ……やけに耳障りな…」 佳「んだとコラ」 か「あっ、先輩おはようございます」 凌「ん…今度は天使の声が…」 か「もー、寝ぼけてます?そろそろ起きましょう?」 凌「……もっと優しく言ってくれ…」 佳「なに甘えてんのこいつ」 か「眠いと甘えたさんになるんですよ(^^)」 佳「えっそれどういうジャンルになるの?おにショタ?あにショタ?バブみ?(徹夜明け)」 か「せーんぱい、起きましょ?ご飯できてますよ、一緒に食べましょう?ね?」 凌「……『ね?』が最高だな」 佳「にやついてないでとっとと起きろや変態」 ばさっ 凌「…何故お前がいる」 佳「修羅場を乗りきったご褒美に、優しいかりんちゃんの手作り朝ごはんを食べに?」 凌「修羅場に帰れ」 佳「乗りきったっつってんでしょ、あんたこそかりんちゃんが起こしてんのにさっさと起きなさいよ冷めるわ( ´_ゝ`)」 か「あっあの、ごめんなさい、すごくお腹がすいてるって聞いて、つい…」 凌「お前が謝る必要はない。俺も悪かったな、寝起きが良くないのはわかってるんだが。…顔洗ってくる」 か「はい。ご飯よそってきます」 佳「おかわりっ」 か「あ、はい。お味噌汁もですね」 佳「うん!」 か「よいしょ…僕の分もだから、三人分…」 佳「あー、やっと生きた心地がしてきた。ありがとねーかりんちゃん、今度北海道産の食材お裾分けするから。ていうかお腹満たしたらすぐお暇するわ、寝たいし」 か「ほんとですか。こちらこそいつもありがとうございます、じゃがいもも玉ねぎも助かってます(^^)」 佳「全然いいよぉ、実家から送られてきたってあたしそんな真面目に料理しないしさ」 か「えへへ。はい、おかわりどうぞ」 佳「わあい!頂きます!てかこの梅干しおいしいね!」 凌「それは俺の祖父母が送ってくるものだ。今年も漬けたらしい」 佳「へー、わざわざ作ってるんだ」 凌「店で売っている、あの嘘くさい甘味が苦手でな。俺やかりんにもよく送ってくる」 か「すっぱくておいしいですよね。はい、先輩もお茶とご飯です」 凌「ああ」 か「じゃあ僕も、頂きまーす」 佳「なんかさぁ、守山もパジャマって着るんだね。守山がパジャマ……ぷっ、くくっ……おかしっ…!」 凌「……お前、さては徹夜明けで何を見ても笑える状態だな」 佳「あはははは!パジャマ……っ…」 か「えっえっ、大丈夫ですか!」 凌「放っておけ。人間、寝ないとおかしくなるものだ。というか、パジャマはお互い様だぞ」 佳「あたしのはパジャマじゃないわ、ジャージっていうの!寝間着じゃなくて部屋着!」 凌「どちらにせよ人の家に上がり込む格好じゃないだろう。……だし巻き、うまいな」 か「えへへ…(^^)」 佳「服って言えば、かりんちゃんエプロンかーわーいーいー!エプロンオンパーカーが少年ぽさを残してていいよねぇ」 か「ほ、ほえ」 凌「少年らしさ……言われてみれば確かに」 佳「いいなぁ、あたしの家にもショタメイドかショタ家政婦がほしいぃ」 か「えっ」 凌「安心しろ。俺は別にお前が家事をするからこの家に呼んでいるわけじゃない」 佳「何よう、ちょっとした理想じゃない。あたしだって、かりんちゃんがご飯作ってくれるから遊びに来てるわけじゃないもんね」 か「…?えっと、でも…お二人からおいしいって言ってもらえるのは嬉しいですし、僕は料理するの好きですよ」 ガタンッ か「Σほにゃっ」 佳「尊い…ショタぁ……」 凌「なんて…健気なんだ……」 佳「健気ショタは国の宝だぁ……うへへ…(徹夜明け)」 凌「そうだ……宝だ…そして天使だ…(寝不足)」 か「(先輩も成島さんも時々何を考えているのかわからなくなるけど…やっぱりこういうところは似てるなぁ)」 ↑main ×
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