:: 急に寒くなりましたが
2018.09.22 (Sat) 01:15

・急に寒すぎたのであったかくなるものを

・ごはん

遥「さむい……(T_T)」

湊「ほんと今日は寒かったよな、いつの間に夏越してたんだろ」

遥「こたつ…」

湊「そ、それはさすがにまだ早いんじゃ…ほら、毛布」

遥「(モフッ)」

湊「今日はピリ辛鍋焼きうどんです」

遥「…辛くなくていい」

湊「遥のは辛くしないよ、卵も落としてあげるし。ほぼ味噌味の鍋焼き…いや、煮込みうどんか。たぶんってか確実に俺のは豚キムチうどんみたくなるな」

遥「なんでもいいから早く出せ」

湊「俺はドラえもんじゃないのー。もう煮込んでるからすぐできるよ」

〜〜〜

遥「(*´`)」

湊「おお、ご満悦。あったまるだろ?」

遥「ん」

湊「さすがに眼鏡外すんだな(笑)」

遥「テレビもろくに見えない…」

湊「そこは俺の顔って言ってよ」

遥「黙って食べろ」

湊「黙りはしないけど食べる。ほら見て見て、にんにくの芽も入ってるの」

遥「……」

湊「無反応…これがルシなら『そういやにんにくの芽牛丼食べた!?復活したやつ!』とか叫ぶのに」

遥「にんにくなんか要るか」

湊「芽はともかく、豚キムチににんにく無かったらあれじゃない?」

遥「別に」

湊「豚料理には全くもってこだわりないよな遥。鶏はめっちゃあーだこーだ言うのに…あ、そうだ。うどんだけじゃ物足りないからゴマ稲荷作ったんだ」

遥「なんで物足りない…(T_T)」

湊「うどんって消化いいからすぐ腹減るじゃん」

遥「そんなことない」

湊「米食べないと食事って気がしないんだよ。もぐもぐ。うん、稲荷うまい」

遥「………」

湊「……ふふ。待ってて」

てってっ

湊「はいどーぞ、遥の分。ちっちゃくしたから食べられるだろ?」

遥「ふん……」

もぐもぐ

遥「……?」

もぐもぐ

遥「……!?」

湊「気づいた?」

遥「これ……」

湊「いつもと違うだろ?実は守山にもらったお酢使ったんだよね」

遥「(酢でここまで違うのか…)」

湊「あいつの実家で使ってる高級な酢が送られてきたんだけど、ろくに料理しないからお前にやるって軽くもらっちゃってさ。いやー、調味料って高いのはほんとうまいよな」

遥「かりんにはやらないのか」

湊「そう、二本あったから一本はかりんくんで一本は俺。なんかもう、ここまでうまいと普通のやつに戻れなくなりそう」

遥「(確かに…)」

湊「まだいっぱいあるけど、酢の物は嫌いだろ?ちらし寿司と…手羽元煮るか。隠し味にもいろいろ使えるんだよ、ジュースにして飲んでもいいし」

遥「(もぐもぐ)」

湊「あ、うどん冷めちゃうな。早く食べよ」


・おふろ

湊「今日は設定温度1度上げとこ」

遥「(うどんうまかった…)ゴロゴロ」

湊「こーら、食べてすぐ寝ると豚になるって母さん言ってたぞ」

遥「なるわけない」

湊「そんなこと言って正月に餅食ってごろ寝しまくって珍しく太ってたの誰だっけ?」

遥「……」

湊「ぷに遥になってたじゃんw」

遥「なんだと…(怒)」

湊「俺は遥が豚になっても可愛がるし嫌いにならないよ、食べることには食べるけど」

遥「うるさい。起きればいいんだろ…」

湊「そんな眉間に皺寄せて怒んないの。ほらほら風呂沸いたよ、入ろ(^^)」

遥「ひとりで入る」

湊「まぁまぁそう言わずに。くっついて入った方があったかいって」

遥「鬱陶しい…」

〜〜〜

遥「(結局こうなるのか…(-_-))」

湊「かゆいところはございますか〜(^^)」

遥「…別に」

湊「あ、こっち?こっちのほうですかね(さわさわ)」

ドカッ

湊「いたい…今守備力低いんだよ、生身だしさ」

遥「ふざけてないで髪洗え」

湊「はあい」

こしこし

遥「……」

遥「(髪を洗われるだけなら、毎日でもいい…かもしれない)」

湊「流すよー?」

ざーっ

湊「トリートメントもばっちり馴染ませて…っと」

遥「そんな面倒なもの…」

湊「せっかくさらさらふわふわなんだから大事にしないと。髪だって紫外線ダメージ受けてるんだぞ」

遥「(自分はろくに使わないくせに…(T_T))」

湊「よし。ほら、入ろ」

ざぶっ

湊「はー、あったかい。やっぱ1度上げといてよかった」

遥「(*´`)」

湊「そっち向いて。寒いし、肩凝ってたんじゃないか?」

ぐりぐり

遥「うぐ…;」

湊「うわ、かった。なんでこんな凝るんだ…?」

遥「別に…好きで、凝ってるわけじゃ……」

湊「頭痛くならなかった?」

遥「……」

湊「えっ、痛いの!じゃあもう上がった方がいい?偏頭痛だろ?」

遥「…そこまで痛くない」

湊「そう?俺、自分が全然凝らないからよくわかんなくてさ…後でちゃんとマッサージしような」

遥「ん…」

湊「ほら、クリスマスの時みたいに…あったまるようにオイル使って全身…ぐふぅ」

遥「そこまでやれとは言ってない(怒)」


・おやすみ

湊「どう? 痛くない?」

ぐりぐり

遥「ん……」

湊「そっか?ならいいけど」

もみもみ

遥「(体がほぐれた気がする…)」

湊「足の裏も軽く踏むよー」

むにむに

遥「(*´`)」

湊「これ好きだよな遥」

遥「(ねむい……)」

湊「あはは、くったりしてる。よしよし、おねむさんかな?」

遥「子供扱い…するな…」

湊「もう目閉じてんじゃん。眠いんだろ?」

遥「(こくり)」

湊「布団かけるよー」

もふっ

遥「んん…(すりすり)」

湊「ちょ、なに布団にすりすりしてんの。こっちだろこっち」

遥「布団でいい」

湊「じゃあもう俺は布団でいいから。ほら、遥をぎゅってするための布団です!」

遥「布団なら……認めて、やる」

湊「やめてもう布団がゲシュタルト崩壊してきた」

ぎゅっ

湊「一応羽毛一枚足したし、風邪は引かないと思うんだけど」

遥「……かい…」

湊「え?」

遥「……あったかい…」

湊「(…寒いと電気代かかるし遥も機嫌悪くなるし、何よりえっちできないんだけど)」

湊「(こうしていつでもくっつけるっていう点では、まぁいいのかも…?)」


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