:: 急に暑くなりましたが
2018.07.01 (Sun) 00:28

急に暑くなりましたが湊遥は湊遥してます


・ご飯の前に

湊「お、ご飯炊けたかな。えーと、これは炒めたし、あとは冷奴と…」

遥「(喉渇いた…)」

てくてく

遥「麦茶…」

とぽとぽ

遥「……(T_T)」

遥「おい」

湊「ん?なに?腹へった?」

遥「お前…汗くさい」

湊「Σ」

遥「バイトしてきたなら、さっさと風呂入」

湊「はー……仕方ないだろ」

遥「何が…」

湊「帰ってきてからシャワー浴びたって、どうせ夕飯作ってまた汗かくんだから。二度手間なんだよ」

遥「(……)」

遥「(働いてきた奴に、言うようなことじゃなかったか…)」

〜〜〜

湊「はい、できた。先食べてて。俺風呂行ってくる」

遥「!」

ぎゅっ

湊「!ちょっ、今くっつかないほうが…」

遥「…いい」

湊「え?」

遥「これくらい…、我慢できる…」

湊「いやっ、しなくていいだろ我慢!いーよ、汗流してくるし…」

遥「後でいい、から……っしょに、飯…」

湊「ぐああぁなんでそんな泣きそうな顔で言うんだよおお!俺怒ってないから!な!」

くるっ
ぎゅっ

湊「…おかず、作りたてじゃなくてもいいなら、さ。先に一緒にシャワー行く?」

遥「……それでも、別にいい…///」

湊「うん。じゃあそれからご飯な(^^)」


・相違

湊「ただいまー。あー!またクーラーつけっぱで寝てる…;」

遥「(。-ω-)zzz」

湊「ったくもー、いくら設定温度高くしたってエアコン直下で寝るなよ。風邪引くっての」

湊「まぁ、タオルケット掛けてるだけマシだけど…せめてタイマーにすればいいのに」

湊「どうせタオルケットもじきに蹴っ飛ばしちゃうしなぁ。あー、もう既にずれてんじゃん」

湊「Σぶっ」

湊「またシャツとぱんつだけで寝やがって遥の馬鹿ぁ!しかもシャツ俺のじゃん!もー…俺しかいないからって油断しすぎなんじゃないのか…?」

湊「(リラックスできるくらい心を許してくれんのは嬉しいけど…たまーにほんと、誘うつもりもないのにこういうことしてくるからな…)」

湊「鍵閉め忘れて変質者が入ってきたらどうすんだよ…いや、もうそうなったらぱんつとか関係ないけど;」

湊「(あー…やばい…襲いたい…)」

湊「いやいや、ダメだ。これ絶対誘ってない。起きたらめちゃくちゃ俺が怒られるパターンだ。最悪夏が終わるまで触れない可能性も微レ存」

湊「……とりあえず、シャワー浴びて…冷静になるか」

湊「エアコンはいったん切ろう。閉めきってればしばらくは涼しいだろうし」

ぺたっ

湊「ほらー、ほっぺたも足先も冷えてんじゃん。エアコン中毒になるぞ」

湊「さーて、風呂だ風呂」

〜〜〜

遥「……(むくっ)」

遥「(あいつ、帰ってきたのか…?)」

きょろきょろ

遥「(荷物、ある……シャワーでも浴びてるのか)」

遥「(なんだ……)」

遥「(わざわざ、こんな格好で寝てやったのに…)」

遥「(気づけ、ばか……///)」


・安心材料

湊「唐揚げ」

遥「(´д`)」

湊「鶏そぼろ丼」

遥「(T_T)」

湊「冷やし中華」

遥「(T_T)」

湊「……そうめん?」

遥「ん」

湊「だめだって!何日そうめん食べてんだよ少しは栄養取らないと!;」

遥「そうめんだって栄養くらい…」

湊「偏りすぎだろ!ビタミンミネラルたんぱく質どこいったんだよ!ほら、せめてトマトとか…」

遥「きゅうりは食べてる…」

湊「だからそればっか食べたって意味ないの!もっといろんなの食べろよ!」

遥「食べたくない」

湊「はー……今日もだめかぁ。食欲ないの?」

遥「ない」

湊「うう。急に暑くなったと思ったら夏バテなんて…」

遥「なりたくてなってるわけじゃない…(T_T)」

湊「わかってるよ。でもなぁ、このままじゃ痩せる一方だろ?これから大学も試験だし、心配なんだって」

遥「……」

湊「自分が夏バテしないから、どんなものが食べれてどんなものがだめなのかもわかんなくてさ。なんか歯痒いんだよ、何もできないし」

遥「…そんな、お前が責任感じるようなことじゃない…」

湊「そりゃそうだけど…」

遥「……あんしん…」

湊「え?なに?」

遥「い…今から、こくはく、しろ…///」

湊「へっ?告白?遥に?なんで?;」

遥「うるさい。さっさとしろ…」

湊「?たまにすごい無茶振りするよな。……好きだよ。大好き」

遥「……///」

湊「これでいい?」

遥「……まだ…///」

ぎゅっ

湊「愛してる。ずっと、ここにいて?」

遥「う……///」

遥「(あ……)」

遥「(…ほっとした、から…)」

遥「……うどん、なら…」

湊「えっ、うどん食べれそう?温泉卵?大根おろしも付けよっか?」

遥「ん…」

湊「?なんでいきなり……あ、そっか。遥って昔から、安心してほっとした瞬間にお腹鳴ってたよな(笑)」

遥「Σ!」

湊「かーわい。そんなに安心するんだ?俺に好きって言われるの」

遥「ち、ちがっ……さっさと作れ…!///」

湊「はーいはい。これから毎日三回、愛情表現してあげるから(笑)」

遥「やめろ!///」


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