:: インフル遥
2018.01.29 (Mon) 21:18

・インフルにかかって精神が幼児化した遥(´・ω・)


佳「腹へった!コンビニいこ!(`・ω・)」

〜〜〜

佳「あれ、小宮じゃん。なにあんた、マスクして風邪でも引いたの?」

湊「違う。うつされないよーに」

佳「なにを?(・ω・)」

湊「実はな…遥がインフルになっちゃって(´;ω;`)」

佳「えー!ちょっと、大丈夫なのっ?;」

湊「あんまり。熱がそこまで出てないのが救いだな」

佳「てかこんなところで油売ってないで帰りなさいよ馬鹿!!」

湊「ついさっきまでずっと看病してたし治るまでするよそりゃ。仕方ないだろ、プリン食べたいって泣かれちゃったんだから…」

佳「……え?プリン?ゼリーじゃなくて…?;」

湊「そう、プリン」

佳「遥ちゃんて…甘いもの、そんな食べないわよね?」

湊「……うん」

佳「え、なにこわい黙らないでやめてよ(/´△`\)」

湊「いや、もしかしたら症状を緩和するために脳がちょっとおかしくなってるのかもしれないけど…」

佳「なになにこわい!」

湊「なんていうの?こう…赤ちゃんまではいかないけど、赤ちゃん返りというか…子供に戻っちゃってる、みたいな…」

佳「子供…?甘えん坊ってこと?」

湊「それもある。うーん、酔っ払った時みたいな感じ。プリンしか食べないー!て頭叩かれたよ俺」

佳「ちくしょう見たい!でもインフルこわい!!」

湊「いやー、病院連れてくの苦労したわ。注射やだぁ!ってマジで泣くんだもん…」

佳「くあーかわいい!!!(´;ω;`)」

湊「動画録っててやるからおとなしく帰れよ」

佳「くっそー!そういう念能力ないかな!」

湊「ルシ放出系っぽいからいけるかもな。っとと、じゃあ俺は帰るぞ」

佳「うん!忘れないでね動画!それからあんたも気を付けなさいよ!」

〜〜〜

湊「ただいまー。ちゃんと寝てたか?」

ガチャ

遥「!」

てくてく
ぎゅっ

湊「お、おぉ。抱きつかれたのいつぶりかな…」

遥「プリン…」

湊「買ってきたよ、はい」

がさがさ

遥「プリン……(*´`)」

湊「こら、冷えピタしてろって言っただろ。はい、貼り直して」

遥「つめたいからやだ…」

湊「熱下がらないよ?ちゃんと我慢したら、夕飯に鍋焼きうどん作ってあげるから」

遥「なべやき…うどん……」

ぺたっ

湊「よしよしいいこ。冷えるから半纏もちゃんと着ような」

遥「プリン…」

ぺりぺり

湊「うーむ、プリンに執着するって何歳くらいなんだろこの遥;」

はむっ

遥「うまい……(*´`)」

湊「(きゅん)」

湊「お、おいしい?よかった(/ω\*)」

湊「(なにこれかわいいこんな笑顔できたのかよ天使じゃん)カシャカシャ」

湊「そうだ動画…」

ピッ

遥「(もぐもぐ)」

湊「ちょっとお熱測ろうか。もう昼過ぎだし、少しは下がったかな…」

遥「(*´`)」

湊「よしよし、プリンに夢中だな」

ごそごそ

湊「遥にもプリン好きな時代があったんだなぁ…」

ピピピピッ

湊「むー……微妙に下がったけど…寝てなきゃだめだな。てか今週いっぱいは籠城決定だろうし」

遥「たべた」

湊「はーい、ご馳走様な」

遥「…ごちそうさま(ぱちん)」

湊「(ぱちんって!ぱちんって手ぇぇえ!!!)」

湊「よ、よし。じゃあほら、ポカリ飲んで寝てな」

遥「ぐす…」

湊「あ、鼻かんでほら。ティッシュティッシュ」

遥「マスク、取りたい…」

湊「それは取らないで。な、俺までインフルかかったら共倒れだよ、お願い」

遥「マスクやだぁ…」

湊「うぅ。耳痛いの?こっちのなら紐も柔らかいよ」

遥「やだ…」

湊「あー、確かに子供の頃って俺もマスク嫌いだったな。なんかこう、窮屈な感じするし」

遥「(ぽいっ)」

湊「こらこら。はー、仕方ない。おとなしく寝てくれるならいいよ、しなくて」

遥「ねる……」

ごそごそ

遥「……みな、と」

湊「はははいっ!?///」

遥「…さみしい」

湊「さ……」

遥「ひとり、やだ…」

湊「ぐあー何なんだよちくしょう!うつるならうつれバーカっ(自棄)」

ぎゅっ

遥「!」

湊「寂しくないよ。ずっとここにいるから」

遥「……いつも…ひとりで、ぃやなんだ」

湊「ん…?」

遥「おねえちゃん、みたいに…いえなく、て……っ、さみしいって、だれにも、……」

湊「………俺には言っていいよ。いっぱい」

なでなで

湊「遥に言われても、俺は困らないし、遥のこと嫌いにならないから。寂しいとか、あれが欲しいとか、これが食べたいとか、何でも言ってごらん。甘えていいんだよ」

遥「………うん…」

湊「お休み。治ったら、たくさん遊ぼうね」

遥「うん……」

〜〜〜

湊「いやー、奇跡的にうつってないなぁ。覚悟してたんだけど」

遥「んん…」

湊「おはよ。気分どう?」

遥「けほっ」

湊「まだ咳出る?のど飴…」

遥「いる」

湊「……あはは。お帰り」

遥「?何が」

湊「ううん。遥、子供の頃嫌いだっただろ?のど飴」

遥「こんなの…好きな子供なんかいるわけない(T_T)」

湊「『薬の味がするから嫌』なんだもんな?」

遥「……姉貴にでも聞いたのか」

湊「うんまぁ、そんなとこかな。はい、のど飴」

遥「(ぱく)」

湊「…インフル治ったら、どこか遊びに行く?」

遥「寒いから嫌だ」

湊「じゃあ何して遊ぶ?」

遥「遊ぶって……(T_T)」

湊「おままごとしよっか。次は俺が子供役ね」

遥「……(ぐい)」

湊「ちょ、無言で体温計押し付けてくんな!別に熱に浮かされてるわけじゃないから!;」


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