:: ぷに遥
2018.01.06 (Sat) 22:42

・湊編ダイエットは大昔に書いたので遥ver


ちゃぷっ

湊「やっぱ寒い日は風呂であったまるのが一番だな〜( ´∀`)」

遥「ん……」

湊「あれ。最近いやいや言わなくなったけど、もしかして俺とお風呂入るの楽しみになってきた?( ´∀`)」

遥「そんなわけない(怒)」

湊「えぇー。…ところで遥さん」

遥「気持ち悪い呼び方するな」

湊「じゃあはるちゃん」

遥「普通に呼べ」

湊「あのさ。遥、このへんちょっと…」

さわさわ

遥「!触るなっ( `д´)」

湊「ぷにってしてない?ぷにって」

遥「………え」

ぷに…

遥「…………!?」

湊「お腹撫でても、前はこんなぷにぷにしてなかったと思うんだけど…。あと、太腿も」

ぷにっ

遥「え………」

湊「ほっぺたとかわき腹とか……なんていうか、全体的に前よりぷにぷにしてないか?」

遥「……」

ざばっ
ばたばたっ

湊「あ。こら、ちゃんと体拭けよ!(体重計乗りに行ったのか…)」

遥「…………スッ」

『**.*kg』ピッ

遥「( ゚Д゚)」

遥「……なんで…」

遥「なんでこんなっ…」

ガチャッ

湊「動かないからじゃない?」

遥「ふ、服着ろっ///」

湊「今から着るんだって。ていうか遥も着なよ風邪引くぞ」

遥「………(もぞもぞ)」

遥「……動かない、って…」

湊「最近寒い寒いってずっと部屋に引きこもってるだろ。正月も餅いっぱい食べてたよな。前までは唯一の外出が大学だったけど、今冬休みだし。朝はお寝坊さんで、昼夜の食事プラス勉強の合間のおやつ。おやつは甘味じゃないけど煎餅も柿の種もカロリーはあるからな。いくら遥が太りにくくても、消費しないで摂取だけしてればそりゃ増えるよ」

遥「う………;」

湊「俺が散歩とか買い物行こうって言ってもこたつで寝転がってるだろ?」

遥「……(´;ω;`)」

湊「あっ; 違うよ、怒ってるわけじゃないから。な」

遥「………らいか」

湊「え?」

遥「こんな体…きらい、か……」

湊「!」

ぎゅっ

湊「そんなこと言ってないって。元が痩せてるんだから、ちょっとくらい増えたっていいじゃん。ぷに遥もかわいいよ」

遥「ぷに……(´;ω;`)」

湊「多少は脂肪もないと寒いし、冬はそうやって蓄えるように体ができてるんだから。大丈夫大丈夫」

遥「……嫌だ」

湊「ん?」

遥「こんなの、嫌だ…痩せてやる…」

湊「そ、そう?うーん…まぁ、嫌なら仕方ないけど」

遥「外、走ってくればいいんだろ…」

湊「待った待った!今それやったら確実に湯冷めで風邪引くから!;」

遥「風邪…引けば食欲もなくなr」

湊「病気になったら意味ないだろ!…もー、そんな思い詰めなくていいんだよ。規則正しく生活して、ちゃんと栄養取りながら運動すればいいんだから」

遥「食べなければ減るに決まってる」

湊「だからなんでそう極端なんだよ(^^;) 減ればいいってもんじゃないぞ」

遥「うるさい!こんな…だらしないの、許せるわけない…」

なでなで

湊「よしよし、泣かないの。男の子だろ?」

遥「泣いてない!」

湊「遥が本気なら協力するよ。明日から食事も気をつけるし、おやつも隠すし、運動も付き合うから」

遥「………」

湊「ん?」

遥「……(スリスリ)」

湊「(甘えてるぅ!かわいい!)」

遥「痩せなかったら……嫌いになる…からな///」

湊「じゃあ今は好きってこと?ふふふ…いだだだっっ(´;ω;`)」

〜〜〜

遥「ぜぇぜぇ…(´д`|||)」

湊「ほら、さぼらない。ランニング、公園あと三周」

遥「も、ぃやだ…疲れた…」

湊「だーめ。ちゃんと自分で決めたんだから頑張ろうな。ゆっくりでいいから」

遥「ぅう……」

たったっ

湊「ダイエット生活二日目にして早くもギブアップしかねない感じだな。うーん、夕飯はちょっと甘やかしてやるか…」

ーーー

遥「また野菜…(T_T)」

湊「生野菜は冷たくて嫌だって言うから、今日は温野菜にしたんだよ。まずはそれから、よく噛んで食べような」

遥「…………(´д`)」

湊「ほーら、鶏ささみのフライだぞ。遥好きだろ?」

遥「Σ」

湊「サラダ食べ終わったら食べていいよ」

遥「…(もぐもぐ)」

湊「よしよし」

ーーー

湊「お風呂上がったか。どうだった?」

遥「減ってない…(T_T)」

湊「そりゃまだ始めたばっかだし」

遥「(T_T)」

湊「しょーがないな。こっちおいで」

遥「?」

湊「はい、仰向けに寝て」

遥「(ごろん)」

ちゅっ

遥「!な、にするっ…///」

湊「ん?夜の運動。いかに疲れるかは遥の方がよくわかってるだろ?( ´∀`)」

遥「………嫌、だ」

湊「(´・ω・`)?」

遥「他のことなら…する、から……やだ…」

湊「(…なるほど)」

湊「(だからあれ以来、一緒に風呂入ろうとすると逃げるんだな)」

ぐいっ

湊「わかった。ね、そんな顔しないで」

遥「……」

湊「早寝早起きは大事だからな。このまま一緒に寝よ」

遥「……ん…」

ぎゅっ

湊「…でも、俺は今の遥も好きだからな?それだけは、覚えておいて」

遥「………変な奴…///」

〜〜〜

遥「戻った」

湊「どれどれ。お、本当だ。よかったな^^」

遥「……りが、と…///」

湊「え、なに?」

遥「何でもない( `д´)」

湊「?……よっと!」

ひょいっ

遥「ばっ、やめろ…///」

湊「ふふ。お姫様抱っこもさせてくれるようになったんだ?」

遥「どうせ重いだろ…」

湊「全然。…さーて、と。せっかく引き締めたことだし、ベッドでお披露目してくれるかな?」

遥「うるさい…変態…///」




湊「でも、ぷに遥もぷにぷにでかわいかったな……いだだだたっっ(´;ω;`)」


prev|↑Log|next

↑main
×
- ナノ -