:: calm その後 2017.11.19 (Sun) 00:06 ・長編calmのその後。映画デート湊遥とくっついてきた子供二人 ・気恥ずかしいだけ 湊「遥、お茶飲みたいなー(´ω`*)」 遥「そこにあるだろ」 湊「(´・ω・`)」 優「あ、もうすぐ赤信号だよ。その時飲んだら?」 湊「じゃ、じゃあその…お菓子食べた」 遥「自分でやれ」 湊「(´;ω;`)」 凪「はい(スッ)」 湊「え、あ、りがとう……」 凪「お茶もはい。キャップ外しといたから」 優「凪ちゃん優しいー(^^)」 凪「普通だろ。助手席なのに気が利かない人がいるから仕方ないだけ」 遥「は……?(怒)」 湊「あー…いや、俺が自分でやればいいんだし(^^;)」 凪「運転してるんだから危ない真似しないでくれる( `д´)」 優「違うよ凪ちゃん。はるちゃんはね、ほんとは優しいんだよ。でもすごく照れ屋で…」 湊「そうそう(^^)」 遥「ち、ちがっ……」 凪「ふうん……(-_-)」 ・見くびらないで 優「ひろーい!前に来た時よりお店増えてるね」 湊「ここのモール、去年増築してリニューアルしたんだっけ。確かに映画館なかったもんな」 凪「へー。初めて来たけどいろいろ揃ってるんだね」 遥「映画館…どこだ」 湊「三階の北の端かな。とりあえず先に行こっか。…優太と凪は何見るんだ?」 凪「僕は別に湊が見るものでも構わないけど」 湊「学者の映画だし、子供には退屈だと思うぞ…?(俺も下手したら寝そう;)」 優「んとね、これにしよう!」 凪「アニメ?いいけど」 優「えっと、チケットはあっちで買うみたい。凪ちゃん、ポップコーン半分こしよっか( ´∀`)」 凪「小さいのにしなよ。食べきれるかわかんないし」 てくてく 遥「はぁ…」 湊「ごめんな。凪も悪気はないんだけど、なんかこう…突っかかっちゃうみたいで」 遥「…なんでお前が謝る」 湊「え」 遥「ふ…たりで来たかったのは…お前のほう、だろ…」 湊「それは…まぁ、デートっていうからにはそうなんだけど…うちもそうだし、凪の両親も忙しいみたいだから連れ出してやりたいなって思ってさ。でも俺が勝手に決めたんだし、遥怒ってないかなって…」 ばちんっ 湊「いてっ(>_<)」 遥「……子供に優しくして…怒る奴なんか、いない」 湊「遥…」 遥「さ、さっさと行くぞ…///」 湊「…うん(´ω`)」 ・言いたかったのに 『まさか…√に√を重ねるというのかね!』 『ああそうだ。つまり…(カリカリ…)…こういうことさ。そしてそれをこのXに当て嵌めると…』 湊「(うーむ…やっぱ意味わかんねーな;)」 湊「……(ちらっ)」 遥「(゜゜*)………」 湊「(ま、いいか…(^^))」 『素晴らしい!君……君は何者なんだね?』 『ただのしがない学生さ』 湊「(ていうか…遥も研究者になればいいんじゃないか?)」 湊「(教える側にこだわらなくてもいいような気もするけど…まぁ、遥にしてみれば数学がキライってだけでももったいないって思うのかな)」 湊「(それとも、他に理由でも…?)」 〜〜〜 湊「どうする?エンドロールまで見てく?」 遥「いい。先に待ってたほうがいいだろ」 湊「じゃあ行くか。どう?面白かったか?」 遥「ん」 湊「うん。俺も途中迷子になったけど、ストーリー自体はテンポも良くて楽しかったな。挫折ありそこから這い上がってくるところもありで、才能はあるけどチート過ぎないし」 遥「? 迷子になる要素なんかあったのか…」 湊「うーん…高校数学がわかれば理解は早かったかな(^^;)」 遥「………その…///」 湊「ん?」 遥「え、映画……あ、りが」 優「あ、兄ちゃんたち!よかった、ちょうど終わったんだね(^^)」 凪「アニメ、思ったより面白かったよ。そっちはどうだったの?」 湊「え?あぁ、楽しかったけど……遥?どうかした?」 遥「……別に(T_T)」 湊「そ、そう?; じゃあ飯にするか(´・ω・)」 ・フードコートにて 優「俺はラーメンにしよーかな(^^)」 凪「僕…あれがいいな」 優「え、凪ちゃんハンバーガー食べるの?(゜゜)」 凪「…食べたことないから、ちょっと興味あるだけ」 優「ないの?じゃ、チーズバーガーにしたら?チーズ好きでしょ?」 凪「チーズバーガー…って言えばいいの?」 優「セットにするとジュースとポテトも付くよ」 凪「ふうん…じゃあそれにしようかな」 湊「遥は何にする?俺買ってくるよ(^^)」 遥「…うどん」 湊「うどんな。天ぷらいる?」 遥「いる」 湊「了解(^^)」 凪「自分で買えばいいのに(T_T)」 湊「約束なんだ。仲直りした時の、な」 凪「変なの。湊、こき使われてるだけじゃん」 湊「いいんだ。俺が好きでやってることだから」 凪「……ハルカのどこがいいの?」 湊「かわいくないけどかわいいところ…かな(笑)」 凪「意味わかんない(´-ω-`)」 〜〜〜 凪「むぐ……大ざっぱな味だけど、割とおいしいかも」 優「よかったね(^^)」 凪「優太のそれ何?」 優「ん?味噌チャーシュー麺。お肉柔らかいよ」 凪「…湊のそれは?」 湊「え、見てわかんないか?ステーキ」 凪「わかるよ(怒) なんで昼からそんな肉食べられるの」 湊「?朝でも食えるぞ(・ω・)」 凪「(´-ω-`)」 優「はるちゃんのは海老天うどんだね(^^)」 遥「(ずるずる…)」 湊「(お。ネギと大根おろし多目に入れといたけど満足そう(笑))」 遥「(うまい…)」 ・参考書っていい値段するよね 湊「おー、さすがに書店も大きいな。これなら参考書もいろいろあるかもな」 遥「ん」 凪「…まさか、またハルカにお金出させないつもり…?」 湊「え、そうだけど」 凪「甘やかしすぎだよ(T_T)」 湊「いーのいーの、これも約束だし。ほら、優太と漫画でも見てこいよ」 優「凪ちゃんっ、コロコロの今月号出てる!( ´∀`)」 凪「僕は先月からジャンプ読むことにしたから」 優「じゃあ交換しようよ!俺はコロコロ買うね(^^)」 凪「そういう問題…?まぁいいけど(T_T)」 遥「(出版社は…違う。ここじゃない…。解説書……微妙だな。もっと詳細なのがいい…)」 湊「俺も小説見てこよっと。遥、決まったら一緒に買うから持ってきてな」 遥「……いい」 湊「え?」 遥「本くらい…自分で買う…」 湊「いいよ。約束したじゃん」 遥「……」 湊「…凪に言われたこと、気にしてるのか?」 遥「…別に……」 湊「遥らしくないぞ。この間の罪滅しなんだし、我が儘言って俺をもっと困らせてくれないと(^^)」 遥「馬鹿……///」 湊「そうそう。俺と遥のことは俺と遥が決めればいいんだから。な?」 遥「(こいつは、いつもそうだ…)」 遥「(ぐずぐず悩んでることなんか、どうでもよくなるくらい…あっさり、してる)」 ・かっこいいとこ 遥「(´ω`)」 湊「(うおぉぉご機嫌超かわいい!財布は軽いけどそんなことどうでもいい!)カシャッ」 凪「馬鹿みたい(T_T)」 優「兄ちゃんまた撮ってる。もー、勝手に撮ったらまたはるちゃんに叱られるよ」 凪「!」 優「ゲームセンターも広いなー。…あ。凪ちゃん、もしかしてあのイルカのマスコットほしいの?」 凪「ち、違う!イルカなんて…」 優「前もプールでストラップ買ってたよね(^^)」 凪「あれはっ…お母さんたちにあげたやつだから関係ない。……まぁ、でも…こういうゲームあんまりやったことないから…やろうかな…」 優「わぁ!頑張って( ´∀`)」 チャリン くいっ… 凪「何これ、ぜんっぜん力ないじゃん…(T_T)」 優「んとね。もっと手前で止めて、持ち上げるより転がす感じだよ」 凪「転がす…」 チャリン くいっ 凪「…あんまり動かない(T_T)」 優「ううん、大丈夫。あとはイルカの頭を押せば落ちてくるよ」 凪「は……?押す、って…」 優「俺やってもいい?」 チャリン ぐっ…… ころんっ 凪「!」 優「わーい。はい、凪ちゃん」 凪「え、……あ、ありがと…」 湊「優太、あれあるぞ。ス〇ラトゥーンの水鉄砲」 優「あー!いいないいな、ほしい!」 凪「取れないの…?」 優「うーん、兄ちゃんなら取れるかも…?」 遥「あのゴム…滑らないぞ(T_T)」 湊「はは、確かに。…でも、たまにはかっこいいとこ見せたいじゃん?恋人に」 遥「弟に、見せればいいだろ…///」 湊「ふふ。よーし、頑張るか」 ・帰りの車中 優「すぴー……(。-ω-)」 凪「くぅ………(。-ω-)」 湊「はしゃぎ疲れたみたいだな(笑)」 遥「遊び過ぎだ」 湊「遊び過ぎねぇ。遥も眠そうだけど?」 遥「……眠くない(プイッ)」 湊「そう?じゃ、眠くなるまでお喋りに付き合って」 遥「……運転、疲れないのか」 湊「全然。往復で一時間くらいだもん、へっちゃらだよ」 遥「ふうん…」 湊「遥も免許取る?(笑)」 遥「必要になるまで…取らない(T_T)」 湊「今の教習所の先生ってみんな優しいよ?」 遥「嫌なものは嫌だ」 湊「はは(笑)」 遥「……っ…き、今日…」 湊「ん?」 遥「その…いろいろ、…悪かった、な///」 湊「もー、またそれ?…謝る必要なんかないし、それに…もっと、違うもので返してほしいな?なーんて…」 ちゅっ 湊「…………え」 遥「ね、ねむい…っ(/□\)///」 湊「ちょっ、今の…」 遥「(寝たフリ)」 湊「それはずるいだろ……//」 ↑main ×
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