:: すりすりから始まる三編
2017.09.29 (Fri) 23:17

・遥へのすりすりから始まる三編


・誘い誘われ

湊「遥〜(すりすり)」

遥「鬱陶しい…(T_T)」

湊「ん〜…(すりすり)」

遥「おい」

湊「わかってるって。勉強の邪魔しないから、もうちょい…」

なでなで
すりすり

遥「(まったく……)」

湊「………」

ちゅっ

遥「( `д´)」

湊「あ、はいはい…(^^;」

遥「(……あ)」

湊「…じゃあ、俺は先に部屋戻るから…」

遥「……待て」

湊「え?;」

遥「(もう、何年も隣にいるからか…)」

遥「(わかるように、なったな…)」

湊「あの、はる…」

遥「……したいん…だろ…///」

湊「Σ」

遥「…隠せてる、つもりか」

湊「びっくりした。バレてたのか、うわぁ…ちょっと恥ずかしいw」

遥「ふん…///」

湊「ちなみにさ、なんでわかったんだ?スキンシップくらいいつもしてるのに」

遥「別に……何となく…///」

湊「あれぇ、ほんとは遥がしたいんじゃ?…Σいだっ」

遥「もう寝る( `_´)」

湊「ごめんって!ね、待ってっ」

遥「……」

湊「一緒に寝るだけでも…ね……?」

遥「……寝るだけで、満足なんだな」

湊「(゚д゚)」

遥「…っ、何でもない……!///」

湊「もー、さっきから何なの?誘ってるの遥じゃん」

ひょい

遥「!」

湊「そんな大胆になられたら俺もいちいちお伺いを立ててられないな。さ、秋の夜は長いぞ〜(^q^)」

遥「(自覚してないだろ…)」

遥「(見てわかるくらい…物欲しそうな目、してるくせに…///)」


・包み隠さず

湊「遥〜(すりすり)」

ぎゅっ

遥「いちいち抱きつくな(T_T)」

湊「えー、その作文せっかく手伝ってあげようかと思ったのに(* ̄ー ̄)」

遥「レポートだ(怒)」

湊「教員のやつだろ?『生徒とのコミュニケーションの工夫』とかいう遥には完全アウェイな作」

遥「うるさい!(`ロ´)」

湊「まぁまぁ落ち着いて。かわいい顔が台無しだぞー(^^)」

遥「( `_ゝ´)」

湊「ごめんって。これあげるから、ね」

遥「?ただの飴だろ…」

湊「そんなことないよ、これ凄いんだから。こーして遥のポッケに入れるじゃん?で、ポッケの上からぽんぽんすると…」

遥「Σ!」

湊「ほら、二つに増えた〜(^q^)」

遥「……さっき抱きついてきた時に入れておいたのか」

湊「あはは、バレた?じゃあこれはどう?」

遥「ハンカチ……」

湊「種も仕掛けもございませんよ〜」

遥「……(T_T)」

ぎゅっぎゅっ
ぐしゃぐしゃっ

遥「………ない(T_T)」

湊「ではではこのハンカチに、遥のボールペンを包みます」

くるん

湊「そして呪文を唱えます」

遥「は…?(T_T)」

湊「すきすきはるにゃんらぶりーはるにゃん!…よし、これでおk」

遥「(どうでもよくなってきた…)」

湊「さて、ボールペンは…おおっと?ありません」

遥「!?返せ(`ロ´)」

湊「もう返したよ(^-^)」

遥「どこに…」

湊「遥のパーカーのフードの中」

遥「!」

がさがさ
ぽろっ

遥「ど、どうやって……(゜゜)」

湊「ふふん。少しは見直した?(^^)」

遥「ふん……」

湊「へへ。昔、ちっちゃい優太が凄い凄いって褒めてくれるからいろいろ練習したんだよな」

遥「?ボールペンに何か挟まって……紙?」

『すきすきはるにゃん』

遥「( `_ゝ´)ビリッ」

湊「あっひどい!(´;ω;`)」


・Re:

湊「遥〜(すりすり)」

遥「(。-ω-)zzz」

湊「ふふ、かわいー。寄り掛かったまま寝ちゃったのか(^q^)」

湊「(悪戯したくなるなぁ…)」

湊「いやいや。テスト勉強で疲れてるんだからな、ちょっと寝かせてやらなきゃ…」

遥「(。-ω-)zzz」

湊「(ほっぺぷにぷに…髪ふわふわ…唇ぷっくり…睫毛長い…なのに、)」

湊「男なんだよなぁ…」

湊「(これが死ぬほどかわいく見える自分も不思議だけど)」

湊「(そんな奴にすっかり体預けてくれる遥の心境も、結構不思議なんだよな…)」

湊「(友達に愛してるとかかわいいとか言われたら逃げ出すだろ普通…)」

湊「(なのにこうして俺のこと受け入れて、同居までしてくれて)」

湊「…期待、しちゃってるんだからな?」

ぎゅっ

遥「ん……」

湊「………ふふ(*´ω`*)」

湊「(いつか、俺も寄り掛かっていいよな…?)」


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