:: にちじょう湊遥ろぐ
2017.09.19 (Tue) 22:22

・後れ馳せながら

湊「ていっ!」

敵「ぐっ…」

仲間「いえーい!(^o^)」

応援「いいぞー小宮!」

遥「(暇だな…)」

湊「(^q^)ノ」←今の見てた?かっこよかった?の表情

遥「(適当に頷いておくか)コクコク」

湊「(*´ω`*)v」

遥「なんだあいつ…(T_T)」

湊「とりゃあぁぁ!」

敵「な、なんだこいつっまだ跳ぶか!;」

遥「(大学のバレー部で人員が足りないからって…とうとう大会にまで来たか)」

遥「(応援しなくていい、いるだけでいい、って……)」

応援「「わーっ(*´∀`)ノ」」

遥「(浮き過ぎだろ…こんなところ…(T_T))」

女「小宮くんやっぱすごいわー、もう入部してくれないかな!」

女「そろそろ三年の先輩方も来なくなってきたしねー。後で誘ってみよ」

遥「( `д´)」

遥「(……それにしても)」

遥「(こうしていると、昔みたいだ)」

湊「頼むっ!…よし、任せろっ」

遥「(中学の頃は、毎日バレー漬けだったな…あいつ)」

遥「(あの時が一番食べたかもしれない)」

遥「(よく、喧嘩もして…)」

遥「(部活で忙しかったくせに、クラスが変わっても様子を見に来たり…わざとらしく教科書を借りたり…)」

遥「(なんで、わざわざ面倒なことを…)」

遥「……!」

遥「(その頃から、ずっと…………だったから…?///)」

ピピーッ!

審判「セットカウント3-0、K大の勝利!」

応援「やったーーー!(*´∀`)」

仲間「お疲れ、小宮!打ち上げ出ろよ、奢るぜ(^o^)」

湊「おう、楽しみにしとく。しかしあっついな……」

女「!小宮くん、これタオ――」

すっ

遥「…そんな汗だくなら当然だ」

湊「ありがと!だって暑いんだよこの体育館…」

ふきふき

遥「……ん」

湊「?このタッパなに?……あ!レモンの砂糖漬け!綾さんからかー、懐かしい(*´∀`)」

遥「ふん…」

湊「あれ。遥もちょっと顔赤くない?まさか熱中症っ?;」

遥「うるさいっ///」


・白衣の天使

湊「こっちの煮物は…まだか。先に和え物…」

さくっ

湊「いって!」

遥「?どうした」

湊「包丁で切っちゃった(´・ω・`)」

遥「Σ!ど、どこ…っ」

湊「指先。大丈夫、そんな深くないよ」

ジャーッ

湊「とりあえず水で流してっと」

遥「(ばたばたっ)」

湊「あれ、もしや…」

遥「(がさがさ…)」

湊「(絆創膏かな?ふふ)」

遥「(あった…)」

てってっ

遥「指、見せろ」

湊「んー、まだ血止まってないかも」

遥「(ティッシュ……)」

ざっざっ
ぎゅっ

遥「(圧迫止血…)」

湊「昔は血見るだけで怖がってたのにな。 平気になったんだ?」

遥「…見るのが好きな奴なんているか(T_T)」

湊「あ、ほんとだ。目背けてる(笑)」

遥「(止まったか…?)」

ぺりっ

湊「(えっ)」

ぺたっ
くるくる…ぐしゃっ

遥「あっ…;」

湊「ぷっ(笑)」

遥「わ、らうなっ///」

湊「ごめんって。いいよ、端のほうだし。…巻いてくれてありがと。絆創膏までやってくれるとは思わなかった」

遥「……Σはっ」

湊「え、まさか無意識だった?なんだー、俺愛されてるなぁ(*´ω`*)」

遥「ち、違う…飯が、遅くなるから…///」

湊「はいはい。その調子でいろんなとこケアしてくれると嬉しいな?(笑)」

遥「!?な、何….//」

湊「え?ほら、肩揉んだりとか、薬塗ったりとか…」

遥「……!///」

湊「遥が想像したようなことでも全然いいけど?(^-^)」

遥「してなっ……さ、さっさと飯作れ!///」


・Be mine

湊「四つ葉のクローバー探そ!(`・ω・)」

遥「子供か…(T_T)」

湊「いいじゃん!ほら見て、シロツメクサいっぱい!」

遥「はぁ…」

遥「(なんで大人にもなって、草むらでこんな…)」

ぷちっ

遥「(三つ葉か…)」

湊「んー、ないなぁ(´・ω・`)」

ぷちっ

遥「(これも三つ葉…)」

ぷちっ

湊「〜(´ω`)♪」

ぷちっぷちっ

遥「…おい」

湊「ん?(^-^)」

遥「なんで花摘んでる…(T_T)」

湊「いやぁ、懐かしくなっちゃって。知らない?こうやると冠作れるんだ」

遥「冠?」

ぷちっ

湊「こうして、花を茎で固定するみたいに絡ませていって…」

遥「…初めて見た」

湊「うっそぉ!みんなやってるんだと思ってたのに」

ぷちっぷちっ

湊「…小学生の時さ、ちょっといいなって思ってた女の子がいて、これあげるために頑張ったんだよな」

遥「( `_ゝ´)」

湊「あっ、拗ねるなよ; ただの憧れだって!まだ子供だったしっ(^^;」

遥「ふうん…(プイッ」

湊「拗ねちゃった(^^;……ほら、これあげるから」

とんっ

遥「…!馬鹿…っ///」

カシャッ

湊「見て見てほら、超かわいい!頭に花冠載っけた遥!(*´ω`*)」

遥「消去してやる……( `Д´)」

湊「よし、クラウド保存した。…ふふ、でもほんとかわいいよ。茶髪だと白が合うな」

なでなで

遥「も、もう外す……誰か、」

湊「来たら困るって?大丈夫だろ、今頃川原になんて来ないって。……それより、知ってる?」

遥「知らない(T_T)」

湊「あれ、まだ拗ねてるのか?……俺は植物に詳しくないけど、シロツメクサの花言葉は覚えてるんだ」

遥「"幸せ"…だろ」

湊「それもある。花言葉って四つくらいあるじゃん?」

遥「そこまでは…」

湊「とっておき、教えてあげる」

ちゅっ

遥「!や、めろ…こんな、外で…///」

湊「Be mine」

遥「……?」

湊「"私のものになって"?」

遥「っ……!///」

湊「なーんて。よしよし、今度こそ四つ葉探そっか」

遥「………///」

遥「(…そうだ、)」

遥「(already……か…///)」


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