:: 桜井遥争奪戦2 2017.09.17 (Sun) 00:16 ・第二競技『ラブミークッキング』 か「長らくお待たせ致しました!第二競技、ラブミークッキングの始まりです!」 遥「(まだ続くのか…)」 湊「ふふん、料理なら絶対に負けないぞ(* ̄ー ̄)」 か「たった4ポイントしかない小宮さんは逆転なるか!さっそくルールを説明させて頂きます!」 か「制限時間は45分。桜井さんのために、心を込めてお料理を作ってください!」 湊「よっしゃ、勝ったな」 か「ただし!」 湊「?」 か「中央のテーブルにあるものは何でも使ってOKとします!」 翼「あれは…冷凍食品か?」 凌「時短調理のための器具や調味料もあるな」 佳「湯煎するだけのハンバーグとかクックドゥ、カップ麺まである!なるほど、手料理じゃなくても遥ちゃんの舌を満足させた人が勝ちなのね」 湊「はあぁ!?きたねーぞっ;」 か「公正を期すため、桜井さんには皆さんの調理の映像や会話などの音声を制限させて頂きます。ご飯ができるまで、別室でお待ちください(^^)」 遥「(やれやれ……)」 バタン か「それでは各自、調理台にてしっかりと手を洗ってください」 湊「冷食だろうがなんだろうが好きに使えよ。遥の舌はそんなんじゃごまかせないぞ」 佳「あたしだってだてに小宮と遥ちゃん家に入り浸ってないわ。好物くらいは把握してるもの」 凌「小宮には及ばないだろうが、料理くらいはできるからな。久しぶりに本気を出すか」 翼「待っていろ、桜井。どんな手を使ってでも私は勝つからな!」 か「よろしいですか?では、開始!」 〜〜〜 ガチャ 遥「Σ!」 遥「(参考書…電卓…テレビ…冷暖房…コーヒーメーカー…ちゃぶ台…座布団…ベッド…シャワー…)」 遥「(むしろずっとここにいたい…)ゴロゴロ」 〜〜〜 か「おおっと小宮さん、早くも米を研ぐ!あっ、先輩も同じくお米を研いでいます!成島さんは…おやっ、それは『揉むだけ揉むだけ30秒!』でお馴染みのあれ!あれです、唐揚げのあれ!夏風さんは…えっ?あの、夏風さん…それはパーティーバーレル…え、ほんとに料理しないんですか?ほんとに?;」 湊「よし、米研いだ。あとはこの土鍋で…」 か「なんと小宮さんまさかの土鍋です!鍋でご飯を炊ける人はいったい日本人の何割なんでしょう。あれ、先輩もですかっ!」 凌「実家では普通だぞ」 か「確かにそうでした!このお二人はさすがですね」 佳「よし、30秒!これを揚げ…ってしまったぁ!油あっためなきゃ!(´;ω;`)」 か「ああっと、これは大幅なロスですね。夏風さんは…えと、レタスを千切っています。お肉の下に敷くんでしょうか。ところでレタス、洗いました…よね…?…ごほんっ、依然小宮さんと先輩のデッドヒートが続きます!」 湊「油はまだあっためなくていいな。米炊いてるうちに椎茸を戻して、人参とごぼうと油揚げ…それとじゃがいも!」 か「なんだかすごくおいしそうです!先輩もお米を炊いていますね。…ん、それはお酢?こちらも椎茸や卵の用意です。いったい何が出来上がるんでしょうか」 佳「お、冷食みっけ!でもあっためるのは後でいっか、冷めちゃうし。その間にこっち…」 翼「うん、初めてにしてはなかなかうまく千切ったぞ。あとは…そうだな、このピザでも温めるか」 か「もはや夏風さんに至ってはクリスマスみたいなメニューですね。皆さん、桜井さんが望むご飯とご自分の技量を天秤にかけながら調理に励んでいます。きっと桜井さんは今頃お勉強してるので、出来上がる頃にはお腹もすくでしょうし」 〜〜〜 トントン 遥「……Σはっ」 遥「(もうこんな時間か…)」 か「45分ぶりです、桜井さん。皆さんのお料理ができましたので、こちらの部屋へどうぞ」 てくてく 遥「?誰もいないのか」 か「こちらも公正を期すために、料理のみを外から運んできます。ちなみにこの部屋の映像は外に飛ばしてありますから、皆さんご覧になってますよ(^^)」 遥「Σ」 か「素直な点数と感想を述べて下さいね。あと、四つ食べることになるので食べ過ぎないようにお願いします。では、一番。どうぞ」 ことん 遥「………;」 か「さ、召し上がってください(^^)」 遥「(なんだ…これ…)」 遥「(どろどろしてる…油…?こっちはほうれん草のお浸しと…里芋の…なんだ…?)」 ぱくっ 遥「…………(´д`|||)」 か「どうですか?」 遥「(鶏肉…なのか?なら、なんでこんな…。いや、お浸しなら少しは…)」 ぱくっ 遥「(……なんだ、冷凍か)」 かたん か「そっちの里芋も残ってますよ?」 遥「もういい。……13点」 か「はーい、13点。ううん、厳しいですね(^^;」 遥「まずい(T_T)」 か「あはは、一生懸命だったんですけど…では、二番。どうぞ」 ことん 遥「!」 遥「(ちらし寿司……)」 か「取り皿はこちらですよ」 ぱくっ 遥「うまい……」 か「好感触ですね(^^)」 遥「(こっちは吸い物…)」 ごくっ 遥「(* ̄ー ̄)」 ぱくっ 遥「(これは…乗せる具をひとつひとつ作ったのか。刺身の切り方も丁寧だ…)」 遥「85点」 か「え!すごいです、でも逆にマイナスの15点が気になりますね」 遥「理由は…わからない」 か「はぁ。では三番です」 ことん 遥「………クリスマスか…(T_T)」 か「あはは…」 遥「肉が……冷たい…」 ぱくっ 遥「……塩辛い(T_T)」 か「あれ。あ、追加で塩胡椒なさったからですね(^^;」 遥「レタス…汚れてる…(怒)」 か「あ、あー……あはは;」 遥「6点」 か「え、ピザいらないんですか?」 遥「(これ以上、地雷を踏みたくない…それに)」 遥「下手でも、別にいい。丁寧に…やってほしかった」 か「なるほど。確かに、包装紙とか箱とかそのまんまですもんね。…では、最後。四番です」 ことん 遥「(!少ない…。いや、少量のものがたくさん…)」 遥「(割箸じゃない、普通の塗り箸…)」 遥「(混ぜご飯…か。唐揚げと、ポテトサラダと…)」 ぱくっ 遥「(……やっぱり)」 遥「(いつもの、味だ……)」 ぱくっ 遥「(…気づかなかった)」 遥「(こんなに、うまかったのか…)」 遥「(うさぎの、りんご…///)」 ぱくっ 遥「………98点…///」 か「ほぇ!?す、すごいですね!うーん、やっぱり料理は愛情なんですね(^^)」 遥「(…100点なんかにして、調子に乗らせるのは…嫌だ///)」 か「ほんとは、お手紙もつける、って言ってたんですよ、四番さん(笑)」 遥「手紙…?」 か「個人を特定するものは禁止だったので、お品書きしか付けられませんでしたけど…その分、食器とか盛りつけにこだわってたみたいです」 遥「……ふん…///」 か「ふふ。さて、外に出ましょうか」 ガラッ 湊「遥ぁ……(´;ω;`)」 遥「うるさい。………うまかった…///」 湊「うわーん、俺絶対優勝するから!負けないから!(´;ω;`)」 か「第三競技は『What do you know?』です!お楽しみに!」 ↑main ×
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