:: K大スタンプラリー3
2017.07.18 (Tue) 15:02

・続きの続き


湊「結局弓道は一本も当たらなかったな( ´∀`;)」

遥「難易度が高すぎる…(T_T)」

湊「まぁ、来年はもうちょい易しくしてくれるよ。きっと」

てくてく

湊「……ふふ」

遥「なんだ」

湊「いや。遥と一緒になんかやるのって珍しいから嬉しいなって」

遥「!」

湊「あ、違うよ?家事手伝えとかそういうのじゃなくてさ…俺たちってお互いの好きなものが全然似てなかったりするじゃん」

遥「……まぁ」

湊「遥の好きな数学は俺苦手だし、俺の好きな本とか料理だって遥はどうでもいいだろ?別にそれはそれでいいんだけど、たまには何かひとつのことを協力してやるのもいいなって思っただけ」

遥「共同作業…」

湊「え、いろいろすっ飛ばしてケーキ入刀しちゃう?(笑)」

遥「( `Д´)」

湊「冗談だって。…残り時間も少ないけど、できるところまで頑張ろうな」

遥「……ん」

遥「(確かに…こういうことは貴重かもしれない、な)」

〜〜〜

本部「お疲れ様でしたー。スタンプシートをお預かりします(^^)」

湊「ふー。ほんとはあと3つくらい稼ぎたかったけど、頑張ったほうかな?」

遥「十分だろ」

本部「では腕輪もこちらに返却して下さい。全てのチームのシートが出揃い次第集計しますので、結果は18時半のステージ発表までお待ち下さいね(^^)」

湊「はーい。よし、ちょうどいい時間だな。中庭行こうか」

遥「ああ」

てくてく

湊「スタンプラリー、付き合ってくれてありがとな」

遥「……まぁ…悪くは、なかった…///」

湊「あれ、まだ酒入ってないのにデレてる?(笑)」

遥「うるさい!…さっさと行くぞ」

湊「うん。もう夏風は来てるだろうしな」

てくてく

湊「おお、もう人いっぱいじゃん。夏風大丈夫かな…」

か「いらっしゃいませー!生ビール冷えてますよー!」

湊「かりんくん!そっか、学食の人たちが屋台やってるんだっけ(・ω・)」

遥「あいつはバイトか…」

か「あっ、小宮さん!桜井さんも!(^^)」

湊「バイトお疲れ様。売り子も暑いのに大変だね」

か「ええ。夕方は暑かったですけど、そろそろ涼しくなってきたのでよかったです(^-^)」

湊「夏風とルシに合流したらまた買いに来るよ。かりんくんはいつ頃抜けられそう?」

か「19時前後にはそちらに行けると思います。屋台の片づけの時に戻れば大丈夫なので」

湊「了解。じゃ、頑張ってな」

か「はい(^^)」

遥「夏風はどこだ…」

湊「あいつのことだから、ステージ近くにいそうな気もするけど…」

司会男「いやー、ダンスサークルはやっぱりキレッキレですね!」

司会女「こう、ついこちらも体が動いてしまいますよね(笑)」

翼「この後は…おお、チア同好会…!きっとかわいい女子たちが短いスカートをはためかせて踊るんだろうなぁ。いや、桜井のほうがもちろん美しいが(*´∀`)」

湊「恥ずかしい独り言が丸聞こえだぞ(´-ω-`)」

翼「どわぁぁ!?な、なんだ小宮か…あっ、桜井!腹が減ってるだろう?何か買いに行こうじゃないか(^^)」

湊「その前に場所取っとかないと、研究室の上級生で溢れるぞ。ほら、レジャーシート」

翼「そ、そうだな。せっかくならステージが見えたほうがいいが…まぁ、この人だかりでは無理か(´・ω・`)」

湊「だな。多少遠くてもいいならまだ残ってはいるけど…」

遥「あの辺りか」

湊「うん、そうしよっか」

てくてく
ばさっ

湊「よし。夏風、お前ここ座っとけよ」

翼「ええ!君たちはっ?」

湊「屋台でなんか買ってくるに決まってるだろ」

翼「そんなぁ…チア…(´;ω;`)」

遥「……なら、俺が残」

湊「遥は俺と一緒じゃなきゃやだ!(´;ω;`)」

遥「散々一緒にいただろ…。ひとりで買ってこい(T_T)」

湊「えぇ…」

遥「…歩き疲れた」

湊「うっ。わ、わかったよ…」

翼「桜井…その……(´・ω・`)」

遥「…見てきていい」

翼「そ、そうか?じゃあちょっとだけ…(*´∀`)」

がやがや

遥「(そこまで疲れてるわけでもないのに…きつい言い方だったか)」

〜〜〜

湊「遥疲れてたのか…まぁ、構内歩き回ればそりゃ疲れるか(´・ω・`)」

湊「元気出るように、唐揚げ買っていこっと」

てくてく

か「あ、いらっしゃいませ。夏風さんと成島さんにはお会いできましたか?( ´∀`)」

湊「うん、夏風には会えたよ。ルシはたぶん、まだサークルから抜けられてないんだと思う」

か「なるほど。…あっ、噂をすれば」

佳「やっほーかりんちゃん、お疲れ!あれ、小宮もいる(・ω・)」

湊「ちょうどよかった。今から飲み物と食べ物買うんだけど」

佳「ビール!夏はビールでしょ!( ´∀`)」

湊「んーと…じゃあ、生二つとカシオレ二つ。カシオレの一つはアルコール薄めで」

か「はいφ(・ω・ )」

佳「食べ物はあっちで買うのね。…そういや、守山は?来るって言ってなかったっけ」

か「あ、先輩も屋台のお手伝いをして下さってて…あちらですよ」

湊「え?……ぶっw」

佳「ぎゃっはっは!も、守山がっ…無表情で焼きそば焼いてるっ…www」

湊「写真撮っちゃえ」

佳「うけるぅぅw(カシャカシャ」

か「お待たせしました、ビールとカシオレです。アルコールが薄いほうにシール貼っておきましたから(^^)」

湊「ありがと。よいしょっと…こぼしそうだし、先に戻ってていいか?」

佳「うん。じゃ、食べ物適当に買ってくるわ、守山からw」

てくてく

翼「おお、ご苦労」

湊「お前にご苦労って言われると微妙に腹立つな( ´∀`)」

遥「カシスオレンジか…」

湊「はい、このシール貼ってあるのが遥の。んで、こっちがお前の」

翼「?違いがあるのか?」

湊「遥のはアルコール薄くしてあるから。空きっ腹だしな」

遥「あぁ…」

湊「あ、食べ物はそこでルシに会ったから頼んできたよ。すぐ来ると思う」

遥「……」

湊「?遥……?」

遥「!な、何でもない…」


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