:: 初夏ろぐ
2017.06.29 (Thu) 22:45

・湯上がりの旦那へ

湊「ただいまー!」

ガチャ

湊「あ"ーもうあっつー!まだ6月なのにっ」

ぎゅっ

湊「疲れたよぉー(´。`)」

遥「汗くさい…近寄るな(T_T)」

湊「ひどっ!(´;ω;`)」

遥「さっさと風呂に行け」

湊「わかったよ…うぅ」

とぼとぼ

遥「(働いてきたのに…言い過ぎたか)」

〜〜〜

るー……かー…!

遥「ん……?」

『はーるーかー!』

遥「なんだ…人を呼びつけて…(T_T)」

てくてく
ガチャッ

湊「あ、やっと来てくれた(^^)」

遥「Σ!服着ろ!(/□\)」

湊「そう、まさにそのことなんだけど。着替え持ってくるの忘れてさ、取ってきてくれない?」

遥「それくらい、タオル巻いて行けば…」

湊「えー。…さっきの汗くさい発言、俺結構傷ついたんだけどなぁ。遥が早くシャワー行けって急かすから着替えも忘れたんだし( ・ε・)」

遥「……取ってくればいいんだろ…(T_T)」

湊「そうそう、よろしくー( ´∀`)」

遥「着替えって…何を持ってくれば…」

湊「適当なTシャツと適当なハーフパンツでいいよ。あとぱんつね」

遥「はぁ……;」

バタン

遥「(……やっぱりあれは言い過ぎたか)」

てくてく

遥「(まぁ…我慢されるより、こうやって相殺条件を出されるほうが気は楽だな…)」

ガチャ

遥「服はここか…」

がらっ

遥「シャツと…ハーフパンツ…これでいいな」

遥「あとは下着…」

遥「……;」

遥「(男同士なら…ためらう必要ないだろ)」

遥「………」

がらっ
ひょい

遥「よし…」

てくてく

遥「(着替えを持っていく、って…)」

遥「(昔の夫婦みたいだ…)」

遥「………」

遥「………!///」

遥「(違う、これは…ただ、頼まれたから仕方なくっ…///)」

てってっ
ガチャッ
どさっ

遥「これでいいんだろ!」

湊「ん、おかえりー。ありが……あれ?」

遥「(逃)」

湊「(´・ω・)?」

湊「パシったから怒ってる…?いや、なんか違うな」

湊「ま、いっか。汗も流したし着替えしよっと」


・ひとりにひとつ

湊「暑いなぁ」

遥「いちいち言うな。余計に暑くなる」

湊「遥も今言ったじゃん( ・ε・)」

遥「先にお前が言ったからだろ(怒)」

湊「……エアコン…」

遥「…そのリモコンにあの紙を貼ったのは誰だ」

『エアコン7月解禁』

湊「…俺です」

遥「なら守れ」

湊「いやだぁ!だって暑いじゃん扇風機なんて空気混ぜてるだけじゃん!(´;ω;`)」

遥「うるさい。騒ぐな」

湊「どうせあと一週間で7月になるんだから!ね!遥だって夏バテしたくないだろっ?」

遥「それは……」

湊「ていうか家にいる時間は絶対俺のほうが少ないんだからさ、ちょっとくらい付けさせてよ!夏休みとか寝っ転がりながらガンガン冷房つけてるじゃん遥!」

遥「論点をずらすな。それとこれとは…」

湊遥「「あっ」」

湊「……そういや買ったよな」

遥「暑い時のために…と言いながら忘れてたのか(T_T)」

湊「てへへ。だって存在感ないんだもん」

がさごそ

湊「じゃーん!アイスノン!めっちゃ冷えてるぅ!( ´∀`)」

遥「おい、もう一つあっただろ」

湊「はいはい。ほら」

遥「( ̄ー ̄*)」

湊「太い血管を冷やすといいらしいよ。首とか」

遥「(冷たい…( ̄ー ̄*))」

湊「まぁ、これと扇風機なら結構いいかもな。あー、きもちいー」

ごろん

湊「カーペット暑いし、今度ござ買ってこようか。ね」

ごろん

遥「ん……」

湊「そしてさらに暑い時は保冷剤入りタオルを巻けば完璧。よし、なんとか7月まで持ちこたえられるぞ」

遥「………」

湊「あ、寝ようとしてるな。俺もちょっと昼寝しよ( ´∀`)」

ぎゅっ

遥「暑い(怒)」

げしっ

湊「ねー遥、アイスノンをひとつ枕にするじゃん?そしてもう一つを二人の間に挟めば…(´・ω・`)」

遥「(。-ω-)zzz」

湊「ちょっ、寝たふりすんなっ;」


・ヴィンテージ

湊「あれ、あのTシャツどこやったっけ…?」

がらっ

湊「おかしーな、昨日洗濯してしまったはずなのに…」

湊「……まさか」

てってっ
ガチャ

遥「(。-ω-)zzz」

湊「あー、やっぱり。もー…」

ゆさゆさ

湊「こーら。ひとの服持っていかないの」

遥「……?うるさい……」

ごろん

湊「サイズちょっと大きいからって寝巻きにするなよ。型崩れしちゃうじゃん」

遥「洗濯してまた着ればいいだろ…」

湊「そりゃそうだけど、いろんなの着ないでせめて一着に決めてくれよ。そしたらそれあげるからさ。…てか、そもそも自分の服あるだろ。ほら、裾伸びてるやつとか」

遥「ぴったりしたのは着たくない…」

湊「えー(´;ω;`)」

遥「(。-ω-)zzz」

湊「……ふぅん。まぁ、俺にも手があるけどね」

〜〜〜

遥「……?」

遥「……少ない」

遥「なんで………Σはっ」

遥「あいつか……!///」

バンッ

遥「おい。ひとの下着を返せ……( `Д´)」

湊「あ、さすがにバレたか。ていうか気づくの遅くない?俺四日くらい前から拝借してたんだけど」

遥「変態っ……( `Д´)」

湊「いいじゃん、遥だって寝巻き量産してるんだから。俺だってちょっとくらいほら、多めにもらってもさ」

遥「お前は返さないだろ!だいたい…そんなものどうする気だ…」

湊「聞きたい?( ´∀`)」

遥「聞きたくない!(怒)」

湊「じゃ、返したほうがいいかな?」

遥「もういらない!(/□\)」

湊「あれ、そうなの?じゃあはい、新品ね」

遥「わざわざ買ってきたのか…(T_T)」

湊「そう。あとこれも」

ばさっ

湊「LサイズのTシャツね。これ寝巻きにしなよ」

遥「……」

ぽいっ

湊「ん?いらないのか?」

遥「それはお前が着ろ。…寝る時のは、古いのでいい」

湊「別にいーのに。…え、もしかして…」

遥「なんだ」

湊「俺が着古したやつがよかったのかな?なーんて(*´ω`*)」

遥「は…?ちがっ……新しいのを、わざわざくしゃくしゃにすることはない…って…」

湊「ほんとかなぁ?( ´∀`)」

遥「当たり前だ!///」

湊「ふーん。……でも、俺は新品より遥が身に付けたぱんつのほうが…」

がっ(殴)

遥「しね」

バタン

湊「あ、ちょ!シャツは俺にくれるんじゃなかったのっ?ねぇ!;」


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