:: 名前/料理
2017.06.20 (Tue) 22:28

・名前の由来

湊「遥ってなんで遥って名前なの?」

遥「は……?;」

湊「ほら、男にしちゃ珍しいじゃん。なんでそういう名前になったのかなって」

遥「そんなの…」

湊「えー、疑問に思わなかったの?」

遥「……;」

湊「あれ?」

遥「……言いたくない」

湊「なんだ、知ってるのか。教えてよ、気になるだろ(。-∀-)」

遥「嫌だ(T_T)」

湊「強情だなぁ。緊急連絡網使っちゃうよ?」

遥「連絡網…?」

湊「晶さんに電話して…」

遥「Σ!やめろ!;」

ぐいっ

湊「じゃあ教えてくれる?( ´∀`)」

遥「っ……本当は、候補が二つ、あって…」

湊「名前のってこと?はるかと…あとひとつは?」

遥「かなた」

湊「へー!じゃあもしかしたらそっちになってたかもしれないんだ。…で?はるかに決めた理由はなんだったの?」

遥「……産まれる前の検査で、男なら…かなたにするつもり、だったらしい」

湊「んん?矛盾してるじゃん;」

遥「だから、検査の時は…見えなかった、んだろ……(小声)」

湊「見えないって…何が?」

遥「………///」

湊「あっ、そういうこと…w」

遥「産まれる頃には定着していたから、あえて直さなかった…と後から聞いた(T_T)」

湊「なるほど。へぇー、そういうのってあるんだな(・ω・)」

遥「医者がきちんと検査していれば…」

湊「いやいや、お医者さんのせいじゃないって。遥の遥が小さ…Σぐふっ!」

遥「何か言ったか…(怒)」

湊「なんにも。…お礼に俺の名前の由来も教えてあげよう」

遥「別にどうでもいい」

湊「え、ひどい!(´;ω;`)」

遥「うるさい。…仕方ないから聞いてやる」

湊「俺の誕生日は?」

遥「…6月10日」

湊「1月は睦月だよな。6月は?」

遥「…………………;」

湊「水無月だよ。さぁ、水無月10日を略すと?」

遥「……まさか;」

湊「そう、みなとになるだろ?すごくない?(笑)」

遥「本当にそれが理由で名づけたのか;」

湊「ううん、偶然。ほんとは、母さんと父さんが海の近くの出身だったから」

遥「まともだな」

湊「まぁ、さっきの話をしたほうが初対面の掴みはばっちりなんだけどな( ´∀`)」

遥「ふん…」

湊「ね、久しぶりに呼んで?(^^)」

遥「は?」

湊「名前。湊って呼んでほしいな?」

遥「!別に、名前なんか…」

湊「遥( ´∀`)」

遥「やめろ///」

湊「やーだ。呼んでくれるまで呼ぶから」

遥「勝手にしろ///」

湊「遥。遥ー。はーるーかっ」

遥「……な、と///」

湊「へっ( ´゚д゚)」

遥「さっさとやめろ///」

湊「も、もっかい!ちゃんと聞こえなかったっ;」

遥「もう済んだ。うるさくしてる奴が悪い」

湊「そんなぁ(´;ω;`)」


・料理の魔法

目覚めよ……

湊「ん……?」

遥「(。-ω-)zzz」

目覚めよ…

湊「うるせーな。遥が起きるだろ…」

遥「(。-ω-)zzz」

我は必殺技を授ける者なり…

湊「わかったからその銀〇みたいな展開やめろよ。俺たち中二じゃねーし…」

目覚めよ…勇者たちy

湊「るせーっつってんだろーが!腿パーンすっぞコルァ!(怒)」

遥「ん……?なんだ…」

湊「あ、ごめんな遥。なんかね、ふざけたナレーションがうるさいからさ(´・ω・`)」

遥「うるさいのはお前だろ…(-_-#)」

湊「…ほら見ろ叱られちゃっただろ!どっか行けバーカ!(泣)」

では…相手を瞬時に惚れさせる必殺技は不要と申すか…

がばっ

湊「教えてくださいお願いします(土下座)」

先程の無礼を謝罪せよ…

湊「ごめんなさい〇魂とか言ってごめんなさい」

よろしい…では修行を始める…

湊「お願いしまぁあす!」

台所へ移動せよ…

湊「へ?あ、はい…」

冷蔵庫の材料でサンドイッチを作れ…

湊「……なんで?;」

心を込めて作るのだ…

湊「まぁ、いいけど…」

湊「ゆで卵作って…トマトとキュウリとレタス…でいっか。あとツナ缶」

ざくっ
パカッ

湊「おいしくなーれ。…うーん、謎の修行だ」

湊「パンに…バター高いからマヨネーズを塗って…」

湊「具を挟む。おいしくなーれ…」

湊「……よし。こんなもんでいい?」

最後に…魔法をかけよ

湊「いや使えねーよ。さっき勇者とか言ってたけど絶対人違いだろ;」

魔法とは古来より人が培ってきた自然の力を指す…

湊「なんか面倒な設定持ち込んできたな;…ま、いいや。なり行きだし…ていっ」

フワッ

湊「Σ!?」

湊「ピンクのフワフワにサンドイッチが包まれる…食えるのかあれ…」

すとん

よくぞ会得した。修行はこれまでだ…

湊「朝飯作っただけじゃねーか!(怒)」

遥「おい。何を騒いでる…(´д⊂)」

湊「ごめん、起こしちゃった?天の声がうるさくて…」

遥「何も聞こえないだろ。…?もう作ったのか」

湊「う、うん。あれ、ピンクのフワフワ消えてる( ゚Д゚)」

遥「…寝ぼけてるのか(T_T)」

湊「違うって!確かにさっき魔法が…」

ぱくっ

湊「ちょ、待っ…大丈夫?ちゃんと食べ物の味する?(・・;)」

遥「……うまい」

湊「え」

遥「これ…何入れた」

湊「え?普通に…目に見えるものしか入ってない、けど…」

ぱくっ

湊「…?普通じゃない?」

遥「…あったかい」

湊「え!サンドイッチがっ?」

遥「違う。……胸、が…///」

湊「!まさかほんとに…」

ぎゅっ

湊「は、遥っ?」

遥「飯作ったり…掃除したり、いつも…その、あ、ありが…///」

ピピピピピ…!

湊「っは!……え、夢?(T_T)」

湊「待てこら!せっかく遥のありがとうが聞けるはずだったのに…くそぅ(´;ω;`)」

湊「はぁ……。さーて」

湊「朝飯作るか。心を込めて、な」


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