:: 干物彼氏!湊くん
2017.02.15 (Wed) 21:11

・干物彼氏湊。元ネタは言わずもがな。


女「見て!小宮くん!」

女「こんなとこで会えるなんてラッキーだよね!何買ってるんだろ…」

湊「キャベツ安いな…」

女「彼女に料理してあげるんだね、さすがー」

女「羨ましいなぁ、あんな彼氏」

湊「(やっべニコ生間に合わねー!帰りは走るか…)」

バタンッ

湊「ただいまー」

ぼんっ(二頭身)

湊「あー疲れた。パソコンパソコン…」

遥「帰ったのか」

湊「遥ー、今日も俺頑張って大学行ったよ!(ピョンピョン」

遥「それが普通だ」

湊「(´・ω・`)……あっ、ニッコリ生放送始まる!」

遥「おい、食材…」

湊「ごめん冷蔵庫入れといてー。ゲーム実況見るから(´・ω・`)」

遥「……( ̄ー ̄)」

湊「このステージのクリアレートは…へー、0.3%。結構高いな。いや俺はできないけど」

遥「またマリオか…」

湊「そうそう。遥も見る?面白いよ」

遥「勉強する」

湊「えー。あっ、袋にフルーツゼリーあっただろ?お土産だから食べて」

遥「ん」

実況『ここで……甲羅!よっしゃ』

湊「すげー。あ、俺もポテイト食べよ」

バリッ
むしゃむしゃ

湊「ここにすかさずコーラ!この炭酸がたまらんっ(^^)」

遥「よく飽きないな」

湊「嗜好性が高いんだよこういうの。はっ!今日からイベ周回しなきゃ…」

遥「(スマホゲームの何が楽しいんだ…?)」

湊「あっなんだよメンテまだ終わってないじゃん。詫び石とイベで10個……フェスガチャ2回か」

ごろごろ

湊「ねむー。いや、眠くはないけどだらだらしたいんだよな。毛布毛布…」

ぐるぐる

湊「あー幸せ。そうだ、あとで魔法少女☆がぁるずはんと第2話見よ。まれいたそ〜」

遥「(相変わらず呪文しか言わないなこいつ)」

湊「ファイナルクエスト]T発売いつだっけ…スイッチ予約しとくかなぁ」

遥「夕飯は…」

湊「あー、夕飯?んー、どうしよっか(ごろごろ」

遥「むっ…」

湊「食材買ってきておいてなんだけど、作るのめんどいなー。遥作ってよ」

遥「……(怒)」

湊「あっ(・ω・;)じょ、冗談です作ります〜」

ぱたん

湊「あーっ、パソコンいきなり閉じるなよ!(´;ω;`)」

遥「没収」

湊「えっ」

遥「パソコンもスマホも禁止だ( `д´)」

湊「据え置きゲーは…」

遥「あ?(怒)」

湊「そんなぁ(´;ω;`)」

遥「家に帰ってくるなり人の顔も見ずにアニメだのゲームだの生放送だの…( `д´)」

湊「そ、それは俺だって好きなことしたいし…」

遥「…その程度なんだな」

湊「え?」

遥「お前にとっては…俺より…ゲームのほうがいいんだろ」

湊「そんなっ…」

遥「もういい。勝手にしろ!」

バタンッ

湊「遥っ!」

ドンドンッ

湊「遥、開けて」

遥『うるさい!』

湊「ごめん。そんな、遥をないがしろにするつもりじゃなかったんだ」

遥『…』

湊「外では精一杯リア充装ってても、ほんとはオタクなんだって遥に隠さないでいられるのが嬉しくて…ずっと甘えててごめん。でも遥がどうでもいいわけじゃない。ちゃんと家のこともやれって、言ってくれて構わないから」

遥『……ちがう…』

湊「え」

遥『俺は…そういうのに疎い、から…一緒に楽しんでやれなくて…代わりに家事をして、お前に楽させてやることもできないだろ……。それで…』

湊「いいんだよ。俺だって数学の話なんかできないし、遥は遥の趣味があるんだから」

遥『それでも…お前が趣味に使う時間を、家事に費やさせてるのは…俺だ』

湊「もー、遥らしくないな。開けるよ!」

ガチャッ

遥「あ…(´;ω;`)」

ぎゅっ

湊「俺が唯一猫被らずにいられるのは遥だけなんだから、それだけでも貴重なんだよ。この人の前でなら、そのままでもいいんだなって思える」

遥「でも…」

湊「こうやってちゃんと叱ってくれる人もいなきゃ、自堕落な生活になっちゃうしな。何も、料理して洗濯して掃除してくれるだけが愛じゃないよ。助かってるんだ、遥のお説教は(笑)」

遥「……」

湊「たまには趣味も休んで、二人で過ごそうか。料理、一緒に作ろう」

遥「足手まといになる…」

湊「足手まといになってる遥が見たい( ´∀`)」

遥「……ふん…///」

湊「今日のうちにたくさん作り置きして、ちょっとずつ食べながらだらだらするのもいいじゃん」

遥「…一時間ずつ、見たいもの、見るか」

湊「いいの?なんにしよっかな、遥と見るアニメ。遥はドラマ?ハードナッツ見てたよね」

遥「ん」

湊「じゃ、食後はそういうことで。楽しみだな、遥と見られるなんて(^^)」

遥「数学に嫌な顔するなよ」

湊「ドラマなら平気平気。それ見たら……風呂だな(*^^*)」

遥「そんなにくっついていられるか(プイッ」

湊「またまたぁ。寂しくて風呂にスマホ持ちこまないうちに、相手してよ」

遥「……気が向いたらだ///」

〜〜〜

湊「今日は一コマから講義か。やれやれ」

遥「遅れるぞ」

湊「わ、珍しい。見送りしてくれるんだ(^^)」

遥「……早く行け」

湊「はーい。よいしょっ」

むくむくっ(元の頭身)

湊「よし。行ってきまーす」

遥「(二頭身もまぁいいが…元のほうが、いい男だな)」

遥「はっ(゜ロ゜)」

遥「(二度寝してやる……///)」


***
凌也のほうが違和感なかった
どうしても湊と家事って切り離せないね(´・ω・)


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