:: 桜井家と湊2
2017.01.19 (Thu) 02:00

・一時間後。おばあちゃんは「あとは若い人たちで楽しくしなさいな」
・遥が若干酔ってるのでちょろい


晶「あら、小宮くんコップ空じゃない。ほらほら、どれ飲むの?」

湊「あ、すみません。じゃあ日本酒もらえますか?」

晶「いいねー、あたしも飲もうかな。ていうかごめんね、うちお酒飲む人いないからお猪口ないのよ」

湊「でもコップのほうがたくさん入りますし(笑)」

晶「あははーw」

遥「(ふらふら)」

湊「大丈夫か?遥は水のほうが…」

遥「!よ、酔ってない…」

湊「だめだって。無理すると明日に響くんだから、ほら水飲んで」

遥「いらない( `д´)」

晶「ごめんねー、意地っ張りで」

遥「うるさい!」

湊「こーら。お姉さんにそんなこと言わないの」

遥「( `д´)」

晶「心配しなくてもあたしは酔ったりしないって。だからちょっと横にでもなってれば?」

遥「は…?」

晶「酔って小宮くんにしなだれたりしないからさ。さっきからそれ気にしてるんでしょ」

湊「あれ、そうだったんだ(* ̄∇ ̄)」

遥「ち、ちがっ……勝手にしろ!///」

ばふっ

湊「あ、こたつ入っちゃった…」

晶「すぐ出てくるから大丈夫よ」

湊「ですね(笑)」

晶「たぶんこっそり聞き耳立ててるし」

湊「ですよね(笑)」

晶「いつもこんなんじゃ、一緒に暮らすのも大変じゃない?」

湊「慣れました( ´∀`)」

晶「ほんとにぃー?食べ物にはうるさいし家事もできないし、全然素直じゃなくて腹立ったりしないの?」

湊「まぁ……百回に一回くらいはむっとしたりもしますけど。でも遥も俺にむっとすることはあるしお互い様ですよ」

晶「九十九回は許せるなんて、小宮くんは大人ねぇ(´・ω・`)」

湊「そんな、まだまだ子供ですよ」

晶「あらぁ、じゃあもうお酒はやめとこうか〜(笑)」

湊「えぇー、だったら前言撤回しようかなー(笑)」

ばさっ

遥「( `д´)」

晶「楽しくお話してるのが気に入らないなら、最初から逃げなきゃいいのにw」

遥「キッ(`´)」

湊「このピザうまいよ。遥も食べるか?」

遥「………少し」

湊「ほら、あーんして」

遥「(もぐもぐ)」

晶「へー、それが普通なんだ」

遥「………Σ///!」

ばふっ

晶「…またログアウトしちゃった。写真撮ろうと思ったのに」

湊「でも晶さんの存在を一瞬でも忘れてたってことは酔ってますよね」

晶「うん、珍しいもの見れたわ。というか遥がお酒飲んでるのも初めて見たし」

湊「何度かは飲んでるんですけど、いっこうに強くならないんですよ」

晶「でも、小宮くんにとってはそのほうがいいんじゃない?」

湊「えぇまぁ。………えっ?;」

晶「ん?( ´∀`)」

湊「それは…どういう…;」

晶「さぁ?(^^)」

湊「(関係がバレてるのは知ってたけどそういう話はしたことないからなぁ…遥も聞いてるだろうし)」

晶「(あ、ちょっと焦ってるのかな?)」

湊「まぁ…そうですね。もし俺より酒強くなっちゃったら後片付けは誰がするんだって話ですよね(ってことにしとこう)」

晶「そうそ。あの子に小宮くんを介抱できる力があるとは思えないしー(ってことにしといてあげるわ)」

ばさっ

遥「馬鹿にするな(`д´)」

湊「ふぅ…;」

晶「ふふw」

遥「………?」

晶「ごめんね、意地悪なこと言って」

湊「いえいえ;」

遥「?」

晶「お詫びに今日は泊まっていっていいからね。まだまだ話したいことあるし(笑)」

遥「( `д´)」

湊「え、いいんですか?」

晶「そのほうが遥も嬉しいでしょ?」

遥「!誰がそんなっ…」

湊「じゃあ遥がおねだりしてくれたらお言葉に甘えようかなー( ´∀`)」

遥「調子に乗るな!」

湊「甘えたいって顔に書いてあるよ、さっきから」

晶「ほんとだw」

遥「そんなわけあるか( `д´)」

湊「…ってわけですし、ご馳走になったら帰ることにします」

遥「!」

晶「えー、帰っちゃうの?」

遥「………る、な」

湊「ん?」

遥「かっ……帰るなっ…///」

湊「んー、袖引っ張ってくれたらなおよかったなぁ…Σいたっ」

晶「あーあ、なんかご馳走様ってなっちゃったな」

遥「Σはっ……///」

湊「あれ、また忘れてた?晶さんの存在(笑)」

晶「潤ちゃんに電話してこよっと。じゃ、また後で来るからごゆっくり〜(笑)」

遥「早く出ていけ!///」

晶「そんな、急かさなくてもいいでしょ。小宮くん、悪いけどその酔っぱらいの面倒ちょっと見ててね」

湊「はい、喜んで( ´∀`)」

バタン

遥「見られた………orz」

湊「見られちゃったね、遥のかわいいおねだり」

遥「そもそもお前が試すようなことを言うから…( `д´)」

湊「まぁまぁ。ほら、いっぱい甘えていいよ。ずっとうずうずしてたんだから」

遥「しっ…してない…」

湊「そう?俺はしてたよ」

ぎゅっ

湊「こんなふうにしたいなって思ってた」

遥「(こいつの…におい……///)」

湊「あれ、くんくんしてる。匂い好きなの?」

遥「うるさいっ///」

湊「もー……俺だっていろいろ我慢してるんだから、ちゃんと否定してくれないとほんとに襲っちゃうよ?」

遥「ば、馬鹿…っ///」

湊「まぁ、ここじゃさすがに無理だけど」

遥「………///」

湊「ん、期待してた?( ´∀`)」

遥「してない……///」

すりすり

湊「言動が一致してないよ。うん、本格的に酔ってきたかもな」

遥「酔ってないって言ってる…」

湊「はいはい。よし、そうときたら食べるか。晶さんももう飲み物しか入らないって言ってたし、ありがたくもらおう。…ん?」

遥「………ん///」

湊「ピザ……あーんしてくれるんだ?」

遥「早く食べろ///」

湊「ありがと。次はそっちのチキンがいいな」

遥「調子に乗るな。自分でやれ///」

湊「はーい。……ねぇ」

遥「ん…?」

湊「後で遥のことも食べていい?」

遥「っ!あ、あいつにバレる…から…///」

湊「じゃあバレないように頑張る(もうバレてるんだけどね)」

遥「ふん……///」


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