:: 桜井家と湊
2017.01.19 (Thu) 01:57

・正月で実家に帰省してる湊遥


遥「(ごろごろ…)」

晶「ちょっと遥。あんたこたつに寝転がって数学すんのやめてよね」

遥「お前だってごろごろしてるくせに…Σぐっ」

晶「誰がお前よ?ん?(ぐりっ)」

遥「あ……ねきだって、寝てるだろ…(こいつ覚えてろよ)」

晶「なーんか反省してないような顔だけど。…あ、そーだ!( ´∀`)」

遥「?」

晶「おばあちゃん、あたし夕飯の買い出し行ってくるから!(*´∀`)」

綾子「あら、突然どうしたの?珍しいわね…」

晶「せっかくのお正月だし、おいしいもの食べようよ。ねっ、ボーナスでなんか奢るからさ(^^)」

綾子「え?えぇ、それはいいけれど…」

晶「じゃ、ちゃちゃっと買い物してくるね!」

バタンッ

綾子「……どうしたのかしら。あなたたち、そんなお話をしていたの?」

遥「いや…」

遥「(ろくでもないことになりそうな予感がする…)」

〜〜〜

晶「買ってきたよー(^-^)」

綾子「あらあら、こんなに?誰かの誕生日みたいじゃないの」

遥「(寿司…ピザ…チキン……;)」

晶「あはは、張り切っちゃった

遥「絶対に食べきれないだろ…」

晶「大丈夫、助っ人を呼んだから」

綾子「ああ、長谷部さんがいらっしゃるの?」

晶「ううん、潤ちゃん今は実家に帰ってるの。だから小宮くん呼んじゃった(笑)」

遥「Σぶっ……」

晶「ちょっと遥お茶汚い」

遥「なっ……なんで…(゜ロ゜)」

晶「だってどう考えてもあたしたちじゃ残るでしょ?さっき電話したら快諾してくれたのよ、ほらお酒も買ったし」

遥「……最初からそのつもりか(怒)」

晶「え、なんのこと( ・ε・)」

遥「(こいつ……)」

晶「ほら、おばあちゃんにはお団子も買ってきたから。飲み会兼女子会をしようよ、たまには」

綾子「女子は私とあなたくらいでしょうに…。まぁ、そうね。ありがとう」

晶「楽しみでしょー遥。まずはその、部屋着にしてるくったくたのジーンズ着替えてきたら?(^^)」

遥「φ(`д´)ダンッ」

〜〜〜

湊「こんばんはー(^^)」

晶「いらっしゃーい。久しぶりね」

湊「晶さんもお元気そうで何よりです。あ、これちょっとしたものですけど」

晶「ありがとー。開けていい?うわーいアップルパイ!焼きたてだー( ´∀`)」

湊「さっき焼きました(^^)」

晶「あははーやっぱり手作り?だよね、この辺ケーキ屋遠いもの」

遥「じっ……|ω・`)」

湊「あ( ´∀`)」

晶「ほらほら上がって。遥がおめかしして待ってるからw」

遥「だっ誰が……( `д´)」

湊「はーい、お邪魔しまーす」

なでなで

遥「触るなっ///」

湊「まぁまぁ。それ、初めて見る服だな。似合ってるよ」

遥「あいつが…勝手に……」

湊「晶さん?さすが、センスいいなぁ。かわいー」

遥「かわいくない( `д´)」

晶「はーるかーっ」

湊「ほら、呼ばれてるよ。行こ行こ」

綾子「まぁ、小宮くん。お久しぶりね、あけましておめでとう。今年もどうぞよろしくね、遥を」

湊「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします、遥を」

遥「おい(怒)」

綾子「お土産までありがとうね。アップルパイ、後でみんなで食べましょう」

湊「いえ、こちらこそありがとうございます。こんなご馳走にお呼ばれしちゃって(^^)」

晶「いいのいいの。誰か来てくれないと、あたしたちだけじゃもて余しちゃうから。遥も暇そうだったしね」

遥「別に暇じゃない…」

晶「毎日ごろごろしてるだけでしょ。あ、小宮くん何飲む?お酒いろいろ買ってみたんだー」

遥「( ̄ヘ ̄#)……」

湊「わ、ほんとにいろいろですね。じゃあ、とりあえずビールで…」

晶「はーい。おばあちゃんはお茶ね。遥は?」

遥「……それ」

晶「あれ、遥お酒飲めるんだー?知らなかったー(´ 3`)」

遥「子供扱いするな( `д´)」

晶「だって飲むとこ見たことないもん。あたしもビールでいっかな。よし、じゃあえっと…新年に乾杯、で」

遥「(ごくごく…)」

湊「そういえば長谷部さんは…」

晶「あーうん、実家に帰ってるんだ。明日には来ると思うけど」

湊「あ、ですよね。俺たちも帰ってきてるし」

綾子「久しぶりの実家暮らしはどう?小宮くん」

湊「すごくのんびりしてますよ。バイトもないし、家事と弟の面倒見るくらいです(笑)」

晶「バイトは大変よね、あたしも短大の頃やってたけどさ」

遥「え…;」

晶「ちょっと、えって何よ?(´ 3`)」

湊「どんなバイトだったんですか?」

晶「んー、学習塾の事務。生徒に教えるのはね、もっと頭のいい人がやってたから。あと、学校の売店の棚卸とか」

湊「それはハードですね」

晶「でもまぁ、毎日やってたわけじゃないしね。家に近いとこだったから移動も楽だったし」

綾子「でもあなた、それでいくつか単位落としたんでしょう?」

晶「……まぁほら、必修じゃなかったし( ´∀`)」

遥「馬鹿……(ぼそっ)」

晶「聞こえてるからね?遥(^^)」

湊「晶さんはお酒強いんですか?」

晶「桜井家…っていうか、おばあちゃんの遺伝子があるからね。そんなに強くはないんだわ。でも会社の飲み会もあるし、そこそこにはなったかな。あ、遥はどうなの?」

湊「弱いですよー(笑)」

遥「弱くない!( `д´)」

晶「だよね、強いわけないもん」

綾子「おじいちゃんに似ていれば強かったかもしれないけど、あなたたちは揃って私に似ているから…」

晶「え、あたしおばあちゃん似なの?( ´∀`)」

綾子「……外見と体質は、ね。性格は……うぅん…」

遥「(笑)」

晶「ん?何笑ってるのかな遥( ´∀`#)」

遥「別に」

晶「…あーなんか酔ってきちゃったぁ、小宮くん助けてー(ぺたっ)」

遥「!ほとんど飲んでないだろ……( `д´)」

湊「あはは、困りましたねー(^^)」

遥「さっさと引き剥がせ( `д´)」

綾子「晶、いけませんよ。ご迷惑でしょ」

晶「あ、治った治った(笑) ありがとー小宮くん(^^)」

湊「どういたしまして(笑)」

遥「こいつ………( `д´)」

晶「べー(・┰・)……そうだ、せっかくだしあったかいうちに食べようよ、アップルパイ」

綾子「お酒飲みながら食べるの?もらいものの紅茶があったはずだから、それ飲みましょう」

晶「うん、よろしくー。あ、お団子あるから小宮くんも食べてね(^^)」

湊「はい、ありがとうございます」

遥「(アップルパイ……(´・ω・))コソコソ」

晶「あれっ、遥甘いもの食べられるの?」

遥「Σ」

湊「あんまり甘すぎるのは今もダメなんですけど、フルーツ入ってるのは食べてくれますよ」

晶「へー、そーなんだ。どうりで団子とか羊羮は食べないわけだわ」

綾子「はい、紅茶ね」

晶「ありがとー。うーん、さくさくでおいしい!紅茶も甘くなくていいよね」

綾子「小宮くんは本当にお料理が上手ね(^^)」

湊「いえいえ、趣味程度ですよ( ´∀`)」

遥「(ぱくぱく)」

晶「ほんとだ、遥も食べてる(゜゜)」

遥「見るな( `´)」

綾子「まだたくさんあるから、遠慮しないで食べてね。小宮くん」

湊「はーい(^^)」


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