:: 自転車 2015.10.02 (Fri) 01:26 湊「なーなー、買いたい物あるんだけどさ」 遥「?」 湊「自転車ほしいんだよね」 遥「自転車?」 湊「そー。大学は近いからともかく、バイトとか買い物行くには便利じゃん。買っていい?」 遥「別に…お前か買うなら許可なんかいらないだろ」 湊「大きい買い物する時はちゃんと夫婦で話し合うべきって母さんが言っ」 遥「誰が夫婦だ(怒)」 湊「ね、いいよな? 駐輪場もあるし」 遥「ん」 湊「遥も使っていいよ。…乗れる、よな…?(・ω・;)」 遥「当たり前だ(`_´)」 湊「あ、一度は二人乗りしような? へへへ…(^q^)」 遥「交通違反だろ」 湊「ぐっ…そうだね最近取り締まり厳しいよね。でも乗ろうよ! 長い長い下り坂をブレーキ握りしめてゆっくり下ってこうよ!(´;ω;`)」 遥「何語だ(´`)」 *** 湊「届いた(^q^)」 遥「ふうん…」 湊「よし、保証書もビニールも剥がし終わったし、せっかくだからちょっと乗ってくる(^q^)」 遥「ああ」 湊「買い物行ってくるね! ふふ、これで荷物もカゴに乗せられるぞ。ママチャリじゃない。ママチャリ気味のちょっとかっこいいやつだ」 遥「結局そうだろ」 湊「だって機能性>>>造形美だもん(´;ω;`)」 遥「早く行け」 湊「はーい(´ω`;)」 すいーっ 遥「……」 *** 遥「カギはここに差し込むのか…」 カチャッ 遥「何年ぶりだ……自転車なんて」 すいーっ 遥「!」 遥「意外と…乗れるものだな」 遥「昔少し乗ったきりだったが…覚えてるのか」 遥「どうせあいつも夕方まで帰ってこないし…ちょっと走ってみるか」 すいーっ 遥「(´ω`)」 すいーっ 遥「割と遠くまで行けそうだな」 すいーっ 遥「(´ω`)」 遥「歩くのは嫌いでもこういうのならまぁ…いいかもしれない」 すいーっ *** 遥「ずいぶん遠くまで来たな。そろそろ暗くなるから帰るか」 すいーっ 遥「…?」 遥「さっきと道が違うような…」 すいーっ 遥「ん……?」 遥「ここ…どこだ(゜ロ゜;」 遥「確か西から来たはずだ。ならここを右折して…」 遥「……(゜゜;)」 遥「携帯の地図って…どうやって見るんだ…」 遥「あ…そういえば充電してなかっ」 携帯「30秒後に電源が切れます(´ω`)」 遥「………」 遥「………(´;ω;`)」 遥「まずい…もう暗い…」 遥「とにかくコンビニ辺りに駆け込むか…」 すいーっ 遥「あった…セブン…!(´;ω;`)」 遥「公衆電話で…あいつに電話して…」 遥「いや…そんな情けないことができ」 ぐきゅるる〜 遥「……」 遥「小銭がない…(-_-)」 遥「食料を買って崩すか…」 *** チャリン ピッピッピッ プルッ…ガチャッ 湊『もしもし!? 遥!?(´;ω;`)』 遥「Σ!?」 湊『えっ違う!? すみません今恋人が行方不明なんですどこの誰か知りませんが非通知に構ってる場合じゃないんでほんとやめて下さいあっまさか遥を誘拐した奴かてめぇこの野郎ぶち×すぞ×××の××××がっ何とか言えよコラふざけ』 遥「俺だ!(怒)」 湊『えええ! うわああよかったぁ携帯にも出ないから心配したよぉぉ(´;ω;`)』 遥「……;」 湊『今どこっ? チャリでお散歩行ってたんだろ? すぐ迎えに行くからっ(´;ω;`)』 遥「…セブン。向かいにクリーニング屋がある…」 *** 湊「遥! はぁっ、よかった無事でっ(´;ω;`)」 遥「この気温で…よく汗がかけるな」 湊「もう、全力で走ってきたからっ、途中から上着脱いで来たよ。あ、遥寒いだろ! ほら、これ着てて」 遥「ん」 湊「よし、帰ろうな。もう夕飯作ってあるから」 遥「(よろっ)」 湊「っとと、大丈夫か? そっか、疲れたよな。自転車乗っていいよ、俺走るし(´・ω・`)」 遥「お前だって疲れてるだろ」 湊「平気平気。ここ、意外と遠くないよ。大学から四キロくらいだし(^q^)」 遥「十分遠い。………」 湊「遥? どうした?」 遥「……自転車、乗る」 湊「うんうん、それがいいよ(´ω`)」 遥「勘違いするな。もう疲れたから……漕ぐのはお前だ///」 湊「えっ……それって(゜゜)」 遥「……///」 *** すいーっ 湊「(´ω`)〜♪」 遥「(上機嫌だな…)」 湊「もうすぐ下り坂でーす(´ω`)」 遥「! 余計な報告をするな///」 湊「はいはい。しっかり掴まっててね」 遥「…///」 ぎゅっ 湊「いっくよー」 すいーっ 湊「これくらいのスピードなら怖くない?」 遥「…ん」 湊「へへ。念願が叶った(´ω`)」 遥「ふん…///」 湊「ありがと遥。…でももう心配させないでな、びっくりするから(´;ω;`)」 遥「(驚いたのはこっちだ…;)」 *** チャリに縁がなくていつも一年半くらいで壊れます…何故(´・ω・) ↑main ×
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