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2015.09.27 (Sun) 02:32

湊「ふんふーん」

カタカタ

湊「んーと…ここはこーして…」

遥「おい」

湊「ん?」

遥「最近…なんでそこまでパソコンにかじりついてるんだ」

湊「え? あぁ、大したことじゃないんだけど(・ω・)」

遥「まさかアダ…な、何でもない;」

湊「いやいやっ、別にやましいことはしてないよ? うーん…でも見せるのは恥ずかしいな」

遥「余計に気になるだろ(-_-;)」

湊「た、確かに; ほら、これだよ」

遥「ん……?」

『今日の夕飯は恋人の好物ばかりです(^q^)』

遥「なっ……なんだこれ…(゜゜)」

湊「せっかく料理上手いならもっと他の人にも見てもらえば?ってルシに言われてさ。先週からブログ始めてみたんだ」

遥「ブログ…? 要は日記か」

湊「ん、んー…まぁ、オープンな日記だと思ってくれればいいよ(´ω`;)」

遥「お前…そんなにパソコンに詳しかったのか」

湊「いやいや、ブログくらいなら誰だって簡単に作れる時代だよ(笑)」

遥「ふうん…」

湊「で、こんなふうに料理の写真とかレシピ載っけて記事にするんだけど、やってみると案外楽しいんだ。コメントとかメールももらえるし」

遥「メール…だと(`´)」

バッ(スマホを奪う)

湊「あの…メールって言ってもブログ内でやり取りしてるだけだから、別に個人アドレスで個人的にやってるわけじゃないよ?(^^;)」

遥「……し、知ってる///」

湊「ほんとは守山とかかりんくんも誘ったんだけど、かりんくんは家にパソコンもカメラもないから遠慮しますって言われてさ」

遥「守山は…」

湊「『他人からのいいね!などいらん。隣でかりんがいいですね!と言ってくれればそれでいい』って…あいつほんと人付き合い嫌いなのな(´`)」

遥「……;」

湊「まぁでもひとりのほうが管理はしやすいしな。コメントも来るから寂しくないよ(´ω`)」

遥「コメント…」

『この間掲載されていたおもてなし料理を作りましたが、簡単で見映えもよく、友達に褒められました! 更新楽しみにしてます!』

湊「こんな感じで送ってくれる人がいるんだ。モチベーション上がるよな。あ、たまにこーいう質問も来るよ(笑)」

『疑っているわけではないのですが、こはるさんは本当に男性でいらっしゃるんですか?』

遥「こはる…?」

湊「あ、俺のハンドルネーム。本名はまずいから、小宮遥を略してみましたふへへへへ(´ω`)」

遥「やめろ!///」

湊「で、俺のお返事」

『本当ですよ。残念ながら顔をお見せするわけにはいかないのですが、写真に写っている手を見て頂ければわかると思います。身長176の歴とした男子です(^^)』

遥「顔は出さないんだな」

湊「そのほうがいいだろ?」

遥「当たり前だ」

湊「んー? 『当たり前』の理由を訊きたいな?(笑)」

遥「べ、別に……誰が見てるかもわからないところに顔をさらすのが危険だからに決まって…///」

湊「ほんとに? 女性が寄ってきちゃうっていう心配じゃなくて?」

遥「違う!///」

湊「ふーん。あっ、遥のこともたまーに書いてるんだよ(^ω^)」

遥「はぁ?」

『只今恋人と同棲中です。おいしいものを食べさせてあげたいので日々料理を頑張っています(^q^)』

『コメント;恋人ってどんな方なんですか? ぜひ知りたいです』

『ショートヘアのかわいい子ですよ。ツンデレなので取り扱いには注意が必要ですが(笑)』

遥「人を危険物みたいに言うな(怒)」

湊「でも安定性はないよな(笑) あと、例のオリーブオイルキッチンよろしく、たまにリクエストが届くんだ」

『二週間後が彼女の誕生日なのですが、男でも簡単に作れるケーキを教えて頂けませんか? ケーキ作りに必要な道具は一通りそろっております』

遥「オリーブキッチン…(´Д`)」

湊「ね? まぁさすがに彼もケーキにオイルしたりはしないだろうけど」

遥「返事したのか」

湊「うん。実際に作った工程の写真とか載せてなるべく詳しく教えてあげたら、うまくできたみたい。彼女さん喜んでくれたって^^」

遥「ふうん」

湊「このままアクセス数が伸びれば、広告料とかもらえちゃうかも…ふふ(^q^)」

遥「ん?」

湊「ううん、何でもない。ちなみのこれが今日の写真。ご存じ唐揚げと煮物だ(^q^)」

遥「もうコメントが来たのか」

『すごくおいしそうですね! こんな料理を作ってもらえるなんて、こはるさんの彼女さんは幸せですね!(^ω^)』

遥「余計な世話だ(´ε`)」

湊「まぁまぁ。えーと、ありがとうございます…心なしか今日はいつもより食べてくれた気がします…っと。あぁ、おいしそうって言われるとやっぱ嬉しいなぁ(´ω`)」

遥「………」

湊「ん? どしたの遥」

遥「おいしそう…じゃない」

湊「んぇ?(゜ロ゜)」

遥「実際…う、うまいだろ…っ///」

バタバタッ

湊「あっ…行っちゃった」

湊「でへへへ(/ω\)」

『ありがとうございます。心なしかいつもより食べてくれた気がしましたが、後でおいしいと言ってくれました。幸せなのはいつも僕のほうですよ(^^)』


***
そのうちテレビで紹介されてテレビ局の人が必死に顔出しをせがむも断られて泣く泣くレシピ紹介だけ…になりそう(´・ω・)


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