:: 家族:三春の風邪
2015.05.26 (Tue) 03:22

み「くしゅんっ」

湊「あれ。三春どうした?」

こ「くしゃみか。だれかがうわさしてるのかな(・ω・)」

み「ちがうわよ。くしゅんっ」

遥「大丈夫か?」

湊「なんか顔赤いぞ? よいしょ…うーん、ちょっと熱あるっぽいな」

こ「えっ(´・ω・)」

み「なんでもないもん。きょう、ようちえんでおえかききょうしつあるし、はやくごはんたべなきゃ(´ε`)」

遥「そういえば幼稚園でも風邪が流行ってるらしいな。三春、熱測ろう」

み「…いやよ」

こ「おまえ、ねつがでてびょういんいくのいやなんだろ(・ω・)」

み「…;」

ピピピッ

湊「三十七度五分…今日はお休みしたほうがよさそうだな」

み「おえかききょうしつ…(´;ω;`)」

遥「お絵描き教室は来月にもある。無理に幼稚園へ行って、友達に風邪うつしたらどうするんだ」

み「…はぁい(´・ω・`)」

湊「今日しっかり休んで、ちゃんと風邪治そう? な?」

こ「いーなー、おれもがっこうやすみたい(´ε`)」

湊「小春はせっかく皆勤賞なんだから頑張れ(´ω`)」

こ「むー、ごちそうさま。じゃあなみはる、ちゃんとねてろよ(・ω・)」

遥「行ってらっしゃい」

こ「うん、いってきまーす」

バタン

遥「幼稚園に連絡してくる」

湊「ありがと。じゃ、パパもそろそろ仕事行くけど、あったかくして寝てるんだぞ?」

み「ちゃんとねてたら、びょういん…いかなくてもいい?(´・ω・`)」

湊「熱が下がれば大丈夫だよ。でもお薬は我慢して飲もうな^^;」

み「むう…(´ε`)」

湊「じゃあ、三春よろしくな。遥もうつらないように気をつけて」

遥「ああ」

バタン

遥「食欲はあるか?」

み「ん…あんまり」

遥「とりあえず水分補給はしないと…ほら、アクエリアスだ」

み「んくんく…」

遥「布団敷いたから、腹が減るまではしばらく寝てていい」

み「はぁい(´・ω・`)」

ごそごそ

遥「寒くないか?」

み「うん」

遥「暖かい日が続いて、急に寒くなったからな。体が温度変化に耐えられなかったんだろう」

み「でも、おにーちゃんはへいきなのね(´・ω・`)」

遥「小春はもともと体が丈夫だ。風呂上がりに裸でいても風邪なんか引いたことがない(´д`)」

み「わたし、からだよわいのかな」

遥「赤ん坊の時よりはずっと強くなった。病院もめったに行かなくなったし」

み「そうなの? よかった(´ω`)」

遥「よしよし」

なでなで

み「きょうは、ままにいっぱいあまえられるよね。おにーちゃんとぱぱのぶんも(´∀`)」

遥「ん。何か食べたいものはあるか?」

み「んと…くだもの…」

遥「果物か。りんご、すり下ろせば食べられそうか?」

み「うん(´ω`)」

遥「わかった。ちょっと待ってろ」

てくてく

み「(でも、おえかききょうしついきたかったな…(´・ω・`))」

遥「三春?」

み「あ、うん。いただきます。ぱくっ…しゃりしゃりしてておいしい(´∀`)」

遥「そうか。……幼稚園、行きたかったのか?」

み「うん…。きょうのおえかき、おはなのえ、かくよていだったの(´・ω・`)」

遥「花の絵か…」

み「ようちえんのかだん、いっぱいさいてるから…かきたかったなぁって(´・ω・`)」

遥「……」

み「でも、おえかきはいつでもできるもんね。かぜ、はやくなおさなきゃ」

遥「そうだな。風邪が治ったら、どこか花の綺麗な公園にみんなで行こう」

み「うん(*´ω`)」

〜〜〜

こ「(みはる、ちゃんとめしくってるかな…)」

こ「(ねつあがって、ぐったりしてないかな…)」

先生「…るくん。小春くん」

こ「あっ、せんせΣ(゜д゜)」

先生「どうしたの? みんなもう外に遊びに行っちゃったわよ?」

こ「ほんとだ(OoO;)」

先生「子供は元気に遊んでらっしゃい^^」

こ「ほーい。いってきまーす(・ω・)」

先生「行ってらっしゃい^^」

こ「(きょうは、ほうかごさっかーしないではやくかえろっと)」

〜〜〜

プルル…
ピッ

遥「はい」

湊『あ、もしもし。三春の調子どう?』

遥「今、うどんを少し食べて薬飲んで寝たところだ」

湊『そっか、食べられるならよかった。熱は?』

遥「少し下がった。でも37度はある」

湊『うーん、ゆっくり寝れば大丈夫かなぁ。他に症状なさそう?』

遥「鼻炎が少し。喉は腫れてるが痛くはないらしい」

湊『パパ心配だよぉ(´;ω;`)』

遥「仕事しろ(´д`)」

湊『あう。遥は大丈夫? うつらないようにな?』

遥「マスクはしてる。今のところ特に症状はない」

湊『そっかぁ。俺もなるべく早く帰るようにするから、頼むな』

遥「ん」

〜〜〜

み「ん…。まま…?」

遥「起きたか」

み「あ、おしごとしてたの?」

遥「ああ、もうすぐ終わる。桃の缶詰とか…食べるか?」

み「もも? うん、たべたい(´ω`)」

遥「わかった」

パカッ

遥「半分くらいでいいか。ほら」

み「いただきます。あむあむ」

遥「食べたら熱測ってみるか」

み「うん。なんかね、からだ、かるくなったみたい(´・ω・)」

遥「熱が下がったんだな」

み「よかったー。あした、ようちえんいっていい?」

遥「パパに訊いてからだな」

こ「たっだいまー」

み「おにーちゃん、かえってきたのね」

遥「お帰り」

こ「ただいま、まま。おいみはる、なおったか(・ω・)」

み「うん。これたべたらおねつはかるわ」

こ「あっいーな、もも!(`・ω・)」

遥「余ってるの食べるか?」

こ「たべるたべる! …あっ、やっぱりあとでいい! いってきまーすっ;」

遥「? どこに行ったんだ」

み「おともだちのところよ、きっと(´ε`)」

遥「でも財布持っていったからな。買い物か」

み「じゃあすっぱまんちょこね(´д`) まま、きょうはおかいもの、しないの?」

遥「材料はあるから大丈夫だ。三春はお粥のほうがいいか?」

み「うん。ごはんは…たべられない、かも(´・ω・)」

遥「そうだな。今日は消化のいいものを食べよう」

湊「ただいまーっ(゜゜)」

み「あ、ぱぱ。きょうははやいのね」

湊「三春が心配で帰ってきちゃったよぉ!(´;ω;`)」

み「ちゃんとおしごとしてよ(´ε`)」

湊「うあぁ! ママと同じこと言ってるっ(´;ω;`)」

み「でも……ありがと(´ε`*)」

湊「三春ぅ(´;ω;`)」

こ「ただいまっ。あれ、ぱぱはやい!(゜д゜)」

湊「今日は早退してきたんだ。ちょうど部活もなかったし」

こ「みはる、ほら。これやるよ(´・ω・)」

がさがさ

み「あ! ぷりん(゜゜)!」

遥「それを買いに行ってたのか」

こ「すきなものならたべたくなるだろ。ちゃんとたべて、はやくなおせよ(`・ω・)」

み「おにーちゃん…」

湊「パパも買ってきたよ、ほらバニラアイス! 熱あるから冷たいもの食べたくなるかなって…あ、フルーツゼリーもあるからねっ(^0^)」

遥「そんなにどうする気だ( ̄_ ̄#)」

湊「ごめん(´・ω・`)ショボン」

み「おにーちゃんもぱぱもかいすぎよ。わたしたべきれない(´ε`) ……うれしいけど///」

湊「(´;ω;`)ブワッ」

こ「たべるのてつだってやってもいーぞ(・ω・)」

み「だめよ、わたしのだもん(`‐´)」

こ「たべきれないんじゃないのか(・ω・;)」

遥「夕飯、三春はお粥がいいらしい」

湊「そっか。三春、卵のお粥でいい?」

み「うん」

こ「まさかおれもおかゆ…!?(OoO;)」

湊「違う違う。健康な人は豆腐ハンバーグだよ^^;」

こ「へへ、やったぁ(´ω`)」

み「まま、おねつはかったよ」

遥「かなり下がったな。よかった(なでなで)」


***
娘のためなら父も兄も(特に父)頑張るのです(´・ω・)



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