:: 姉の彼氏は草食系2
2015.01.24 (Sat) 00:58

・続き


綾「お夕飯できましたよ〜」

トントン(階段)

遥「(`‐´)」

湊「いてて…」

晶「わ、豪勢じゃん。あれ? どうしたの小宮くん、ほっぺ真っ赤よ(´・ω・)」

湊「あはは、ちょっとおいたが過ぎまして(´ω`;)」

遥「(夕飯前なのに盛るな…(怒))」

潤「(あ、遥くんなんか怒ってる…(´・ω・`))」

綾「さぁ、食べて下さいな。普段は私と晶だけだから、こんなに作ったのは久しぶりだわ」

晶「だよねー。食べる人いないし、お米も一日二合くらい炊けば収まっちゃう」

湊「それ俺の一食です(笑)」

綾「今日はたくさん炊いたから、遠慮なく食べてね。長谷部さんもどうぞ。お若いんだもの、食べますでしょう?」

潤「ありがとうございます。本当においしそうです…煮物なんてめったに食べませんし」

晶「少食な遥が唯一ぱくぱく食べるものよ(´ω`)」

遥「馬鹿にするな(-"-;)」

潤「(また怒ってる…(´・ω・`))」

晶「ってことで頂きまーす」

湊「頂きます。ん…このハンバーグ、大根おろしとしそが乗っててうまいですね(゜゜)」

晶「和風ハンバーグ、潤ちゃんの大好物なの。ね?」

潤「は、はい。こんなにおいしく作って下さって感激です」

綾「よかったわ、お口に合って」

潤「好物がハンバーグなんて、子供っぽいってよく言われるんですけどね^^;」

晶「何言ってんの、嫌いな人のほうが少ないわよ」

湊「ファミレスとかだと定番ですよね。俺も好きですし」

遥「(そういえば好きだったな…)」

晶「あたしもおばあちゃんにこれの作り方習おっと。ね、今度潤ちゃんの家に行ったら作ってあげる(^ω^)」

潤「ほんとですか? えへ…///」

遥「(…作ってやるか…///)」

湊「遥? 箸止まってるよ?」

遥「な、何でもない…//」

綾「それにしても…お一人で暮らすのは大変でしょう? お仕事も忙しいでしょうし」

潤「そうですね。社会人になりたての頃は苦労しました^^;」

晶「あたしも短大行ってた時はきつかったなぁ。ご飯は学食があるけど、たまーにうちのこういうおかずが恋しくなってさ」

潤「ありますよね。味噌汁とか、そういうのが無性にほしくなったり」

湊「一人暮らしかぁ。したことないからわからないかもな」

遥「ん」

綾「あら。遥だっていずれはするようになるわよ(´ω`)」

遥「え……あぁ…」

遥「(そうだ…。ずっと、一緒に住んでいられるわけじゃ…)」

遥「……(´・ω・`)」

湊「…遥(小声)」

遥「?」

ぎゅっ

遥「!」

遥「(机の下で…手…///)」

湊「後でまた、な(小声)」

晶「あ。潤ちゃんご飯お代わりする?」

潤「は、はい。ありがとうございます」

晶「なんかいつもより食べるね。ラーメン屋とか行っても大盛りとか頼まない食欲なのに」

潤「なんだかお腹がすいてしまって。それに、どれもすごくおいしいので^^」

綾「ありがとう。作り甲斐があるわ」

晶「そうだ、小宮くんもお代わりいる?」

湊「はい、ぜひ^^」

晶「遥は…うん、ないない」

遥「(-"-;)」

湊「拗ねないの(笑)」

綾「そういえば、ご兄弟はいらっしゃるの?」

潤「はい、妹が二人います。六つ下と八つ下ですね」

湊「結構年が離れてるんですね」

晶「そっか、小宮くんの弟くんも十くらい下だよね」

湊「ええ。最近ちょっとやんちゃになってきました(笑)」

遥「(優太がやんちゃ…想像がつかない…;)」

綾「でも年の差があると、やっぱりかわいらしいでしょう?^^」

潤「昔は後をついてきてかわいかったんですが、中学高校だとそっちのけにされてしまって。頼りないお兄ちゃんだと言われています(笑)」

晶「へぇー。年が近いと喧嘩ばっかりよ? あたしと遥なんて、昔は毎日のように闘ってたわ」

遥「一方的な暴力だ( ̄_ ̄#)」

綾「まぁ…原因はほとんどあなただったのよ、晶^^;」

晶「おばあちゃんまでひどーい(´ε`)」

遥「(ぱくぱく…)」

潤「(あ、本当にぱくぱく煮物食べてる…(笑))」

晶「もー。遥は煮物出すとそればっかり食べるんだから」

遥「何を食べようが勝手だ(`‐´)」

潤「(なんで遥くんは晶さんに喧嘩腰なんだろう…^^;)」

湊「慕ってる人ほど素直になれない性格なんです(小声)」

潤「あ、なるほど(小声)」

潤「(いや、むしろ小宮くんこそ何者なんだろう…?)」

綾「あなたたち、ご飯時に騒いではいけませんよ。お客様もいるのよ?」

晶「はーい(´ε`)」

遥「(むすっ)」

ガタガタッ

綾「あらあら。風がずいぶん強いわね」

晶「おばあちゃん、なんか嵐がくるらしいよ。ほら(スマホ)」

湊「ほんとだ。暴風警報が出てます」

潤「雨も降ってきましたね」

晶「潤ちゃん、帰り危ないんじゃない?」

潤「大丈夫です。僕だけならなんとかなりますよ^^」

晶「えー、泊まってっちゃえばいいじゃん」

泊まってっちゃえばいいじゃん
泊まってっちゃえばいいじゃん…
(エコー)

潤「すっすみません! お手洗いお借りしますっっ///」

晶「ん? 照れちゃったのかな、愛い奴よのう(´ω`)」

綾「でも心配だわ。お布団もお部屋も余っているし、泊まっていってもらいましょうか」

晶「わかったー、照れがおさまったら伝えとく。あっ、小宮くんも泊まりなよ?」

湊「へっ?;」

遥「Σ」

綾「そうだわ。外に出るのも危ないし、よかったら泊まっていって?」

湊「や、大丈夫ですよ。すぐそこですし……ん?」

ぎゅっ

遥「………///」

湊「……デレ期キター(小声)」

晶「ん?」

湊「あ、いえっ。ご迷惑でなければ、お言葉に甘えさせて頂こうかなって…」

綾「いつも遥がお世話になっているんだもの、これくらいは気にしなくていいのよ^^」

湊「ありがとうございます(´ω`)」

遥「(なんで引き止めるような真似を…うぅ…///)」

・夕食後のおまけ

潤「……;」

遥「……」

潤「(き…気まずい…;)」

潤「(どうしてこんな状況に…(´;ω;`))」

綾子→自室で琴弾く
晶→風呂
湊→お泊まりを電話で伝えに

潤「(誰か戻ってきてぇぇ(´;ω;`))」

遥「…あの……」

潤「は、はいっ(/Д\)」

遥「…? ……こんなこと言うのもおかしい…かも、しれませんが…」

潤「はいなんでしょう!(/Д\)」

遥「…姉貴は、やめたほうが…」

潤「Σえっ、やっぱりですか(´;ω;`)」

遥「(やっぱりってなんだ…? やっぱり、姉貴の奴隷にされると薄々感づいて…?)」

遥「逃げるなら、今のうちかと…」

潤「(暗に晶さんから手を引けということなのかな…(´;ω;`))」

潤「そ、それはできません。晶さんはしっかりしてますけど、けど…僕だって晶さんを支えてあげたい…」

遥「…やめたほうがいいです」

潤「えっ(´;ω;`)」

遥「(あなたが)幸せになれない…と思います」

潤「(僕では晶さんを幸せにできない…そう思われてるんだ…(泣))」

潤「僕、一生懸命頑張りますから!(´;ω;`)」

遥「あの…頑張らなくていいです(姉貴が図に乗るから)」

潤「Σ(゜д゜ll)ガーン」

潤「うっ…うぅ…っ、晶さぁんっ(逃)」

遥「………?」


***
全く噛み合わなかった(結論)
お泊まりシーンに続くかもです(´・ω・)



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