:: いい夫婦の日(11/22)
2014.11.26 (Wed) 00:59

・11/22にうpする予定だったもの


湊「ね、今日なんの日かわかる?(´ω`)」

遥「…去年、言ってただろ」

湊「覚えててくれたんだ? なら話が早いな」

遥「何をする気だ( ̄_ ̄#)」

湊「いい夫婦の日を祝して、それっぽいことやるつもりだけど?^^」

遥「夫婦になった覚えはない(`Д´)」

湊「それ去年も言ってなかったっけ? まぁいいや、行こ行こ」

遥「ちょっ、どこに…」

湊「デートに決まってるだろ。冬服、一緒に見に行こうよ」

遥「服なんか別にいらない…」

湊「俺が遥に着せたいだけだからいいの。服買ったらファミレスでご飯な」

遥「か、勝手に決めるなっ」

湊「で、ご飯食べたら映画見て夕飯の買い物して帰る。おっけー^^」

遥「…(ノ_-)」

〜〜〜

湊「あ、このコートかわいい。こっちの色もいいなぁ」

遥「そんなのいいから…早く行くぞ」

湊「お腹すいてるんだ?(笑)」

遥「うるさい」

湊「ちょっと待ってて、会計してくる。その間、何食べたいか考えといてな」

遥「はぁ…」

遥「(あいつ…久しぶりの休みなのに…)」

遥「(家で寝てたほうがよかったんじゃないのか…)」

湊「お待たせー。よし、ご飯行こっか」

遥「……ん」

湊「…遥?」

遥「なんだ」

湊「…楽しく、ない? 無理やり連れてきたの、やっぱり怒ってる…?」

遥「…別に怒ってない」

湊「怒ってるよ。お腹すいてる時はいつも不機嫌だけど、それだけじゃないんだろ?」

遥「っ…そんなのどうでもいい」

湊「よくない。なんかしたなら謝るから、何が気に入らないのか言ってよ」

遥「気に入らないなんて言ってない!」

湊「じゃあどうしたんだよ。なんかイライラしてるし…」

遥「せっかくの休日に、お前が…わざわざこんなことするから…っ」

湊「やっぱそれが嫌だったのか。…でもそれって、遥にとってはデートより家でだらだらしてるほうがいいってことだよな」

遥「俺のことじゃない!」

湊「じゃあ誰のことなんだよ。はぁ…もういいよ、帰ろう。俺だけ楽しんだって仕方ないし」

遥「違うって言ってるだろ! そうやってすぐ拗ねるから…」

湊「先に拗ねたのは遥のほうだと思うけど。いいよ、俺の都合に付き合わせて悪かったな。帰ったら昼寝してていいから」

遥「う…っ……」

湊「泣きたいのは俺のほうなんだけどな。…はい、着いたよ。それじゃ、お休み」

バタン

遥「(違う……)」

遥「(こんなはずじゃ、なかったのに…)」

遥「(もっと、ちゃんと…あいつに言えばよかった…)」

遥「ふ……ぇ…っ」

〜〜〜

湊「あーあ、レポートも進まねーし…はぁ。やってられるかっての」

湊「………」

湊「…また、自分ばっかり舞い上がってたのか」

湊「遥、今日他にやることあったんだろうな…」

湊「予定も聞かないで、唐突にデートするって決めて…そりゃ嫌がられるよな…」

湊「俺がいたらろくに休めないだろうし…しばらく外に出てるか」

ガチャ
バタン

〜〜〜

遥「!」

遥「(まさか、外に…)」

バタバタ

遥「いない…」

遥「(俺に呆れて出て行ったのか…)」

遥「……なんで、こんなに…」

遥「(こんなに、涙が止まらない…?)」

〜〜〜

湊「なんとかレポートは終わった…まぁ、やっつけ作業だけど;」

湊「連絡来てないな…当たり前か」

湊「きっとふてくされて寝ちゃってるよな」

湊「(とりあえず一段落して頭も冷えてきたし…いったん帰るか)」

湊「(俺も遥も、すぐ拗ねるのは悪い癖だよな…)」

湊「考えてみれば、この寒い中特別な理由もなしにデートするほうが自分勝手か…」

湊「風邪なんか引いてないといいけど…」

〜〜〜

遥「もう夕方か…」

遥「(夜になっても帰って来なかったら…泣いてでも、電話するべき…か)」

遥「もともと…誘いをかけられた時点で、あいつの心配していたら…」

遥「……」

遥「(今頃…違う奴とでもデートしてるんじゃ…)」

遥「(嫌だ……っ)」

ピッピッ
プルルル…

湊『はい?』

遥「ぁ……そ、の…」

湊『…遥、ごめん』

遥「え…」

湊『久々の休みだから、遥とどっか行けるんだと思ったら舞い上がっちゃって…遥の気持ち無視して勝手に決めて、悪かったよ』

遥「ち、ちがっ…」

湊『だめだよな。今日は夫婦っぽいこといっぱいしたかったのに…結局それで遥に負担かけてたし』

遥「違う! あれは…自分が休みたかったわけじゃ…ひっく…っ」

湊『遥? 泣いてるの?』

遥「お前が…っ、バイトとか…忙しそ…、だったから…。ちゃんと、休んでほし…って…」

湊『遥……』

遥「服とかに、金使わせるのも…悪いと思って…っ」

湊『っ…ごめん。そんなふうに、俺のためを思ってくれてたなんて…。ほんとにごめんな。俺、全然遥のことわかってなかった。こんなんじゃ、今日を祝してなんて言う資格ないよな』

遥「資格なんか…どうでもいい。いいから、ちゃんと帰ってこい…っ」

湊『──ねぇ、遥。聞いてもいいかな』

遥「……?」

湊『こうやって、今まで何回も喧嘩して…その度に、俺の悪いとこいっぱい見えてると思うんだ。なのに…なんで、それでも一緒にいてくれるの?』

遥「──……そんなの、」

遥「お前が、特別だから…」

遥「そばに、いたい…から、っ」

ぎゅっ

湊「俺も」

遥「!」

湊「どんなに喧嘩しても、遥が世界で一番好きだから。全部、ひっくるめて愛してるんだ」

遥「っ……ふ…ぅ…」

湊「泣かせてごめんな。もう、ひとりにしないよ」

遥「ひっぅ……っ」

湊「……今更すぎるだろうけど、今日これから…できる範囲で、夫婦っぽいことしていい?」

遥「ふ、ふう…ふ…///」

湊「うん。まずは、ご飯になるけどな^^」

〜〜〜

湊「ごめん。買い物してないから、あり合わせになっちゃって…」

遥「別に、気にしない。味はいいだろ…///」

湊「遥…(´;ω;`)」

遥「さ、さっさと食べ…」

ちゅっ

遥「おい(`‐´)」

湊「だって我慢できない」

遥「我慢しろ;」

湊「うう…(´;ω;`)」

遥「…口、開けろ」

湊「へ? むぐっ」

遥「…(ぷいっ)」

湊「あーんしてくれた! やばい嬉しい(´;ω;`)」

遥「いちいち口に出すな///」

湊「ね、遥。あーん」

遥「……(もぐもぐ)」

湊「遥ぁっ(抱)」

遥「やめろっ、離せ!」

湊「……さっきの、ほんとごめんね」

遥「…もう忘れた」

湊「…うん、そだね(´ω`)」

遥「馬鹿…///」

湊「大好きだよ。これからもこの家で、俺とご飯食べたりお風呂入ったり寝たりしようね」

遥「ふん……///」


***
アップすんの忘れてたorz



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