:: 凌也の嫉妬B
2014.08.21 (Thu) 11:35

?「おいかりん、なんだよオレに話って」

か「えっと、僕が昔からお世話になっている先輩が、優希先輩に会いたいって…」

優希「オレは別に会いたくねーぞ」

か「え、えへへ^^; あ、先輩っ」

優希「あ? あのクソ真面目そうな奴かよ( ̄_ ̄#)」

か「とっても優しいんですよ」

優希「はー。おいお前、オレに何か用かよ」

凌「俺は守山凌也。かりんが世話になっていると聞いたので、一応礼をと思って来た」

優希「別に大したことねーよ。こいつ入ったばっかだから仕事教えねーと使えねぇだろ」

凌「とりあえず…感謝していると言っておく。だが」

か「ほぇ?」

がしっ

か「Σふにゃっ?」

凌「かりんは俺のものだ(O_O)」

優希「なんだこいつ…目がやべぇ(-"-;)」

凌「仲良くしてもらうのは一向に構わないが、くれぐれもかりんを手籠めにしようとは思わんことだな(O_O)」

優希「思うわけねーだろ。てめぇ頭沸いてんじゃねーのか(´д`)」

か「せ、先輩! あのっ、優希先輩はそんな…」

凌「お前は何も言うな。これは俺の沽券に関わる問題……Σぐふっ」

佳「なんかお騒がせしてすみませーん。こいつにはあとでよーく言っときますんで、これからもかりんちゃんをよろしくお願いします(´ω`)」

凌「おい成島、邪魔立ては無よ……ぐっ」

湊「いやー、こいつ今頭に血が上ってて。ほんとすみません^^」

優希「なんだてめぇら、どっから沸いて出やがった( ̄_ ̄メ)」

か「この方たちも先輩なんです。さっき、お店に来て下さったんですよ」

優希「ふーん。とりあえずこのイカレたクソ真面目野郎を引き取ってもらうか」

凌「待て。話はまだ終わ…ぐふっ」

佳「あんたはしばらく黙ってろっての(´д`)」

優希「おい、意味わかんねぇ。オレが何したっつーんだよ」

か「ご、ごめんなさい。えと…」

優希「お前が謝ることじゃねーだろ。そっちの、まともな話ができそうな奴が説明しろ」

佳「小宮よろしく」

湊「えー、俺? ……こいつはかりんくんの先輩兼保護者なんだよ。昔から家族同然で過ごしてきたから、もう弟みたいなもんで…」

凌「何を言うか。俺とかりんは恋び」

佳「とりゃあ!」

凌「Σぐぅっ」

佳「これ以上話こじらせんなっ(`Д´)」

湊「それで、かりんくんの新しいバイト先での様子が気になって、みんなで見に来たら…まぁ、君みたいな見た目が怖そうな人がいたから心配しちゃって。ほんと、悪かったな」

優希「それにしちゃ手籠めが云々とか言ってやがったが…(-"-;)」

か「先輩……(´・ω・`)」

凌「…済まない。お前に面倒をかけるつもりはなかった」

翼「まぁ、行動は突飛なものだったが悪気はなかったんだ。許してやってくれ」

湊「こいつ、言い出したら聞かない奴じゃん? かりんくんのこと、凄い心配しててさ^^;」

か「…ごめんなさい。僕がちゃんと、バイト先のこととか優希先輩のこととか、話していたら…(´・ω・`)」

凌「…いや、お前に非はない。俺が冷静でなかっただけだ。人間関係に口を挟んで悪かった」

優希「ちっ、とばっちり食わされただけかよ。めんどくせぇ奴だな」

遥「(´・ω・)」

優希「? そっちの奴はなんだよ」

湊「あ、ちょっ;」

遥「! (/Д\)」

優希「なんだよ、こっちにかわいいのがいるじゃねーか」

湊「だめー! この子はだめっ(´;ω;`)」

優希「うるせぇ黒髪。ほら、こっち来いよ」

遥「(ぶんぶんっ)」

優希「は、つれねー奴。顔はかわいいけど惜しいな」

翼「桜井に触るなぁ! ひぎっ(/Д\)」

優希「デコピンで騒ぐんじゃねーよ。へー、桜井っつーのか」

湊「ちょ、ルシもなんとか言えよっ;」

佳「不良×ツンデレ…hshs(;´Д`)」

湊「聞いちゃいねぇ!(OoO;)」

遥「(´;ω;`)プルプル」

翼「おい貴様っ、やめろ! 何を勘違いしてるかわからんが、桜井は男なのだぞ!(泣)」←過去に同じ過ちを犯した人

優希「ぁあ? んなもん見りゃわかんだろ」

凌「なんだと。お前はやはりそっちの気が……(O_O)」

か「わーわーっ、皆さん落ち着いて下さい! 優希先輩は…先輩はっ、女性です!」

佳「………」

湊「………」

翼「………」

凌「………」

遥「………」

優希「あ? てめぇらまさか男だと思ってたのかよ」

佳「思わないわけないだろがああ! 見た目も一人称もどっからどう見ても男じゃああ! あたしの(腐的な)ときめき返せっ(`Д´)」

優希「ときめきもクソもねぇ。こちとらお前と風呂もトイレも行ける性別だざまぁみろ」

凌「女だと…。俺はてっきり……」

湊「遥とは真逆の人種がいるってこと忘れてたよ…(´ω`;)」

翼「嘘だああ! 成島といいお前といい、こんな女性が日本の大和撫子を名乗れるわけがないっ(泣)」

佳「おいおま」

遥「(゜゜)……」

優希「どいつもこいつもみっともねぇ勘違いしやがって。おいかりん、ぽんぽこ行くぞ」

か「え、えと、ちょっとだけ待って下さいっ。先輩、こっちこっち…」

ずるずる…

優希「んだよ、またクソ真面目野郎について行きやがって。あぁ、桜井だったか? おいさっちゃん」

遥「(/Д\)」

優希「なんだよ女だぞ。怖がるこたねーだろーが。やれやれ…」

ガサッ

佳「あっ! このバッグのストラップ…もしかして!」

湊「ストラップ? この、楕円の変な奴?」

佳「そっか、あんたの髪! どっかで見たと思ったら、へにゃまるのボーカルだ!」

翼「へにゃまる…?;」

優希「マジかよ! お前ファンか!」

佳「あたしは違うけど、友達に大ファンがいるから。へにゃまるっていうのは、最近メジャーデビューしたV系バンドなの」

湊「やっぱV系は意識してたんだな^^;」

佳「このストラップは、ライブで買える限定ものなんだってさ。へにゃへにゃしたまる、つまり楕円」

優希「こんなところで話ができる奴に会うとはな。おい、てめぇもお好み焼き食いに行こうぜ」

翼「いや、成島はさっき肉そば大」

佳「マジかぁ! 行く行く^^」

翼「(OoO;)!?」

湊「女子ってこえー…」

優希「あんたも行くか? さっちゃんよぉ」

遥「(ぶんぶんっ)」

優希「ちっ、ふられちまった。仕方ねーな」

遥「(こわい……(´;ω;`))」

〜〜〜

ちょっと離れた路地裏にて。

凌「済まなかったな。いろいろと…誤解をして」

か「いいえ。嬉しかったです、お店に先輩が来てくれて^^」

凌「お前を信用していないわけじゃない」

か「はい」

凌「ただ…お前があまりに、奴の話を楽しそうにしていたからな…」

か「……」

凌「いや、何を言っても言い訳だな。家で待っているから、楽しんで来い」

か「っ、待って下さい!」

ぐいっ
ちゅっ

凌「!」

か「ぼ、僕……優希先輩のことは好きです。でも…こういうことしたいって思うのは、先輩だけ…りょ、凌也さんだけなんです。だから…///」

ぎゅっ

凌「……結局のところ、俺は拗ねていただけだったな。お前に…こんなに思われていると、知っていながら」

か「先輩……」

凌「気をつけて、楽しんできてくれ。あまり遅くならないようにな」

か「…はい……^^」

凌「その代わり…家に帰ってから明日の朝までの時間を、どうか俺にくれないか」

か「! ───…もちろんです。僕にも、下さいね^^」

凌「ああ。…待っている」

優希「おっせーぞかりん! カナも行くから早くしろよ!」

佳「優ちゃんかっこいー!(^0^)」

湊「と、とりあえず帰るか。な、遥^^;」

遥「帰る……(´;ω;`)」

翼「女とはわからん生き物だな…(´д`)」


***
凌かりがフィーバーするフラグを立てて終わっておく。ちなみにへにゃまるはクレイジーで鬱なボーカルと演奏後に何故かスティックを観客に投げつけるドラムと弦を常に琴の爪で弾くベースで有名らしい(誰得)


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