:: 凌也の嫉妬A
2014.08.21 (Thu) 06:45

佳「プギャー(^q^)」

湊「お帰り。どうだった？」

佳「不良とV系を足して2で割ったような奴がいたwww」

翼「猟奇的すぎるぞ(ＯoＯ;)」

湊「そういう感じか…。なるほど、守山が怒るわけだ」

凌「あんなチャラチャラした男にかりんは渡さん…(￣_￣メ)」

湊「あ、あれ？ かりんくんと親睦を深める資格云々じゃなかったっけ^^;」

佳「やっぱ嫉妬じゃん( ´_ゝ`)」

翼「わ、私もトイレついでに見てくるか…(´ω｀)」

佳「気をつけなさいよー。見てんのバレたらシメられそうだから」

翼「あ、ああ(´;ω;`)ｶﾞｸﾌﾞﾙ」

湊「そんなおっかない奴なの？(´ω｀;)」

佳「バンダナでよく見えないけど髪の先っちょが真っ赤で、首に金のチェーンかけてる。化粧もちょっと」

湊「確かに足して2で割ってんな;」

佳「でもなぁ、なんかどっかで見たことあるような…」

翼「な、なんとかバレずに見てきたぞ(´;ω;`)」

湊「どうだった？」

翼「こわい(´;ω;`)」

佳「泣くな(´д｀)」

湊「まさかルシ、その手のお友達はいないよな…？;」

佳「いるかい。腐どころか一般人でもいないわ」

凌「あいつにかりんは任せておけん。俺が直々に…(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

遥「じぃ……(´・ω・)」

湊「ん？ 遥もV系不良に興味ある？」

遥「ない。……鶏そば、あれか」

湊「あぁ、あっちの席の人が食べてるやつだな」

遥「(´・ω・)」

湊「…今度、二人で来ようよ」

遥「！ ……ふん…///」

か「お待たせしました。こちら、肉そば大盛になります」

佳「待ってましたっ(^0^)」

か「こちらが特製つけ麺です」

翼「おお、うまそうだな(´ω｀)」

か「天ざるは先輩ですね。はいどうぞ^^」

凌「…ああ」

か「？ 具合でも悪いんですか？」

凌「いや、大丈夫だ」

か「そうですか…？ あ、冷やし中華はこちらです」

遥「ん」

佳「ね、かりんちゃん。これからお好み焼き行く先輩ってあの人？」

か「あっ、はい」

翼「君、大丈夫か？ 恐喝されたりしていないか？(ＯoＯ)」

か「そんな、大丈夫ですよ。確かに見た目はちょっと怖い人ですけど、凄く優しいんです^^」

凌「バイトから上がったら、その先輩とやらと話をさせてくれないか」

か「ほぇ？(゜゜)」

佳「(修羅場キター(´ω｀;))」

湊「(嵐の予感しかしない(´∀｀;))」

翼「(早々に隣の書店あたりへ桜井と逃げるか…(´д｀))」

凌「いつもお前が世話になっているんだろう。礼が言いたいだけだ」

か「あ、はい。わかりました^^」

湊「(気づけかりんくん)」

佳「(目が笑ってないよこいつ)」

翼「(殺る気満々だぞ)」

か「？ 皆さん…？ あっ、すみません。こちらがスペシャルざるそばです^^」

ドンッ

翼「Σぶっ」

遥「(´д｀)…」

か「制限時間は20分です。このキッチンタイマーが鳴るまでに食べ終えたら、お代は結構ですよ^^」

湊「了解。頂きます」

カチッ

か「頑張って下さい。先輩、お食事が終わったら連絡下さいね。あちらの先輩にも伝えておきますから^^」

凌「ああ」

湊「…にしても守山、お前ほんとにその半ヤンキーと戦う気か？(´ω｀;)」

凌「当然だ。かりんを賭けて正々堂々と俺は戦う」

佳「かりんちゃん賭けてる時点でどうよそれ;」

遥「ちゅるちゅる…(´・ω・)」

湊「(カシャッ)」

遥「撮る暇があったら早く食べろ(￣_￣#)」

湊「大丈夫。左手にはスマホ、右手には箸」

佳「りょ〜お〜て、にーはゴーリラー、う〜たうの〜はズィーク(´ω｀)♪」

湊「空耳歌詞www グローリアな」

翼「おい何の話だ」

湊「自由のお前だ」

佳「んー、肉そばうまっ。制限時間なければあたしもそのチャレンジそばだったなぁ…(´・ω・)」

湊「チャレンジの意味ないだろそれ^^;」

翼「このつけ麺は最高だな。麺にスープがよく絡んで…」

湊「お前、いつだったかファミマのつけ麺が最高とか言ってなかったか」

翼「そ、それはそれだ;」

遥「(エビ入ってる…(´・ω・)♪)」

佳「遥ちゃんのもおいしそー。具がいっぱいね」

翼「エビにハムに卵、キュウリ、もやし、わかめ…本当だ、凄いな」

遥「…あ。焼豚、いらない…(-"- )」

湊「くれるの？ありがと^^」

佳「あ、かりんちゃんが頑張ってる」

凌「なんだと(ﾊﾞｯ」

か「こちら、丼のほうお下げしますね。んしょ、んしょ」

湊「あの量はひとりじゃ大変だな」

佳「ん、重そうね(´・ω・) あ！」

か「んしょ…わっ!?」

？「無理に運んでくんじゃねーよ馬鹿。オレ呼べって言ってんだろーが」

佳「半ヤンキー降☆臨」

湊「困ってる子のところに颯爽と駆けつける、まさかのイケメン枠w」

か「で、でも、運ぶのは僕の仕事ですし…先輩は麺を茹でたり、いろいろお疲れでしょう？(´・ω・`)」

？「ごちゃごちゃうるせーな、ほら半分貸せよ。その代わり、お前には後でクソ熱い釜の麺茹でてもらうからな」

か「…ふふ。はい、ありがとうございます^^」

佳「…なんかいい雰囲気じゃね？」

翼「あ、ああ」

湊「まるで乙女ゲームのようだ…」

バキィッ

翼「ひいっ(/Д＼)」

凌「あいつめ……許さん…(Ｏ_Ｏ)」

佳「あかん。目が据わってる」

湊「割り箸折るなよ、ほら新しいやつ」

凌「俺ならば半分ではなく全て運んでやる……いやむしろ、かりんごと…(Ｏ_Ｏ)」

湊「…だんだん犯罪者予備軍みたいになってきたな(´д｀)」

佳「こりゃさっさと食べて帰ったほうがよさそうね」

翼「無論だ´｀」

遥「ちゅるちゅる…(´・ω・)♪」

凌「お前たちが帰るなら止めはしない。これは俺と奴の問題だからな」

湊「ん、おっけー」

佳「なんも口出ししないから大丈夫ー」

翼「まぁ頑張りたまえ」

凌「……いや、もしお前たちが共に戦い抜きかりんを奪還したいと言うなら話は別だg」

湊「いや、別に奪還しなくてもよさそうだし」

佳「大して危険人物じゃなさそうだからいいでしょ」

翼「…面倒だ(´д｀)」

凌「……もういい。俺はひとりで行く」

湊「おう」

佳「いってら」

翼「うむ」

凌「……桜井…」

遥「ちゅるちゅる…(´・ω・)」

凌「……本当にひとりで行くぞ」

湊「なんなの？ こいつなんなの？ 俺たちについてきてほしいの？」

佳「さぁ。半ヤンキーが案外優しかったから動揺してるんじゃない？」

翼「さっきの様子ではさほど暴力的には見えなかったからな」

凌「……(ｶﾞﾀｯ」

湊「あ」

凌「…俺に…もしものことがあれば、火葬場ではノートPCも共に焼いてくれ」

佳「っせーな早く行けよ」

凌「……(´・ω・`)」

てくてく

佳「最期までねちっこい奴だったね(・ω・)」

湊「おい字！ 最後だろ最後！;」

翼「ま、これで踏ん切りがついただろう。私たちはやっと食事に集中できる…(-ω- )」

湊「ん、俺もやっと食べ終わった」

佳「ああっそういえば！ 何分経ったっ？;」

遥「17分」

湊「キタコレ(´ω｀)」



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