:: かんのーしょーせつ
2014.08.17 (Sun) 03:37

湊「ねー遥」

遥「ん」

湊「小説読みたくない?」

遥「……( ̄_ ̄)」

湊「そんな嫌そうな顔しなくても^^;」

遥「…ジャンルによる」

湊「んとね、一応恋愛かな」

遥「う……;」

湊「苦手?」

遥「読んだことが…ない」

湊「へー、珍しい。まぁ、遥はもともと本嫌いだしな」

遥「面白いのか」

湊「さぁ。それを遥に審査してもらおうかと思ってさ」

遥「? お前は読んでないのか」

湊「んー、読んだと言えば読んだんだけどな。ま、とりあえず…はい」

遥「スマホ…?」

湊「うん、本じゃないんだ。下にスクロールして読んでって」

遥「ん……」

遥「………」

遥「…………」

遥「……………」

遥「………………!?」

遥「っ!(/Д\)」

遥「読めるかっ!///」

湊「あっひどい、スマホ投げるなよ」

遥「こ、こんなっ……///」

湊「あれぇ、顔赤いなぁ( ´艸`)」

遥「うるさい! 変態……っ///」

湊「ただの官能小説じゃん。大したことないだろ?」

遥「うう……っ///」

湊「面白かった?」

遥「面白いわけあるか(`Д´)」

湊「残念。せっかく書いたのに」

遥「………は?;」

湊「だから、その小説。俺が書いたんだ」

遥「………はぁっ?///」

湊「この前、小説を書いてみようっていう講義があって…」

遥「授業で書いたのか…(怒)」

湊「違う違う^^; 課題はちゃんとしたやつ書いたよ」

遥「……(-"-;)」

湊「その講義はルシも受けててさ、どっちがえっちな小説書くの上手いか勝負しようってことになったんだ」

遥「ルシ……(´д`)」

湊「で、めったに本を読まない遥なら勝敗も決めやすいと思って読ませたわけ。次のページがルシのだから、それも読んでな」

遥「読みたくない……(/Д\)」

湊「ほんとはノーマルなやつ書きたかったんだけど、ルシがBLしか書けんって言うからさ」

遥「(´д`)……」

湊「それにまぁ…男女のえっちだと、遥が読んでもよくわからないだろうと思って(笑)」

遥「馬鹿にするな…(`‐´)」

湊「え、遥DTなのにわかるの? じゃあ後で教えてもらおうかな^^」

遥「Σ!」

湊「ほら、ルシのも読んで」

遥「(´д`)……」

湊「どう?」

遥「……言ってる意味が…よくわから…ない」

湊「うーん…ルシは専門用語を使いまくってるからだな」

遥「専門用語…」

湊「や○い穴とかア○ルとか言ってもなぁ…^^;」

遥「なんだそれ(´・ω・)」

湊「内緒。ね、俺のはどうだった?」

遥「思い出したくない…(/Д\)」

湊「ルシに見せたら絶賛されたんだけどな。危うく萌えの祭典夏の陣で発揮させられるところだった(w_-;)」

遥「な、なんで…こんな…っ///」

湊「ん?」

遥「こんなの、書けるのか…わからない…(/Д\)」

湊「それ褒めてるんだよな?^^」

遥「違うっ///」

湊「やっぱり経験してるほうがリアルに書けるもんだな。まぁBLはファンタジーだから、あんまりリアルでもだめだけど(´ω`;)」

遥「と、トイレ……///」

湊「……ちょっと待って( ´∀`)♪」

ぐいっ

遥「離せっ///」

湊「なんでトイレ行くの?(笑)」

遥「なんでって…普通に……;」

湊「ふうん? えっちな文章読んで興奮しちゃったからじゃなくて?」

遥「ち、ちが……やっ、触るなっ///」

湊「ほら、ちょっとおっきしてるじゃん。何なら耳元で音読してあげるよ? それ^^」

遥「いるかっ(/Д\)」

湊「せっかく遥の好きそうなシチュエーションで書いてあげたのに。最初にちゅーして、胸とか触りながら緊張ほぐして、濡れたかわいい遥を舐めてあげるの」

遥「そ…なんじゃ、ないっ///」

湊「そうやって前戯をたっぷりしてあげて、とろとろになった頃に入れると凄く喜ぶんだよな^^」

遥「〜っ///」

湊「ほら、嬉しそう」

遥「も、もうこんなの読むかっ///」

湊「じゃあ読まなくていいから、女の子とどうやってえっちするのか教えてほしいなぁ( ´艸`)」

遥「し、知ってるだろ…///」

湊「えー、わかんないよー(´ω`)」

遥「嘘つけ」

湊「遥も書けば? そういう小説(笑)」

遥「書くか(-"-;)」

湊「だよな。まず官能小説って漢字で書けるようにならなくちゃな」

遥「か、書けっ…」

湊「書けるの?」

遥「…ふん……////」

湊「(書けないんだ…ww)」


***
佳奈子絶賛のその小説は佳奈子の手によって漫画化されたとか。いったいどんなの書いたんだ…(´・ω・)


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