:: わんわんハプニング
2014.08.12 (Tue) 03:16

佳「見てこの子。かわいーでしょぉ(´ω`)」

犬「わふっ」

凌「Σ」

か「わんちゃんですか!」

凌「なんと愛らしい生物だ…。そうだ、何が食べたい。チーズでいいか」

犬「わんっ^^」

凌「おお…いい食べっぷりだ。よしよし」

か「かわいいですね。成島さん、この子どうしたんですか?」

佳「あたしの友達がね、ペット禁止のアパートなんだけどこっそり飼ってるのよ。でも、今日は部屋の点検かなんかで人が来ちゃうから、一晩だけ預かってって頼まれたの(´ω`)」

か「なるほどです。これくらい小さな犬なら、室内で飼えますもんね」

凌「しかし成島、預かると言ったが大丈夫なのか。お前の汚い部屋ではさぞ不快だろう」

佳「んだとコルァ。預けるのはあたしの部屋じゃないわよ、小宮と遥ちゃんのとこ」

凌「確かにあの家は広くていいな」

か「はい。わんちゃんもきっとのびのびできますよ^^」

佳「そ。ってことで、今からこの子とエサ、預けに行くわよー」

***

犬「わふっ」

遥「よしよし」

犬「わふ……(´ω`*)」
遥「お手」

犬「(`・ω・)サッ」

遥「おかわり」

犬「(`・ω・)ササッ」

遥「よし。食べていいぞ」

犬「わんっ」

佳「遥ちゃんすごーい、もう手懐けてる」

凌「ああ。伊達に毎日、忠犬にまとわりつかれてはいないな」

湊「おい。それ俺のことだろ(´ω`#)」

遥「昔、近所に犬がいて…よくエサをやっていた」

か「そうなんですか。桜井さんはやっぱり優しい方ですね^^」

遥「うるさい…」

犬「くぅん? わんっ」

遥「あ、あぁ。エサのおかわりか」

犬「(すりすり)」

遥「よしよし」

佳「遥ちゃんはやっぱ犬派なのねぇ」

遥「まぁ…。猫も、遊ぶ時はある」

湊「(´;ω;`)」

凌「諦めろ」

湊「まだ何も言ってねーよ!(´;ω;`)」

佳「しょーがないでしょ、一晩の辛抱よ」

湊「うう…遥ぁ、俺とも遊ぼーよ…」

遥「今は忙しい」

湊「ううぅ(´;ω;`) 犬なんかに…犬なんかに遥を奪われるなんて屈辱すぎる(泣)」

凌「別にいいだろう。犬だって十分愛らしいぞ´`*」

湊「じゃあお前、かりんくんと犬が戯れてたらどうするんだよ(´ε`)」

凌「写真におさめる」

湊「……もういいや」

犬「わふっ。ぺろぺろ…」

遥「やめろ、くすぐったい…(´ω`)」

湊「うわああ! 俺がふとももペロペロしてもそんな嬉しそうにしないくせにぃ!」

佳「声高に性癖暴露しないでくれない( ´_ゝ`)」

か「ふともも? ふとももって…(゜゜)」

凌「考えなくていい。忘れておけ」

湊「遥ぁ(泣)」

遥「(`‐´)キッ」

湊「怒っちゃった……(´・ω・`)ショボン」

犬「わふ…? くぅん…」

湊「そんな甘えまくりのわざとらしい声出したって無駄だぞ(´ε`)」

遥「ん…? ああ、水がほしいのか。ほら」

犬「ぺろぺろ…」

遥「´`*」

湊「(´;ω;`)」

佳「やれやれ( ´_ゝ`)」

***

湊「遥ー、風呂沸いたから一緒に入ろ?」

遥「こら、服を噛むな。仕方ないな…(´ω`)」

犬「くぅん…」

湊「………(´・ω・`)」

遥「? なんだ」

湊「……ううん。別に」

すたすた
バタン

遥「……?」

〜〜〜

湊「くっそー、あのわんころめ。俺の遥が…遥が……(´;ω;`)」

湊「ルシもルシだよな。せっかくの休日に、犬の世話頼むなんて……はぁ。遥はルシからの大根で懐柔されちゃうし」

湊「…なんか俺が馬鹿みたいじゃん。遥が俺に興味ないのなんて、いつものことなのに……」

湊「いかん、自分で言ってて悲しくなってきた(´;ω;`)」

ガチャ

遥「入るぞ」

湊「Σ!?」

遥「なんだ」

湊「いやいやっ、えっと……俺が遥の風呂に乱入するのはよくあるけど…逆は珍しいなって…」

遥「別に好きで乱入したわけじゃない。ただ…こ、光熱費が……(ゴニョゴニョ」

湊「(OoO)……」

遥「だ、だから…入りたくて来たわけじゃ、ない…っ///」

湊「遥……」

遥「ふん……//」

湊「あ、でもあの犬は?」

遥「水が苦手で…洗面所で手を洗った時に水が跳ねたら、逃げていった」

湊「そうなんだ…じゃあ、ここまでは入ってこれないんだな」

遥「! 変なこと…考えただろ(`Д´)」

湊「え……あっ、そんなつもりじゃ…^^;」

遥「どけ。入れない」

湊「う、うん…」

ちゃぷん

遥「熱い……(-"-;)」

湊「ごめん。遥が入るってわかってたら、ぬるめにしといたんだけど…」

遥「……謝るな」

湊「えっ」

遥「お前の、話……聞いてなくて、わ…悪かった…から…」

湊「いやっ、遥こそ謝らなくていいから! 犬と遊んでたんだし、仕方ないよ」

遥「ちがっ…」

湊「え?」

遥「別に……あの犬が、お前より…だっ、大事とか…そんなのじゃ、ない……///」

湊「……ありがと。嬉しい^^」

ぎゅっ

遥「ほ、本当に…わかったのか」

湊「うん。…遥はこんなに頑張って言葉にしてくれてるのに、拗ねててごめんな。犬だけじゃなくて、遥が俺にも凄く優しいのはわかってるから」

遥「ふん……。なら、いい…///」

***

遥「んん……」

犬「わふっ」

遥「ん……朝、か…」

湊「おはよ。まだおねむか?」

遥「んー……」

湊「こいつは朝から元気だよ。部屋の中走り回ってるから、さっき散歩行ってきたんだ。な?」

犬「わんっ」

遥「! 散歩……連れて行ってやったのか」

湊「そりゃ、俺だってこいつがかわいくないわけじゃないからな」

なでなで

犬「わふ…(´ω`)」

湊「それに遥と散歩デートさせるのも嫌だし…遥の体力じゃ、あちこち引きずられてぼろぼろになりそうだしさ(笑)」

遥「なんだと(`‐´)」

犬「わんわんっ」

ごろんっ

遥「よしよし」

湊「俺には?^^」

遥「……///」

なでなで

遥「犬か…お前」

湊「いいよ犬でも。大好きなご主人に尽くすことには変わりないし」

遥「馬鹿……///」



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