:: 子はる四編
2014.05.23 (Fri) 01:38

・カエルと子はる

遥「げーこ、げこ(´・ω・)」

遥「けろけろ(´・ω・)」

遥「げこげこ(´・ω・)」

湊「何してんだ?」

遥「かえるの、まね」

湊「あー、田んぼから聞こえるもんな」

遥「かえる、なんでなくんだ」

湊「あったかい季節が来て嬉しいんじゃない?」

遥「ふーん……おれ、なつきらい(´・ω・`)」

湊「夏バテしちゃうもんな。そろそろおたまじゃくしもいっぱい…」

遥「おたまじゃくし、つかまえる(`・ω・)」

湊「だーめ。この前、捕まえようとして田んぼに落っこちただろ^^;」

遥「むー…」

湊「おたまじゃくしじゃなくて、大人になってるやつ捕まえなよ」

遥「? おっきい、おたまじゃくし…?(´・ω・)」

湊「いや、カエル」

遥「………えっ(´・ω・)」

湊「え? あ……もしかして知らなかった? おたまじゃくしがおっきくなったらカエルになるって」

遥「(OoO;)!?」

湊「不思議だよなぁ。あんなやつが、手足生えてぴょんぴょんするなんて」

遥「う、うそだ……みなと、うそつくな(´;ω;`)」

湊「ほんとだって; ルシも守山もかりんくんも、グーグル先生もみんなそう言うぞ」

遥「ふぇ……びっくり(´・ω・`)」

湊「遥はおっきくなったらどうなるかな(笑)」

遥「みなとみたいに、なる(`・ω・)」

湊「んー、俺みたいになったらかわいくないぞ? 遥はかわいいままでいてほしいなぁ」

遥「(´・ω・)!」

遥「……じゃ、みなとみたいじゃなくてもいい…///」


・衣替えと子はる

湊「あー、これ去年全然着なかったな。今年は着よう。シャツはこっち、と……」

遥「押し入れ(`・ω・)」

湊「こらこら、入らないの。閉めちゃうぞ(笑)」

遥「やだっ(´;ω;`)」

湊「衣替えしてるんだから出ておいで。衣装ケースしまえないだろ?」

遥「ころも…てんぷら……?」

湊「その衣じゃなくて(笑) 洋服のことだよ。衣替えは夏服をしまって冬服を出したり、その逆のこと」

遥「なつのふく、だしてるのか」

湊「だんだん暑くなってきたからな。もうセーターとかいらないだろ」

遥「おれも、ころもがえする(`・ω・)」

湊「でも遥、衣替えするほど服ないんじゃ……いや、あったな。守山の奴があれもこれもって買ってくるから^^;」

遥「みなともいっぱい、おれのふくかうだろ」

湊「だってかわいいし。着ぐるみとか動物ものとか、ちっちゃい時しか着れないじゃん(/ω\)」

遥「おれはおとこだ(`Д´)」

湊「うう…。じゃあ、遥も引き出しから冬服出して、こっちに入れて」

遥「ん。んしょ…」

湊「夏服も買ってあげたいけど、半袖とかは外じゃ着れないしな。日焼けしちゃうし。でも子供って汗かくし、日射病とかなりやすそうだし…」

遥「うごいたら、あつくなってきた…(・ω・;)」

湊「その服も、洗濯したらしまおうな。いっそ今、着替えちゃえば?」

遥「じゃ、これきる。よいしょ…」

湊「スカートとかならきっと涼しいよ(笑)」

遥「おれはおとこだっ(`Д´)」


・ケンカと子はる

湊「だから、テレビはそんな近くで見ちゃだめだってば。目、悪くなるだろ」

遥「ぴたごらすいっち、ちゃんとみたいだけだ(`Д´)」

湊「じゃあせめて一メートルは離れないと。ほら、このテーブルのとこまで下がって」

遥「やだ。ぼーる、よくみえない」

湊「見えるだろ、ここでも。まさかもう視力が悪くなってるとか…(゜д゜)」

遥「ち、ちがう。ぼーる、みたいだけだ(-"-;)」

湊「だーめ。もー、ちゃんということ聞いてよ」

遥「おまえこそ、てれびくらいみせろ(`Д´)」

湊「見るななんて言ってないだろ。俺はただ、視力が心配だから…」

遥「そんなの、おまえにはかんけーない(ぷいっ)」

湊「……ふーん。あっそう。じゃあ好きにすればいいよ」

遥「すきに、してやる(`Д´)」

湊「はいはい。もう知らないからな」

ぷいっ
バタン

遥「なんだあいつ。ぴたごらすいっち、みたいっていってるのに……( ̄っ ̄)」

遥「ぴたっごらっすいっち(´・ω・)♪」

遥「………」

遥「…………」

遥「……………ふぇ」

遥「ふぇ………(´;ω;`)」

遥「ぴたごらすいっち……まいにち、おもしろい、のに…」

遥「みなととみないと、ぜんぜん、たのしくない……(´;ω;`)」

遥「ふぇ……みなとすいっちも、できない…」

遥「ふぇぇ……(´;ω;`)」

〜〜〜

湊「はぁ……」

湊「子供相手に、むきになりすぎだよな…」

湊「でも、最近の子供ってほんと視力悪いし…」

湊「預かってる手前、ちゃんとしつけなきゃって思うし」

湊「目が悪くなるのは、もうちょっと先でもいいよな」

湊「でも……遥の一番の楽しみ、だしな」

湊「俺が口出しちゃいけなかったかも…(ノ_-)」

〜〜〜

遥「ぴたごら……おわっちゃった…」

遥「みなとすいっち、できなかった…」

遥「ふぇ……けんか、しちゃった……っ(´;ω;`)」

ガチャ

湊「あ(T_T)」

遥「あ(´;ω;`)」

湊「………」

遥「………」

「「ごめん」」

湊「え」

遥「え」

湊「えっと……ごめん。そんなに怒ることでもなかったかなって思うし…大人なのに、拗ねてごめんな」

遥「ふぇ……め、わるくなるから、みなとのひざで、ぴたごらみればいい…のに、ごめん……(´;ω;`)」

湊「……はは(笑)」

遥「?」

湊「なんか……こういう時って、最後まで意地張れないのが俺と遥のいいとこだよな」

遥「(´;ω;`)?」

湊「んー、つまり、相性がいいねってこと」

遥「ふぇ……みなと…(´;ω;`)」

ぎゅっ

湊「ごめんね。寂しかったよ」

遥「おれも……、さみしかったぁ…(´;ω;`)」

湊「うん。仲直りしよう」

遥「ひっく……けんか、もうしたくない…(泣)」

湊「まぁな。でも、ケンカするほど仲がいいって言うし」

遥「そーなの…?(´・ω・`)」

湊「ケンカできるってことは、言いたいことを相手にちゃんと言えるってことだからな」

遥「いいたい、こと…」

湊「そう。遥も、俺になんでも言っていいんだよ。俺も言うから」

遥「……す、き///」

湊「!」

遥「(/Д\)」

湊「俺も。遥のそういうとこ、大好き^^」


・あの日と子はる

遥「……みなと(´・ω・`)」

湊「どうした? そんな困った顔して」

遥「…はら、へった」

湊「え」

遥「はらへった…(´・ω・`)」

湊「いや……でも、二時間前にご飯食べたよな?」

遥「たりない。めし、もっと…(´;ω;`)」

湊「まさか……これは、おっきい遥でお馴染みの"あの日"か(OoO;)」

遥「なにいってるんだ(´・ω・)」

湊「わからない人は本編の"いっぱい食べる君が好き"を読んでくれ。ともあれ、普段が少食な遥には一年に数回ほど、めっちゃ食べる日が訪れるんだ」

遥「めし、はやく…(´;ω;`)」

湊「あっ、ごめん; 何食べたい? なんでも作ってあげるよ^^」

遥「なんでも……(゜゜)」
湊「そう。手に入る食材ならな」

遥「からあげと…ぽてと、さらだ」

湊「んー、作るのにちょっと時間かかるな。ほら、りんご剥いたから食べて待ってて」

遥「あむっ」

湊「ふふ。今日はいっぱい食べさせるぞ^^」

〜〜〜

佳「なに、パーティーでもすんの? ずいぶんこしらえたじゃない」

湊「例のあの日なんだ」

佳「納得。あっ、遥ちゃん口の周り拭いてあげる(笑)」

遥「はむっ、はむっ(`・ω・)」

佳「かーわいー。豆腐ハンバーグ食べてる( ´艸`)」

遥「むぐむぐ。みなと、ももたべたい…」

湊「ちゃんと買ってきたよ。ほら、あまーい桃だぞ」

遥「(´ω`)」

佳「ご満悦ね^^」

遥「よるのめし、あれがいい。えびと、きのこのぐらたん」

湊「はいはい。遥の好きなグラタンな」

遥「えへ……。ん、ねむい…すぅ……( _ _)」

湊「寝ちゃったか。よしよし」

佳「ハァハァ、エンジェルテイクアウト、おk?(*´Д`)」

湊「断固ノーだ( ̄_ ̄メ)」

〜〜〜

遥「ぐらたん、うまかった(´ω`)」

湊「そっか。デザートは?」

遥「ぷりんも、うまかった(´・ω・)♪」

湊「うんうん、よかった」

遥「…みなと」

湊「ん?」

遥「みなとも、みなとのりょーりも、すき……ふぇ(/Д\)」

湊「もー、そうやってかわいいことばっかり言うんだから(´ω`)」

遥「いって、ないもん…///」

湊「俺だって遥が大好きだからおいしいもの作ってあげたいと思うし、かわいいって思ってるんだからさ。ね?」

ちゅっ

遥「ばか……(/Д\)」



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