:: 遥と佳奈子の初対面2
2014.05.07 (Wed) 22:52

遥と佳奈子の初対面の続き


湊「ただいまー。あれ、ルシは帰ったんだ? いい奴だっただろ?」

遥「ぐすっ(´;ω;`)」

湊「Σ!?」

遥「お前……あの女に、優しくしてるらしいな」

湊「えっ?」

遥「あいつが好きなのか……あの女の前で、脱いだくせに…っ(´;ω;`)」

湊「ちょ、なんのことだよ? 遥、絶対誤解してるだろ」

遥「してない! ……もう、お前の顔なんか見たくない。さっさと…出てけ…っ」

ぐいっ

湊「いたたっ! 待てよ、ルシがそう言ったのか? あいつは普通の友達だぞ?」

遥「普通の友達でも…女は女だ。どうせ、好かれるようなことしてるくせに…」

湊「何だよそれ。俺は他意なんかないからな。だいたい……」

湊「ルシは、俺と遥がどういう関係か知ってるんだぞ」

遥「…………………は?」

湊「あいつ言ってなかったのか? 俺と遥がそういう関係だから、それを根掘り葉掘り訊きに……って、ちょっと待ってて」

ピッ

湊「もしもし? ルシ? 遥に何も言わなかったのか? え、俺が前もって言ってると思った? んなわけないだろ……え? 遥が嫉妬したり牽制してるのが楽しかった? なんだ、牽制って」

遥「! き、聞かなくていいっ!//」

湊「俺には大事な恋人がいるから、ルシには入る隙がないって? へー、遥がそんなことを…(笑)」

遥「そこまで言ってない!(/Д\)」

湊「なるほどな。はいはい、詳細はまた後で聞くから。んじゃ」

ピッ

遥「うう……(/Д\)」

湊「遥」

遥「……なんだ」

湊「ごめん。ルシの目的知らなかったら、そりゃ誤解したくもなるよな」

遥「も……もういい…///」

湊「それと、ありがと。牽制、嬉しかったよ」

遥「やめろ! 聞きたくないっ(/Д\)」

ぎゅっ(抱)

湊「でも、ほんとにルシは友達だから。むしろ恋愛対象に置き換えるとなんか気持ち悪いし、あっちもたぶんそう思ってる^^;」

遥「………本当に…関係ないんだな」

湊「うん^^」

遥「じゃあ……なんで、脱いだとか…」

湊「いや、スケッチのために脱いだって言っても別に裸になったわけじゃないぞ; 上着くらいだよ」

遥「えっ……」

湊「ルシに騙されたんだろ。俺のことで動揺する遥が見たかったらしいから」

遥「はぁ?;」

湊「あのな。ルシは、腐女子っていうおっかない生き物なんだ」

遥「婦女子……」

湊「いやいやそんなかわいいもんじゃない。腐ってんだよ」

遥「??」

湊「世の中には、男同士の恋愛に胸をときめかせる奇怪な女の子たちがいるんだ。それが腐女子」

遥「男同士の…恋愛…(´д`)」

湊「そ。だからルシが、俺の彼女である遥を是非とも見たいって駄々こねてな」

遥「彼女じゃない…(`‐´)」

湊「はいはい、恋人な。…それで、遥に会わせろってうるさくて。さっきもメール来てたよ。めちゃくちゃかわいいって」

遥「(確かに……楽しそうだったな…;)」

湊「俺はてっきり、ルシがそういう目的を話したんだと思っててさ。どこに誤解される余地があるのかってびっくりした」

遥「……(´・ω・`)」

湊「俺の顔、今も見たくない?」

遥「……別、に///」

湊「そっか。よかった」

ぎゅうっ

遥「は、離れろ。苦しい…///」

湊「やーだ^^」

遥「うー……///」

湊「そうだ。このまま一緒に風呂入ろっか」

遥「Σ(/Д\)!」

湊「あれ? そんなに嬉しい?」

遥「嬉しいわけない!///」

湊「ほんとかなぁ^^ いいじゃん、仲直りに背中流しっこしようよ」

遥「絶対に嫌だ……っ(/Д\)」

湊「じゃあ俺が遥を一方的に洗うから」

遥「どっちも嫌に決まってる……っ」

湊「遥の前でだけはいくらでも裸になれるっていうアピールをしとこうと思って(笑)」

遥「見たくない!///」

〜〜〜

佳「そんで?」

湊「結局入ったよ(笑)」

佳「ほほう!(`・ω・)」

湊「いつまで経ってもタオルで隠してるんだよなぁ」

佳「恥ずかしがり屋萌え!」

湊「それはもう懇切丁寧に洗って泡まみれにしてあげたけど」

佳「hshs」

湊「でもやっぱお湯につかったあたりから我慢できなくなってきて……ほら、どうしても密着するじゃん。で、つい……ね(´ω`)」

佳「そこんとこkwsk! あっ、遥ちゃんもどんどん喋っていいのよ!(`・ω・)」

遥「話したくない……(/Д\)」



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