:: たこ焼き/風邪と子はる
2014.03.31 (Mon) 23:24

・たこ焼きと子はる

湊「あっ」

遥「? やたい…?」

湊「たこ焼きだな。こうやって、よくスーパーの前とかで売ってたりするんだ」

遥「たこやき……(゜゜)」

湊「だ、だめだよ。そんなの今食べたら、遥夕飯入らなくなるだろ;」

遥「ふぇ……たこやき…(´;ω;`)」

湊「う…;」

遥「たこやき、たべたいもん…(´;ω;`)」

湊「だめだめ。最近、語尾に"もん"付ければ俺が言うこと聞くと思ってるだろ」

遥「やだやだ、たこやきぃ!(じたばた)」

湊「もー……; 一番ちっさいやつな」

遥「(゜゜)!」

湊「その代わり、スーパーの買い物終わってからだぞ。帰り際に買わないと冷めるし」

遥「たこやき…(´ω`)」

〜〜〜

遥「たこやき!」

湊「はいはい、帰宅するなりそれか;」

遥「たこ〜(´・ω・)♪」

湊「ちょっと冷めてきてるだろうけど、遥は猫舌だからちょうどいいかな。はい、竹串」

遥「(´・ω・)♪〜」

ぷすっ

湊「んでも熱いかもしれないから気をつけろよ〜」

遥「ふー、ふー。あむっ」

じゅわっ

遥「%#&*@§☆!?(´;ω;`)」

湊「あ; 大丈夫か、火傷しちゃった?」

遥「ふぇぇぇ……っ(´;ω;`)」

湊「泣かない泣かない^^; ほら、水」

遥「んく、んく。たこがいじめてくる…(´;ω;`)」

湊「たこより生地じゃ? こうやって真ん中から割って、蒸気を逃がして……ふーっ。ほら、あーん」

遥「あむっ。もぐ……(´ω`)」

湊「六つあるから、三つずつな。仕方ないから夕飯はちょっと遅くするか^^;」

遥「もぐ、もぐ」

湊「あーもう、口の周りが凄いことになってるぞ^^;」

ふきふき

湊「たこはちゃんと噛むんだぞ。まだ乳歯だからな」

遥「むぐ……噛めない(´;ω;`)」

湊「あ; じゃ、たこだけちっちゃく切ってやるから」

遥「……みなと、たこやきすきか」

湊「ん? 好きだよ。たこが嫌いじゃなければ割とみんな好きなんじゃないかな」

遥「おれとどっちすき?(´・ω・)」

湊「そりゃ遥だよ」

遥「……えへ…(/ω\)」


・風邪と子はる

遥「ぐす……けほっけほっ」

湊「うーん、風邪だな。昨日、散歩から帰ってきたあたりからちょっと怪しかったもんな;」

遥「うう……(´;ω;`)」

湊「お熱計ろうか。ほら、これ挟んで」

遥「んしょ…」

ピピピッ

湊「37.8度…やっぱ高いな。病院行かないと」

遥「Σ! や、やだ(´;ω;`)」

湊「でも病院で薬もらったほうが早く治るぞ?」

遥「ふぇ……やだぁ(´;ω;`)」

湊「今は、風邪なら注射とかしないし。すぐ終わるから」

遥「あ、あした。あしたまで、ねつさがらなかったらいく…(´;ω;`)」

湊「まぁ…待合室で悪化しちゃっても困るしな。でもこれ以上熱が上がるようなら連れてくよ。ちゃんと、遥がお布団でいい子にできるならおうちにいようか」

遥「する……いいこ、するから…(´;ω;`)」

湊「そっか。ほんとに病院嫌いだな^^;」

もぞもぞ

遥「んしょ……」

湊「よしよし、そのまま寝ててな。お粥作ってくるから」

遥「……ふぇ(´;ω;`)」

湊「あ、あれ?;」

遥「みなと、いっちゃう…(´;ω;`)」

湊「寂しいの?」

遥「(´;ω;`)コクリ」

湊「まだ子供だから仕方ないよな。じゃ、リビングに布団敷いてあげるからそこで寝ようか。そしたらキッチン見えるだろ?」

遥「ぅん…(´;ω;`)」

〜〜〜

湊「アクエリアス、箱で買っといてよかったー。これ飲んで待ってて」

遥「うん」

湊「よしよし」

ぐつぐつ

湊「とりあえずお粥だけでいっか。あとは冷凍のうどんあったはず。あっ、冷えピタ…」

遥「やだ(´;ω;`)」

湊「はいはい、嫌いなのな^^; 濡れタオルと水枕持ってくから。……よし、ほら」

遥「つめたい…(´・ω・)」

湊「そろそろできたかな。よいしょ……。少しはお腹すいた?」

遥「……わかん、ない(´・ω・`)」

湊「胃腸も鈍ってるのかな。ふーっ。ほら、あーん」

遥「あむっ。……(´ω`)」

湊「おいしい? よかった」

遥「のり…」

湊「あ、のりの佃煮? わかった。……これくらいでいいかな。あーん」

遥「あむ…。おかゆ、あったかい…」

湊「あったかいもの食べたほうが汗かくだろ? とりあえず熱は下げないとな」

遥「ねつ、さげるくすりは?」

湊「解熱剤はあんまりよくないらしいんだ。熱っていうのは、遥の体を守る人たちが風邪のウイルスと戦ってるから出るんだよ。だからなるべく、自然に下げてあげたいんだけど」

遥「おれのこと、まもってるの……?(´・ω・)」

湊「そうそう。遥の体に入っちゃった風邪菌をやっつけてるんだよ」

遥「がんばれ…(`・ω・)」

湊「だから遥も、しっかりご飯食べて栄養取って、応援してあげような」

遥「ん。あむっ」

湊「お、えらいえらい。これもあるよ」

遥「?」

湊「りんごのすり下ろし。さっぱりするから」

遥「あむ。……りんご、うまい…(´ω`)」

湊「食欲はあるみたいだな。あとは小児用の薬と…咳出てるから、アネトン飲むか」

遥「くすり……(´・ω・`)」

湊「んー、残念ながら顆粒だな;」

遥「ふぇ……にがいの、やだ…(´;ω;`)」

湊「さてどうするか; じゃあ、ちょっとずつ飲もう。三回に分けて。で、一回飲んだらアイスをひとくち食べさせてあげる」

遥「あいす……(゜゜)」

湊「ほら、一回め。頑張れ」

遥「!(´;ω;`)」

湊「ごっくんだ! アイスが待ってるぞ!」

遥「ごくっ……」

湊「ほら、アイスっ」

遥「ぱくっ。……(´ω`)」

湊「よし、えらいえらい。鼻つまんで飲むと味しないぞ」

遥「さきにいえ(`Д´)」

湊「ご、ごめん;」

遥「んしょ……ごくん。あむっ。ごくん。あむっ」

湊「おぉ、全部飲めたな」

遥「おれ、えらい……?」

湊「えらいよ^^」

なでなで

遥「えへ……(´ω`)」

湊「アネトンは甘いから飲めるよな」

遥「ん。ごくっ」

湊「あ、首の周りとか結構べたついてるな。お着替えしとこう」

遥「ん」

湊「替えのパジャマはここだったな。遥、それ脱いで」

遥「う……ちから、はいらない…(´・ω・`)」

湊「そっか? じゃ、腕上げて。よいしょ」

すぽんっ

湊「よし。あっ、ぱんつは脱がなくていいよ^^;」

遥「え(´・ω・)」

湊「ごめん、ちゃんと言ってなくて;」

遥「さむい(´;ω;`)」

湊「待って待って、体拭くんだ。あったかいタオルだから大丈夫だよ」

ふきふき

湊「汗かいて気持ち悪かっただろ? はい、こっちのパジャマ着て」

遥「んしょ……」

湊「よし。じゃ、いい子で寝てような」

遥「ごそごそ……」

湊「さてと……レポート溜まってたし、やろうかな」

遥「……(´・ω・)」

湊「んー……この部分はこうして…ぶつぶつ」

遥「……みなと…(´・ω・`)」

湊「んー?」

遥「おなか……ぽんぽん…」

湊「お腹がどうかした?」

遥「おなか、ぽんぽんってして……(´;ω;`)」

湊「わわっ、泣くことないだろ;」

遥「ふぇ……ぐすっ、ひとりで、ねれないもん…(´;ω;`)」

湊「わかったわかった^^; よしよし、いい子。泣かないの。な?(撫)」

遥「ぅん……(すりすり)」

湊「ごめんな、ちゃんと寝るまで看てやらなくて。俺にしてほしいことがあったら、もっと言っていいんだぞ?」

遥「してほしい…こと…」

湊「うん」

遥「ちゅ……ちゅー、して…///」

湊「ちゅー?」

遥「あ……かぜ、うつるからだめ…(/Д\)」

湊「俺、風邪引いたことないから大丈夫だと思うけどなぁ。俺もしたいし」

遥「し……したいのか…///」

湊「うん」

ちゅっ

遥「ふぇ……///」

湊「あれ、熱上がっちゃったかな(笑)」

遥「うー……(/Д\)」

湊「治ったらもっといっぱいしような^^」



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