:: 子はる三編
2014.03.27 (Thu) 16:34

・我が侭と子はる

〜散歩中〜

遥「あ」

湊「どうした?」

遥「じどーはんばいき…(゜゜)キラキラ」

湊「Σはっ。見つけちゃったか…;」

遥「かって……(´・ω・`)」

湊「だめ。うちにジュースあるだろ」

遥「ふぇ……かってぇ…(´;ω;`)ウルウル」

湊「うっ……;」

遥「みなと、かってぇ…(´;ω;`)」

湊「もー…; わかったよ、今日だけだからな」

遥「うん(´;ω;`)」

湊「どれがいいの?」

遥「み、みえない…;」

湊「あ、そっか^^; ほら」

ひょいっ

遥「んと……これ」

ぽちっ

湊「待て待て。まだ金入れてないから;」

遥「じっくり、ことこと…」

湊「はいはい、コーンスープな。えっと、百二十円…」

チャリン

湊「いいよ、ボタン押して」

遥「ん」

ぽちっ
ガコンッ

遥「でてきた(´ω`)」

湊「貸して。プルタブ開けられないだろ」

遥「ん」

湊「よく振って…と。はい」

遥「んく、んく……」

湊「おいしい?」

遥「(´ω`)」

湊「くそうかわいい…(/ω\)」

遥「おんぶ…(´・ω・)」

湊「えー。家、すぐそこなんだから歩こうよ」

遥「おんぶがいい……(´;ω;`)」

湊「うう;」

遥「ふぇ……も、あるけないもん…(´;ω;`)」

湊「わかったよもう…; よいしょっ」

遥「(´ω`)」

湊「うーん、どんどん我が侭になってる気がする…^^;」


・お風呂と子はる

湊「遥ー、ぽちゃ行こう」

遥「ぽちゃ……やだ(´・ω・`)」

湊「こらこら、そんなこと言わないの。入ろ? ね?」

遥「やだ…きょうは、ぽちゃいらない…(´・ω・`)」

湊「なんで? あ、わかった。膝擦りむいたの、しみるからだろ」

遥「ふぇ……ぽちゃやだぁ…(´;ω;`)」

湊「大丈夫だって、ちょっとだけだから。ほら、アヒルさんも水鉄砲もあるよ。あと、濡らすと色が変わるおもちゃも」

遥「む……はいる…(´・ω・)」

湊「よしよし(笑)」

〜〜〜

遥「しみる……(´;ω;`)」

湊「慣れれば大丈夫。あとで消毒と絆創膏やってあげるから」

遥「が、まん……っ」

湊「お、えらいえらい。風呂上がったら苺のアイス食べような^^」

遥「あいす……(゜゜)」

湊「そうそう。ほら、肩までつかって」

遥「ん。……みなと」

湊「ん?」

遥「なんで、まいにちぽちゃはいるんだ(´・ω・)」

湊「汗とか埃、落とさないと汚いだろ? それに体あっためるとよく眠れるし、血の巡りもいいし。こんなふうにお湯につかるのは、世界では日本とブータンと…まぁ、珍しいんだよ」

遥「にほんはきれいずきなのか」

湊「そう。遥も綺麗好きだろ? いつも掃除、手伝ってくれるし」

遥「ん(`・ω・)」

湊「だからそのぶん、ぽちゃで体をきれいにしないと」

遥「……おれ、おとなになっても、みなととぽちゃはいる…(`・ω・)」

湊「うーん……さすがにきついんじゃないか?;」

遥「はいる……(´;ω;`)」

湊「じゃあ、もっと広い温泉とかに行こうな」

遥「……えへ…(´ω`)」


・交換日記と子はる

凌「ふ。そうか……陽向と遊びに行ったのか」

遥「なに、ひとりごとしてるんだ…(´・ω・)」

凌「ああ、いや。悪かったな」

遥「それ、のーと…?」

凌「これはだな、交換日記というものだ」

遥「こーかんにっき…?」

凌「今日あったことや相手に伝えたいことを書いて、ノートを相手に渡す。すると相手はそれを読み、返事を書いてノートをこちらへ返す。その繰り返しだ」

遥「ほんとだ…こーかんする、にっき(゜゜)」

凌「しばらく前からかりんとしているんだが、これは二冊目だ」

遥「すごい…(`・ω・)」

凌「なかなか楽しいぞ。口に出せないことも、文字では書けるからな」

遥「おれも、みなととやりたい…(´・ω・)」

凌「そうか、字の練習にもなるからな。ノートは……そうだな、これを使え。ちょうど余っている」

遥「くまの、のーと(´ω`)」

凌「大切なのは自分のことばかり書かず、相手にもきちんと返事をすることだ。そのために交換しているからな」

遥「わかった…(`・ω・)」

〜〜〜

遥「みなと、みなと」

湊「ん? なんだ、そのノート」

遥「りょーやがくれた。みなとと、こーかんにっきしたい」

湊「こ、交換日記? わー、なんか懐かしいな(笑)」

遥「みなと、したことあるのか」

湊「ううん。こういうのはだいたい女の子かカップルがするもんだし、今は携帯があるからなかなかないよな。…しかしさすが守山、古風だ´`;」

遥「おれと、こーかんにっきして?(´・ω・)」

湊「いいよ。楽しそうだし」

遥「…えへ」

湊「でも遥、ひらがな全部書けるのか?」

遥「れ、れんしゅーする…(・ω・;)」

湊「そっか、頑張ろうな。先に俺が書くよ。お手本で」

遥「えへ……うん(´ω`)」

〜〜〜

湊「遥、そろそろ起きよー? 朝だぞ」

遥「むにゃ…まだ…( _ _)」

湊「そう? せっかく日記書いたのにな」

がばっ

遥「に、にっきっ(゜゜)」

湊「ほら、これ」

ぱらぱら

『はるかへ
はじめてのにっきだね。びっくりしたけど、こうかんにっきしようってはるかがいってくれてうれしかったよ。いそがしいときもあるかもしれないけど、これからがんばってつづけていこうね。はるかがうれしかったこと、かなしかったこと、なんでもいいからかいてね。
みなとより』

遥「……えへ…(/ω\)」

湊「次は遥の番だからな」

遥「ん(`・ω・)」

〜〜〜

遥「きょうは、ずっとはれだった。いっしょにせんたくものほした。ふとんもほしたら、ふかふかになってよかった。……えへ」

遥「るしがあそびにきて、おやつたべた。みなとのくっきーは、いちばんおいしい。べらんだのいちごも、あかくなってきた。こんどは、いっしょにじゃむつくりたい。」

湊「遥ー? そろそろ寝たら?」

遥「まだ、かくの…(´・ω・`)」

湊「わ、すご。めっちゃ書いてる^^;」

遥「だめ、みるな。まだとちゅー(´;ω;`)」

湊「わかったわかった、あっち行くから。でも夜更かしはだめだぞ」

遥「ん。……あっ」

『口に出せないことも、文字では書けるからな』

遥「……(´・ω・)」

〜〜〜

遥「みなと、よんで」

湊「うん、明日読むよ。ほら、今日はもう寝よ?」

遥「だめ。いまよむの…(´・ω・`)」

湊「今?」

ぱらぱら

『…いっしょにじゃむつくりたい。でも、それはまたあした。きょうは、みなとのふかふかのふとんでいっしょにねたい。ぎゅって、いっぱいしてほしい。
はるかより』

湊「……ぷ(笑)」

遥「……///」

湊「いいよ。おいで」

遥「! ……えへ…(´ω`)」



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