:: 初詣
2014.01.01 (Wed) 00:02

湊「ごめんな、夜に呼び出しちゃってさ」

遥「……眠い」

湊「ご、ごめん;」

遥「…別に」

湊「やっぱ帰ろうか?(´・ω・)」

遥「うるさい。さっさと済ませる…」

湊「うん^^」

〜約三時間前〜

遥「(みかんうまい…)」

『えものを〜ほふるぅ、イェェガァァァ!』

遥「(紅白もずいぶん変わったな…)」

プルルル…

遥「ん……メール…?」

遥「あ…」

『零時前になったら、一緒に初詣に行かない?(^0^)』

遥「(まぁ……いいか…///)」

〜〜〜

湊「寒い?」

遥「…そんなに」

湊「そう? じゃあ行こっか」

遥「ん…」

湊「結構人歩いてるな」

遥「物好き…」

湊「遥もそのひとりじゃん(笑)」

遥「ふん……」

湊「今年は一緒に年越ししたいなーって思ってさ。ね、ジャンプしよう」

遥「するか」

湊「えー(´・ω・`)」

遥「浮かれたくない…;」

湊「んー…じゃ、もっと違うことしよ」

遥「なんだ」

湊「……えへ」

遥「おい」

湊「まぁまぁ。とりあえず神社行こうよ」

遥「……´`」

湊「たぶん、着いたあたりでちょうど零時だろうし」

遥「…何を企んでる…」

湊「え? 内緒だよん」

遥「気持ち悪い喋り方するな(´д`)」

湊「あはは。浮かれてるもん」

遥「浮かれ……(´д`)」

湊「だって遥と二人きりで年越しできるんだから」

遥「ふっ……二人じゃないっ///」

湊「あ、照れてる」

遥「っ、帰るっ///」

湊「えっ、それはやだよっ;」

遥「……すぐ帰るぞ…///」

湊「暗いけど顔真っ赤なのはわかるよ」

遥「Σ!///」

湊「お、そろそろ着くかな。あのさ、お参りは年明けてからにしよ? こっち来て」

遥「は? ちょっ…」

ぐいぐい

湊「こっちこっち」

遥「なんだ…こんな辺鄙な場所…」

湊「星見ようと思って」

遥「ほ………」

湊「うん」

遥「……´`;」

湊「なんでかって? 冬は空気が澄んでて星がきれいだから」

遥「……それだけか」

湊「敢えて言うなら、鳥居の下よりはいいかと思ったから」

遥「どういう意味だ(´д`)」

湊「すぐわかるよ^^」

遥「すぐ……?」

湊「うん。……遥、今年もいっぱいお世話になったな」

遥「なってない。……逆だろ」

湊「それって、俺の作るご飯がおいしかったってこと?」

遥「……勝手にそう思ってろ…///」

湊「はーい^^」

遥「(そろそろ…年越しか…)」

湊「…でもさ。今年、一緒にいてくれてほんとにありがと。来年も、隣にいてくれるといいな」

遥「そこまで…言うなら、いてやる…///」

湊「ふふ」

遥「(そんな…嬉しそうにするな…///)」

湊「期待しとくよ。さてと…あと十秒」

遥「ん…」

湊「十…九…八……遥」

遥「はっ?」

湊「今年も来年も大好きだよ。愛してる」

ちゅっ

遥「っ───!?///」

湊「ん、2014年になったな。今年もよろしく」

遥「おい!(/Д\)」

湊「え?( ´艸`)」

遥「こんなっ……///」

湊「鳥居の下じゃなくてよかっただろ?^^ あっ、痛い痛い! 痛いってっ(泣)」

遥「うるさいっ///」

湊「もー、すぐ照れちゃうんだから」

ぎゅっ

遥「! 離せっ、誰かに見らっ……(/Д\)」

湊「こんな雑木林の中、誰も来ないよ。……ね。今度は瞬間じゃなくて、ちゃんとキスしよう」

遥「しないっ(/Д\)」

湊「お願い(^ω^)」

遥「……さっさと、しろ…///」

湊「うん。お参りは…もう少し後にしよっか^^」


***
本年もどうぞよろしくお願い致します。

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