:: 遥と佳奈子の初対面
2013.12.13 (Fri) 00:35



・五万打企画の質問で佳奈子が言ってた萌えエピソード


遥「……遅い…(`д´)」

ガチャ

湊「遅くなってごめんな。遥に紹介したい人がいて」

遥「! 家まで…連れてきたのか」

湊「うん、大丈夫。一緒に住んでることはちゃんと秘密にしてくれるって」

遥「(なに考えてるんだこいつ……っ)」

湊「入って」

佳「はいはーい(´ω`)」

遥「Σ!? (じょ……女子…(OoO;))」

佳「やっほー! あたし成島佳奈子! 小宮の友達だよん。よろしくね遥ちゃん!(`・ω・)」

遥「ちゃ…ちゃん……?;」

湊「あ、一応男ってのはわかってるから^^;」

佳「ってわけでお邪魔しまっす! ヒャッハー!」

ドタドタ

遥「………;」

湊「最近できた友達なんだ。遥のこと話したら会いたがっちゃって^^;」

遥「会い…たがる…?(´д`)」

湊「いろいろ話したいってさ。あっごめん、俺バイト行かないとっ;」

遥「はぁ!? おい、あいつ…」

湊「こっちが黙ってても一方的に喋ってくるから安心して。相槌打ってれば大丈夫」

遥「おい!;」

湊「じゃ!(´∀`)/」

バタン

遥「……帰ってきたら殴る( ̄_ ̄メ)」

遥「(いや、まずは……女相手に何を話せば……;)」

佳「はーるかちゃん^^」

遥「Σ」

佳「とりあえずリビング行こうよ。ね、座ろ?^^」

遥「ああ……;」

遥「(って、自分の家だろ…;)」

遥「(茶菓子くらいは出すべきか……)」

佳「ひろーい! リビングと寝室が別って幸せ〜^^」

遥「? 普通だろ…」

佳「あら、そんなことないのよー。遥ちゃんはルームシェアだからリビングあるけど、あたしの家は1Kだから六畳間に全部ぎゅうぎゅう」

遥「(確かに…返事すれば十倍は喋るな…;)」

遥「あ。……何飲むんだ」

佳「お構いなく〜って言いたいとこだけど、せっかくだから飲もうかな!(`・ω・)」

遥「(テンションが高い……(´д`))」

佳「んーと、優先順位は紅茶、お茶、コーヒーで」

遥「紅茶……(がさがさ)」

佳「遥ちゃんは何飲むの?」

遥「……コーヒー」

佳「砂糖とかは?」

遥「いらない」

佳「あら大人( ´艸`)」

遥「(大人なのか…?;)」

佳「あ、ありがとね。ん! これ小宮が作ったお菓子でしょ」

遥「Σえっ……ああ…」

佳「あいつほんと料理うまいよね。どっかの主婦みたい」

遥「(あいつのこと……どこまで知ってるんだ…)」

佳「そうだ、全然自己紹介してなかったね。ごめんごめん。名前はさっき言ったよね。なるしまーだからルシとか呼んで。小宮はそんな感じで呼ぶから」

遥「(仲…良いのか…)」

佳「あたし、文学部の英文学科なんだ。小宮と、たまーに講義被ったりしてちょいちょい喋るようになったの^^」

遥「文学部…」

佳「うん。あっ、先に言っとくけどかなりオタクだから!(`・ω・´)キリッ」

遥「(キリッ……?)」

佳「サークルは漫研で、いっつもお絵描きばっかしてるよん。出身は北海道なんだー。ね、羊おいしいよ羊」

遥「(羊の肉……う…(#´`))」

佳「とまぁ、だいたいそんな感じかな? よろしく!」

遥「………」

佳「ん? なんか気になる?(^ω^)」

遥「あ……いや…」

佳「いいよ、遠慮しないでなんでも訊いて(´ω`)」

遥「……あいつと…友達…なのか」

佳「うんうん」

遥「俺に…会いたがってたって…」

佳「その通り」

遥「……?;」

佳「気を悪くしたらごめんねー。あたしさぁ、こう、綺麗系の男の子見るのが好きでさぁ( ´艸`)」

遥「きれい……?;」

佳「そう、まさに君よ! 顔立ちは言うまでもないし、ちょっとくるんってなった髪とか白い肌とかすらっと華奢な体とか、なんかもう…たぎる!」

遥「……(´д`)…」

佳「右手が疼くのよ。……あっ、違うからね。中二的な意味じゃなくて、スケブに描きたい衝動に駆られるの」

遥「……;」

佳「君のようなかわいい子はどうしてもちゃん付けしたくなっちゃうう! ハァハァ、ちょっと描かせてもらっていいかな(*´д`)」

遥「えっ」

佳「大丈夫、そのままじっとしててくれていいわ。スケブスケブ〜♪」

遥「(変人……?;)」

佳「小宮はなかなかスケッチさせてくれないのよねー。せっかく外見はいいんだからちょっと貢献してくれてもいいのに(´ε`)」

遥「Σ」

佳「ふんふーん♪」

遥「……あいつの、こと」

佳「なぁに?」

遥「ど…どう、思って…」

佳「え? ……( ´艸`)ニヨニヨ」

遥「えっ;」

佳「そうねぇ、いい奴だと思ってるわよ。それなりに優しいし気が利くし、料理もうまいし…何より見た目がね、気に入ってるわ」

遥「Σ(OoO;)!」

佳「あれぇ。どうしたの? そんな顔して( ´艸`)」

遥「……(`‐´)キッ」

佳「あらあら(笑)」

遥「(あいつ……全然、友達なんて思われてないだろ……っ)」

佳「(あたしに嫉妬してるのかな? かわいいわぁ〜)」

遥「……あいつは…その…他に、こっ…こいび…(/Д\)」

佳「(恋人って言えないのね( ´艸`))」

遥「す、好きな奴が……いる…から…///」

佳「(必死で牽制してるうう! 顔真っ赤でかんわいい〜!)」

遥「だから……その…」

佳「えー、そう? でも小宮さぁ、プリント見せてくれたり教科書貸してくれたりするから、ついそういう優しさに甘えちゃうんだよね〜^^(うわー自分で言ってて鳥肌立ってきたわ;)」

遥「! そ…それは……別に、女子に限った…ことじゃ…」

佳「スケッチしたいって言ったら脱いでくれたし(もちろん上着だけね)」

遥「(゜д゜)………」

佳「あ、そろそろおいとましようかな。今日はありがと、ご馳走様! また来るから(萌えを)よろしくね〜( ´艸`)」

バタン

遥「………………」

遥「………脱い…だ…?」

遥「あいつが…女の前で脱い……(´;ω;`)」



佳「いやー、近年稀に見る素晴らしい受っ子だったわね(`・ω・)」


***
湊が帰宅してきたら間違いなく修羅場。続く…?


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