:: 夕飯と子はる
2013.12.11 (Wed) 17:35



〜スーパーにて〜

湊「えーと、カゴカゴ…」

遥「んしょ……」

湊「あ、ありがとう^^」

遥「べつにおまえのためじゃない……(`д´)」

湊「ご、ごめん(´・ω・) あ、カート乗る? ほら、お子様用の」

遥「こどもあつかいするな(`д´)」

湊「は、はい; なんかやたら機嫌悪いな^^;」

てくてく

湊「んー、玉ねぎと人参と……」

てってっ

湊「あ、ちょっ; 遥、走ったら危ないって!」

遥「うるさいっ(`д´)」

ドシャッ
べちゃっ

湊「あっ!」

遥「Σ!」

店員「だ、大丈夫ですか! ぼく、痛くしなかった? ブドウ潰れちゃって、手汚れちゃったでしょ」

ふきふき

遥「ふぇ……(´;ω;`)」

湊「すみません! ブドウ、買い取りますから」

遥「Σえっ(´;ω;`)」

店員「いえ、お気になさらず^^ お子さんの間違いですし」

湊「でも、結構潰しちゃいましたし…; せめて半額でも」

遥「ふぇ……(´;ω;`)」

店員「そうですか? ……それでは、すみませんけれど…」

湊「いえ、こちらこそすみませんでした」

店員「では、お手数ですがサービスカウンターにお越し頂けますか?」

湊「はい。…ほら遥、行くよ」

ぐいっ

遥「ふぇぇ、いたい……(´;ω;`)」

〜〜〜

湊「はぁ。これくらいで済んでよかったけど、あれがもしブドウじゃなくてメロンとかだったら……ああ怖っ(^ω^#)」

湊「……遥」

遥「Σ(びくっ)」

湊「今日はもう、おうち帰ろうか」

遥「ふぇ……やだ…(´;ω;`)」

湊「だめ。いい子にできないなら、こういうとこには連れて行けないよ。他の人に迷惑かけちゃうし」

遥「する…おれ、いいこにする……(´;ω;`)」

湊「……ほんとに?」

遥「(´;ω;`)コクコク」

湊「どうかなぁ…」

遥「ひっく……ごめ、ごめん……も、はしらない、から…(´;ω;`)」

湊「もー……わかったよ。泣かないの。周りから見たら俺がいじめてるみたいじゃん^^;」

ふきふき
ごしごし

湊「ほら、カート乗って。それとも歩く?」

遥「……だっこ」

湊「うーん、カゴ持つから抱っこはちょっとな……。帰りにおんぶしてあげるから我慢して?」

遥「む…。それ……のる…」

湊「乗る? よいしょ…」

すとん

遥「ぐすっ……(´;ω;`)」

湊「泣かない泣かない^^; もう怒ってないよ。次からちゃんと気をつけてね?」

遥「…ぅん……(´;ω;`)」

湊「よしよし、いい子。じゃ、買い物しようか」

〜〜〜

湊「ご飯、何にしよっか」

遥「かれー」

湊「カレーがいいのか? んー、カレーね…」

おばさん「あらら、くまさんの服かわいいわね〜^^」

遥「くま……(`・ω・)」

湊「遥、よかったなー。かわいいって^^」

湊「(……ん?)」

湊「(下手すると、俺の子みたいに見られてるのか……?;)」

湊「(この年で父親か…^^;)」

遥「…あ。あれ。あれっ」

湊「ん、なに? あぁ、試食か(´ω`;)」

遥「あれなに?」

湊「冷凍のエビフライかな」

遥「えび……たべたい…(´・ω・)」

湊「はいはい^^;」

店員「どうぞー。お弁当にもぴったりのエビフライですよー^^」

湊「遥、ほら」

遥「もぐもぐ…(´・ω・)♪」

湊「さて、さっさと立ち去らないと買う羽目になるしな´`;」

遥「ごくん。…もっかい……(´・ω・)ジーッ」

湊「こらこら; 試食は一人一回なんだよ」

遥「ぶー…(´ε`)」

湊「えーと、カレー粉はこっちか……」

遥「あっちいく…!(> <)」

湊「あっちの試食? ちょっと待ってて。カレー粉手に入れたらちゃんと寄るから;」

遥「ちょーしょくりんごよーぐると…っ」

湊「あー、好きだもんな; ……よし、カレー粉あった」

てくてく

店員「食欲のない朝にぜひどうぞー。朝食りんご、桃も新発売です^^」

遥「もも……(゜゜)キラキラ」

湊「あ、桃ヨーグルトの試食なのか」

遥「たべたい……っ」

湊「はいはい^^;」

遥「もぐもぐ……(´・ω・)♪」

湊「今日はずいぶん食い意地張ってんな。ルシが乗り移ったみたいだ(´∀`;)」

遥「もも……うまい…´`*」

湊「よかったな。じゃあ肉買うか…」

遥「もも…(´・ω・`)」

湊「えっ…(嫌な予感)」

遥「もも……かって…(´;ω;`)」

湊「い、今食べたじゃん。な? おいしかっただろ?^^;」

遥「うまいから……ほしい。かって…(´;ω;`)」

湊「いやでも、今日はカレーの材料だけ買うつもりだし……ただでさえブドウの出費が…」

遥「ふぇぇ……かってぇ…(´;ω;`)」

湊「わ、わかったよ…もー、しょうがないな; 一つ下さい」

店員「ありがとうございます^^」

遥「もも…(´ω`)」

湊「……なんでそう、買った瞬間にケロッとするかな(´ω`;)」

遥「にく、とりの……」

湊「チキンカレーにするの? でも、たまには豚とか牛とか…」

遥「や…(`д´)」

湊「俺は食べたいんだけどな…まぁ仕方ないか…」

遥「とり……(´ω`)」

湊「明らかに好きなものしか買わせない気だな。しかしこっちにも手があるぞ」

遥「……(´・ω・)?」

遥「まよねーず…?」

遥「かれー…なのに(´・ω・)」

湊「カレーならサラダも作らないといけないだろ?(にっこり)」

遥「Σ(OoO;)」

湊「バランスよく食べないとな。さて、ちょっと戻るけど野菜コーナーに…」

遥「や…やだ……、かれーも、やさいはいってる…(´;ω;`)」

湊「カレーは根菜ばっかりだから、葉っぱの野菜も食べなきゃ。レタスと、それから水菜とキャベツとわかめ…」

遥「! ぽ、ぽてとさらだ……(´;ω;`)」

湊「カレーにじゃがいも入ってるからいらないよ^^」

遥「ふぇぇ……とまと…」

湊「今、値段高いんだよなートマト」

遥「うちの、おれが、そだてたやつ……!」

湊「そ、そっか…(くっ、その手があったか)」

遥「たまご……」

湊「(野菜以外を入れて野菜減らす気だな)」

遥「つなかん…」

湊「……はいはい。ちゃんと入れてやるから」

遥「(゜゜)!」

湊「その代わり、ちゃんと他の野菜も食べるんだぞ」

遥「う……;」

〜〜〜

湊「遥ー、トマト摘んできて」

遥「とまと…」

ガラッ

遥「これ、とってい…?(´・ω・)」

遥「うん……うん」

遥「こっち、だめ……?」

遥「ん……わかった」

湊「(相変わらず植物と会話してる^^;)」

遥「いっぱいとれた(`・ω・)」

湊「ありがと。遥は育てるの上手だもんな」

遥「とまと……くきが、おれそ…って」

湊「え、茎? そっか、後で支柱立ててみるよ」

遥「ん」

湊「(こういうのって外れたことないんだよな。子供ってほんとに不思議だな…)」

遥「かれーまだ…?」

湊「今よそってくる。これ、トマト洗ったから。サラダに乗せてくれる?」

遥「ん……(´・ω・)パクッ」

湊「こら^^; 先につまみ食いしないの」

遥「(´ε`)」

湊「ほら、カレー」

遥「(゜゜)キラキラ」

湊「じゃ、頂きますしよっか」

遥「いただき、ます…(´・ω・)」

湊「頂きます」

遥「ふーっ。あむあむ……」

湊「おいしい?」

遥「ん」

湊「遥のぶん、サラダ分けてあげるよ^^」

遥「Σ! じ、じぶんでやる…(・ω・;)」

湊「遠慮しない。キャベツ山盛りにしてあげるね」

遥「いらないっ(´;ω;`)」



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