:: 迷子の子はる
2013.11.26 (Tue) 23:50

遥「すー( _ _)」

湊「よしよし、よく寝てるな」

遥「むにゃ…」

湊「ふふ……かわいいなぁ。…っと、今のうちにゴミ出してこよ。ほんとは前日に出しちゃいけないけど…ま、いっか^^;」

遥「む…」

湊「すぐ戻るからいい子にしててね」

すたすた
バタン

湊「こっそりこっそり…」

佳「何してんの小宮。不審者みたいよ( ̄_ ̄#)」

湊「おおう! ルシこそなんだよいきなり;」

佳「別にぃ。画材買った帰りだけど…あんた今の時間に出してんの? せめて夜中に出しなさいよ(´д`)」

湊「ま、まぁな…」



遥「ん…む……?」

遥「あれ……」

遥「みなと…いない…」

遥「?」

きょろきょろ

遥「といれ……?」

てってっ
ガチャ

遥「……いない。ふろ…?」

てってっ
ガチャ

遥「……いない(´・ω・`)」

てってっ
ガチャ

遥「……いない(´;ω;`)」

遥「れいぞうこにもいない……」

遥「こたつにもいない……」

遥「ふぇ……っ(´;ω;`)」

遥「ふぇぇ……うぅ、ぐすっ…」

遥「そと……?」

遥「ひっく……おいてくな…っ(´;ω;`)」



湊「って、立ち話してる場合じゃなかった! 遥昼寝のまま放置しちゃってるからじゃあな!」

佳「なになに、お昼寝? あたしも見たーい( ´艸`)」

湊「起こすなよ(´д`)」

ガチャ

佳「わかってるって。はーるかちゃーんっ!」

湊「起こすなって言ったそばから大声出しやがった……(-"-;)」

佳「あ、ごめんごめん^^;」

湊「ったく……あれ?」

佳「ん?」

湊「こたつで寝てたのに……トイレか?」

佳「かなぁ?」

コンコン

湊「遥ー」

佳「……いないみたいね」

湊「ぇえ? あっちの部屋かな……」

佳「あたしリビング探すわ」

〜五分後〜

湊「いないいい!(OoO;)」

佳「ってことは、外出て行っちゃったんじゃ…」

湊「遥ああああ!(泣)」

佳「落ち着け! こたつ付けっぱなしよ!;」



遥「ふぇぇ……(´;ω;`)」

遥「みなと……どこ…?(´;ω;`)」

てくてく

遥「さむい……」

遥「ふぇっ……ひっく…(´;ω;`)」

凌「ん?」

遥「(´;ω;`)」

凌「おい。確かお前は小宮のところの…」

遥「みなと(´;ω;`)」

凌「……みなとの、子供…いや、小宮が育てている子供ではないか。こんなところでどうした。まさかとは思うが、ひとりか?」

遥「(´;ω;)コクリ」

凌「……信じられないな。あいつは保護者の責任があるのか(-"-;)」

遥「みなと…どこ……?(´;ω;`)」

凌「心配するな。すぐに連絡を取って迎えに来てもらう。だが…あいにく携帯は家に置いてきていてな。すぐそこだから一緒に来い」

ひょい

凌「こんな格好で寒かっただろう。かりんに温かい飲み物を淹れてもらえばいい」



か「先輩お帰りなさい、早かったですね……あれ?(゜゜)」

遥「みなと……じゃないとやだ…っ(/Д\)ジタバタ」

凌「そこの角で保護してきた。…おい、あまり暴れるな。落ちるぞ」

遥「う……(´;ω;`)」

か「わぁ、かわいいです! 確か、遥くんですよね^^」

凌「ああ。何か飲む物を用意してくれ」

か「はい、わかりました。遥くん、牛乳飲めるかな?」

遥「ぐすっ……のめる…(´;ω;`)」

か「じゃあホットミルクにするね^^」

凌「冷えただろう? こたつに入れ。今、小宮に電話してみる」

プルルルル…

湊『守山ああああ俺自殺するうううう!!(´;ω;`)』

凌「早まるな。お前の探し物なら俺の膝の上で牛乳を飲んでいるぞ」

湊『えっ………えあああええ!? マジで!? 遥……うああああんっ(泣)』

凌「泣くくらいなら最初からきちんと見張っておけ。それでも保護者か」

湊『うぅ……ごめん…』

凌「しかもこんな薄着だ。風邪を引いたらどうする」

湊「うぅ……(´;ω;`)」

凌「……電話するか?」

遥「…でんわ…(´・ω・`)」

凌「ほら。声を聞かせてやれ」

湊『遥! 遥、大丈夫!? 怪我とかしてないっ?』

遥「みなと……? ……ふえぇ…っ(´;ω;`)」

湊『ひとりにしてごめんね、ほんとにごめんね。今、ルシとそっちに向かってるからあったかくして待っててね!』

遥「ひっく……ぅん…(´;ω;`)」

凌「やれやれ。災難だったな」

遥「みなと…(´;ω;`)」

凌「もう泣くな。大丈夫だ」

か「はい、ティッシュだよー。ほっぺ濡れてるから拭こうね^^」

遥「ふぇ……(´;ω;`)」

凌「よしよし。菓子でも食べるか?」

ガタガタッ
バタン!

凌「……どうでもいいが騒がしいな。他人の家に来る態度か(-"-;)」

か「とっても心配だったんですよ、きっと^^;」

バタン!

湊「遥!」

遥「あ…(´;ω;`)」

湊「ごめんな! 寒かったよな、寂しかったよな……ほんとごめん…!」

遥「えぐえぐ……みなと…っ(´;ω;`)」

佳「遥ちゃん! よかったー、あんたが拾ってくれて」

凌「当然だ」

湊「無事でよかったよぉぉ(´;ω;`)」

遥「(ぎゅうっ)」

湊「お家帰ろ? ね、もうひとりにしないからね」

遥「ぐすっ……(´;ω;`)」

凌「そうだな。今度こんなことがあれば俺が引き取ろう」

佳「そこはかとなく嬉しそうね守山」

湊「嫌だああ! ショタコンにはやるもんかっ(泣)」

か「えへへ。またね、遥くん」

遥「……せわになったな(`д´)」

湊「こらこら。ありがとうだろ^^;」



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