:: nのために 2020.03.09 (Mon) 22:40 入浴中の脳内会議は何故こんなにも不毛なのか。24で書こうとしたら長くなってしまった。 【脳内会議】 私1「えー、では『推し(受)をn枚脱がせるには』と題しまして会議を始めたいと思います。周知の通り、n=減らした体重(kg,小数点以下切り捨て)となっており、ダイエットに成功した分だけ推しが身に付けたものを外すことが可能です。今回はn=5、対象は男子高校生、服装は制服(冬服ブレザー)プラス防寒着(マフラー)とします。ただし、ニットベストやカーディガン等は着ておりません」 私2「よろしい」 私3「続けて下さい」 私4「防寒着がマフラーだけとは、寒がりでない受っこのようですね」 私5「まぁそれもありでしょう」 私1「まずn=1はマフラー。いかがですか」 私3「異議なし」 私4「それを外さないことには始まりませんな」 私1「続けます。n=2、靴」 私2「おや、靴もあったんですな」 私5「致し方ない。これでやっと屋内に運べる」 私1「n=3、ジャケット」 私4「妥当ですな」 私3「さすがにジャケットは邪魔になりますからね」 私2「続けてどうぞ」 私1「n=4、ネクタイ」 私5「待ちなさい」 私3「?何か?」 私5「ネクタイを外すとは何事か」 私4「全くだ。信じられん」 私1「何故ですか。順番からしてネクタイを外さないとシャツがどうにもならないでしょう」 私2「何を戯けたことを。ネクタイあってこそのブレザーではないですか」 私3「反論は自由ですが、代案を出して頂かないことには納得できませんな」 私2「いいでしょう。私のn=4はずばり靴下です」 私1「横暴だ。ジャケットの次に靴下を脱がす奴がどの世界にいるものか」 私5「ネクタイについては私も賛同しかねるが、靴下とは些か急ですな。ならせめて靴の次に脱ぐべきでは」 私3「このわからず屋共が。いいか、男子高校生の靴下だぞ?新陳代謝が活発なあの世代がどんな匂いを発するかわかっているのか」 私4「馬鹿げているのはそちらだ。大前提として彼は受っこだぞ。万が一にもそんな匂いがすると思うのか?我々はリアルを追及したいのではない。理想を語っているのだ」 私2「あなた方こそ何もわかっていない。靴下ですよ?新品だろうと吐き潰していようと、布に包まれた足先とそこから伸びるまっさらなふくらはぎのライン。誰が文句を言えるというのだ」 私1「だったらズボンを脱がしてからでないとおかしいだろうが」 私2「もちろんそうするさ、n=4または5をスラックスに充てればいい」 私3「ふざけるのも大概にしろ。シャツやネクタイを疎かにしたまま下半身に移行するなど愚の骨頂」 私5「ちょっと待て、では貴殿は上半身を全て取り去ってからようやくベルトやスラックスに手をつけるのか?彼は受なんだぞ?シャツやインナーは『着る』『脱ぐ』ではなく『はだける』が正しい」 私2「私もシャツについてはそれで賛成だ。しかしネクタイに議題を戻して頂きたい。ネクタイこそ高校生のみならず『男子』の象徴的存在であろう。もちろん女生徒のネクタイも承知している。が、首元から胸や腹に垂れる紐の一本がいかに大切であるかを今一度思い出して頂こうか。貴殿らはネクタイを軽視している」 私5「ネクタイは『脱がす』ものではなく『緩める』ものとの解釈でよろしいか?」 私4「構わない。それならシャツに移行してもまごつかないはずだ」 私3「異議あり。シャツを脱がすなり開けるなりした後のネクタイはどうなる?素肌の邪魔ではないか」 私1「そうだそうだ。そもそも対象は普段からキッチリとネクタイを締めておらず、常にゆるゆるの状態でいるはず。既に自身の手によって緩められたものに価値はあるのか?」 私2「なんだって。おい、前提として挙がってないじゃないか」 私1「すまない、それはこちらのミスだ。訂正してお詫びしよう」 私2「ふん、ならば撤回だ。n=4はネクタイでよろしい」 私4「私もだ。ここは折れよう」 私5「元から緩いのなら外してしまうのも一興か。続けよう」 私1「賛同頂いて幸いだ。ではn=5、シャツ」 私3「はああ!?貴様、どの口で何を言っているかわかっているのか」 私4「シャツの下はインナーシャツだったか?」 私1「そう、真っ赤なTシャツだ」 私4「半袖でよろしいか?」 私1「無論」 私4「だとしたら半袖赤Tにスラックスと靴下…ふむ、私は特に異論はない。あるべきままの形だ」 私2「賛成も反対もしかねる。シャツに拘るのは結構だが、全て取り去るのはやはり懸念が残る」 私5「私も『はだける』派としては素直に同意できんな。そうだ、いっそシャツを残してインナーシャツを抜き取るというのは」 私1「……どうやって?」 私5「えっ」 私4「貴様阿呆か?シャツの袖を抜いて、Tシャツの袖を抜いて、またシャツの袖に腕を入れるのか?ん?」 私2「興が削がれること請け合いだぞ」 私5「すまない、どうか忘れてくれ。素肌にシャツを纏うのが最良との考えが先走ってしまった」 私3「ともかくシャツは残すべきだ。常々ネクタイを緩めているのならシャツだってボタンの二つ三つ開けていてもおかしくない。それ以上に手を加える必要があるとは思えん」 私4「しかし前を開かないと進展できないだろう」 私3「進展だと?そもそもだ、前提条件が揃ってないのにこんな議論を続けること自体が無駄だ」 私2「そうか、対象を『脱がせる』のは誰かという問題だな。攻なのか、私たちなのか、それとも対象自身なのか」 私5「なんだその破廉恥なストリップは!認めんぞ」 私1「静粛に。前提を申し上げなかったことについては、私の中で『受を脱がすなら攻』という常識が当たり前のように介在していたからだ。申し訳ない」 私2「なんだと。私はずっとこの手で、この手でボタンを外したり前を開いたりするのを夢見ていたというのに。ふざけるな、価値が狂うじゃないか!」 私4「私は当然攻がいるものと思って発言していたぞ。おい、一番大事な共有事項が抜けていたじゃないか!」 私1「も、申し訳ありません!」 私3「ええい、これ以上はどうにもならん。今一度、各自でシチュエーションを練り直してこい。解散!」 私「(全員変態やん…)」 ×
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