:: 地元へ帰った
2018.04.08 (Sun) 21:07

やっとのことで苦情祭りから抜け出した私は、今週末電車で地元へ帰ることにした。Nさんを4602浸けにするためなら顧客なんて糞食らえである。あんなものは間違っても神様ではない。

が、Nさんの本棚には既に鬼灯全巻が揃っていた。布教の芽はすくすくと育っていた。そんなものにお出迎えされては私もPCを開かないわけにはいかなかった。ロストワン替え歌MMDの白豚さんで腹を抱えるNさんは見ものだった。無論薄い本も持参してある。代わりに、以前弟に運び屋をさせて布教した本は回収していく。これでもう0246とは縁が切れたに違いない。
「見てこれ、最近読んだやつ!」
R18だったので布教しないでおいたが、一コマだけどうしても見せたかったので写メってきた。鬼灯様が極楽満月から借りた風呂敷をシロが代わりに返却しにきたのだが、自らが調合した惚れ薬に侵された白豚さんがそれを奪い取るなり「はぁはぁ鬼灯の匂いがするぅ(はぁと)」とうっとりしているとんでもない一コマである。その作者さんの描く白豚もとい白澤さんがとてもかわいいので見てほしかった。
「ぎゃあぁぁwww」
Nさんが再び腹を抱える。やがて正気に返ってから
「……これ0246じゃないの?」
と恐る恐る尋ねてきた。そんなわけあるかはっ倒すぞ。
「4602ですぅうう!!」
「いやいや!こんな夢見る乙女は受じゃん!」
くっ、抜かったか。まぁ本気で0246推してるわけじゃなさそうなのでいい。

翌日。
カラオケへ繰り出す。Nさんが刀剣ミュージカルに毒されたことがわかった。私は…日本史嫌いなのでやっぱりきつい。あと擬人化は経験上そこまで嵌れない。カンタレラDIVAのPVを見ながら
「このモーションでMMDやったらやはりミク側が白豚さんなんだろうな」
「カイトが鬼灯様か」
我々の見解は一致した。女性モーションは白澤さんのほうがしっくりくる。サビで二人で手を繋ぎながらニコニコステップを踏んでるところで吹き出した。バルス覚悟で是非やってほしい。特に鬼灯様は演奏中は般若みたいな顔してるくせに終わった瞬間トイレへ飛んでいって己の手を恥ずかしそうにそっと撫でてあわよくばその手で(は、くたくさんの、て、が…っ///)と罪悪感にまみれながら己を慰めて欲しい。とはさすがにNさんには言えなかった。

夜。
「俺は天真爛漫な子が攻で、クールな子が受だと思う」
「はっは、りんまきだねw」
「話に混ぜろよぉぉぉ!!」
人にお好み焼きを焼かせておきながら、なんかすごい楽しそうに話すNさんと我が弟。働けよ、その肉食うなよ、食いたいなら焼けよ。
「私はねぇ、年の差というか…差があるほうがいいな」
と宣うNさん。
「年の差?」
「なんかこう、どっちかが子供でどっちかが大人だといいな、精神的に」
だいたいわかった。包容力のある攻がいいってことか。Nさんはスパダリ好きである。
「お姉は?」
弟が私に話を振ってくれた。いざ振られると、さてどう話したものかと思う。あまりアブノーマルなのも話しにくい。
「攻はあざとかわいく受はクールにかっこよく、で」
Nさんが弟に向き直る。
「君たち似てるね」
「俺はほもは論外だ」
そうだ、弟はりんまきの話をしていたのだった。

昨日から鬼灯アニメの第二期その二が始まっている。来週はトレンディ澤さん回という噂を聞いたんだがほんと?ほんとか?うおぉぉ念願が叶う。ガチ福と悪口と範疇もぜひぜひお願いしますぅぅうう(`・ω・)

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