世宇子戦後の源田くんの話。長いわりに、まとまりがないという残念な文になりました。でもやっぱりキングと呼ばれていたような人だし、悔しかったんだろうなぁと妄想した産物です。一方の主も思うところがあるだろうしなぁ。そんなこんなで下が書きたいがために書いた本編でした←










私はゆっくり病室を出た。夕焼けが眩しくて、目に染みる。それだけではなく心配しにきた私が、逆に心配をかけてしまったことが悔やまれた。少し扉の前で留まっていると、部屋から小さく音がした。啜り泣くような、か弱い声。あんな風に気丈に振る舞っていた彼の弱さ。彼にとって、悔しいなんていう次元の話ではないのだろう。こんなにも近くにいるのに、なにもできない。





本当に護りたい人に。





私は何もできないの?



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